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地域の魅力を地元の人々と一緒に発信!!「地域発信型映画」

沖縄国際映画祭のプロジェクト「地域発信型映画」とは、各地の様々な魅力を全国に伝え、地域を活性化するという取り組みのひとつである。今回、読谷村でTHE BOOMの「島唄」の軌跡をたどるドキュメンタリー映画が制作された。
今ではTHE BOOMの代名詞ともなった「島唄」。大ヒットの末、今では世界各国でカバーされるようになった曲だが、発売当初、ヒットの裏には喜びの気持ちと裏腹に、複雑な思いと覚悟があったという。この歌がどのようにして生まれ、どのように成長していったかを、BEGIN、知名定男、古謝美佐子ら、多くの著名人が語り明かしていく内容となっている。映画上映後、THE BOOMの皆さんは観客の前で心境を語った。

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読谷村地域発信型映画『THE BOOM 島唄のものがたり』

THE BOOM 島唄のものがたり

❏作品解説

THE BOOMが沖縄戦の悲劇を歌にした「島唄」の発表から20年が経過した。沖縄というローカルの大ヒットに始まり、今や世界各国でも唄われるスタンダード・ナンバーへと成長したこの楽曲はいかにして生まれ、どのように成長してきたのか? 作詞・作曲を手掛けた宮沢和史はじめ、多くの関係者へのインタビューを通して解き明かしていく。また、宮沢が20年目にして手掛ける「くるちの杜 プロジェクトin 読谷」で見据える100年後の沖縄への思いを描くドキュメンタリー。

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宮沢 和史

桜坂劇場にて、地域発信型映画『THE BOOM 島唄のものがたり』が上映されました。上映後には舞台挨拶が行われ、THE BOOMの皆さんと真喜屋力監督が登壇しました。

宮沢 和史さん: 「島唄」を最初に発表してから20年以上経ちます。 若者向けの泡盛の新商品のコマーシャルに使って頂いてから、またたく間に広がって他県からも問い合わせがたくさんあり、オリジナルバージョンが翌年に発売されました。皆さんから「本当にいい歌を作ったね」とお褒めの言葉を頂き、非常にうれしかったのですが、その反面お叱りの言葉とかご批判もたくさん頂きました。20年前三線は、今では想像できないくらいもっと神聖なものでしたから、僕はそういうことも知らずに、あの歌を勢いで作ったというところがありましたから、「大和の人間がけしからん」「戦争も知らないでなんで戦争の歌が歌えるのか」そういう声をたくさん頂きました。僕としても、THE BOOMとしても初めてのヒット曲でしたから、ヒット曲というのはこんなにも不特定多数の耳に止まるんだと、驚きと困惑とそして傷ついたこともたくさんありました。20年経って今では、沖縄をずっと唄ってきたぼくらの活動に理解をしてくださる方もとても増えました。色んなことがありましたが、今が一番沖縄にいて、気分が休まるというか、楽というか、楽しいです。映画では「島唄」の20年って一体何だったんだろうということを僕らが語るのではなく、沖縄の方々に語って頂くのがいいのではないかと、真喜屋監督と話し合って作りました。

真喜屋 力監督

真喜屋監督は、20年前「島唄」のオリジナル(うちなーぐち)バージョンのビデオクリップの制作に携わったということですが、20年経って改めてどう感じていますか?

真喜屋 力 監督:「島唄」のビデオクリップは、僕にとって記念碑的になった作品。 そのときはカメラを動かさないで、その人と向き合って何も小細工なしで、その人の魅力をどれだけ撮れるかというところで勝負しようと思ってやりました。そうするとその人たちを信じて撮ることが出来たのでこういう撮り方があるんだとも思ったし、「島唄」という曲に合っていたと思います。今回も同じように変なことはせず、それを基本にして正しかったなと思いました。"くるちの杜"の100年後を見据えた、これからの未来が広がっていくすばらしい映画になったと思います。

THE BOOM

メンバーの皆さんは、完成した映画をご覧になっていかがでしたか?

THE BOOMの皆さん:『上映を機に「島唄」を次の世代にどんどん歌って頂けるように、また色んなところで演奏していきたいなと思いました。』
『くるちの木が大きくなって、映画に出てきた子供たちの、またその子供たちに歌い継がれて「島唄」が100年後もまた歌われたらいいなという思いです。』
『僕らが作った歌ですけれども、沖縄の皆さんにとても愛されてここまで来れたのかなと映画を観て思いました。 宮沢が「100年の杜プロジェクト」というのを始めましたけれども、このような形で沖縄の皆さんに恩返しが続けていければいいなと思います。』とそれぞの思いを語って下さいました。

❏最後に

"くるちの杜プロジェクト"は、宮沢和史さんの「100年後の沖縄をくるちの杜でいっぱいにしたい」という想いに賛同した有志により発足。沖縄文化の象徴である三線の棹の原材料 黒木(くるち)を毎年植樹し、100年かけて育てていこうというプロジェクトで、宮沢さんの「沖縄に恩返しをしたい」という思いから始められた活動である。宮沢さんは、最後に『あの歌を作った以上は、音楽をやめるまで、もしかするとやめた後も、沖縄のこと、沖縄の将来、沖縄の民謡、音楽、そういうものが、もっと今よりも華やかにすばらしいものに発展してくように、少しでも力になれるように一生沖縄と関わっていきたいと思っていますので、これからも宜しくお願いします。』と、熱い思いを語ってくれました。

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