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地域の魅力を地元の人々と一緒に発信!!「地域発信型映画」
「地域発信型映画」とは、各地の様々な魅力を全国に伝え、地域を活性化するという沖縄国際映画祭の取り組みの一つで、その土地ならではの映画作品を地域の方と共に制作し、情報発信を行うというプロジェクトである。今回は沖縄県内から、糸満市、宜野湾市、北谷町、読谷村、今帰仁村の5地域、国内から6作品、さらに香港との共同制作の計12の地域で映画が制作されており、笑いあり、涙ありのバラエティ豊かなラインナップとなっている。沖縄国際映画祭で公開をした後は、各地で凱旋上映も行われる予定になっている。
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糸満市地域発信型映画『税金サイボーグ・イトマン』
❏ストーリー
「税金サイボーグ・イトマン」とは、糸満市の平和のために多額の税金を投入して作られたサイボーグである。しかし、平和な糸満市に活躍の場はなく、「イトマン」に対して市民の不満も膨れ上がっていた。そんなある日、糸満美人連続誘拐事件が多発するようになり、解決の糸口すら見つけられない糸満署は最後の切り札に「イトマン」を呼び寄せる。「イトマン」は果たして事件を解決することができるのか?
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3月24日、桜坂劇場にて映画上映後、ゴリ監督、出演者の舞台あいさつが行われました。
ゴリ監督:糸満市の映画を撮ることが決まったとき、とにかく糸満市の方々に喜んでもらえる映画を作ろうと思いました。そして、全国、世界の方々に糸満市のことを少しでも印象付けて帰ってもらうためには、どういう映画を作ったほうがいいのかと本当に悩みましたが、最終的に糸満市の「いとまん」から、「イトマン」というヒーローを作ろうと一番くだらない方向に落ち着いたんですけど・・・。台本作りはすごく楽しくて、糸満市の歴史や有名なものなどを台本に交えながら、お客さんが飽きずに笑えて「イトマン」が頭に残ってしょうがないというような映画に仕上げたつもりですが、いかがでしたでしょうか、皆さん! (会場から盛大な拍手!!)
ゴリ監督は、どのような監督でしたか?
イトマン役/舟木壱輝さん:はいさい、ちゃ〜がんじゅ〜ね〜。(笑) 今日はありがとうございます。
ゴリ監督は、1シーン1センテンスごとに細かく音なども含めて、全部細かく伝えてくれるのですごく信頼できる監督でした。はじめて一緒にお仕事させていただいたんですが、本当にすごいなと思いました。お世辞ではないですよ。(笑)ほんとにディテールまでこだわって、最後まで「どのトーンでやってくれ」というのをほんとに細かにやっていただいたので、私は楽しんでそのまま乗っからせてやらせていただきました。
監督ゴリさんの印象は?
玉城 マルコ役/比嘉 ニッコさん:私は今回が映画デビューだったので、自分の演技プランを持って行ったんですけど、ゴリ監督はさらに細かく指示してくださったので、ゴリさんの頭の中ではこういう感じなんだなというのが解り易いかったです。
改めて「糸満市」の魅力とは何ですか?
ガイド役/仲本 紫野さん:やっぱりキレイな海が魅力です。大自然と、皆さんの温かい思いと気持ちを感じたので、より糸満のことが好きになりました。
「糸満市」の魅力を教えて下さい。
糸満警察署長役/みーちゅうさん:ぼくは、高校が糸満の水産高校でした。当時埋め立てたばかりのところにできた学校に通ってたんです。糸満市は、沖縄の中でも「旧暦の沖縄」をずっと大切につないでいるところではないかと思います。
「糸満市」の魅力を教えて下さい。
ホテル・フロント係役/長嶺 花菜さん:糸満市はたくさんの魅力があるんですが、新たな魅力はこの憎めないキャラの「イトマン」だと思います。映画をご覧になって、糸満市に行きたくなったと思いますので、是非「イトマン」に会いに来てください。
❏ 撮影秘話
ゴリ監督:仕事の都合でなかなか沖縄に来れなかったので、スタッフに沖縄に飛んでもらって、現場の写真をパソコンで送ってもらいながらやり取りをしてました。僕はその間に東京で脚本をぎりぎりまで詰めてやってたので大変な撮影でしたね〜。ロケも4日間しかとれなかったので、最後の美々ビーチなどは雨が降ったら予備日がないので心配もありました。ビーチの撮影は、エキストラの方々100人ぐらい集まって頂いたのですが、太陽サンサンと照りつける中ずっと文句も言わずに付き合ってくれて、ほんとに糸満の人って文句言わないんだなと思っていたら、夕方になってくると、徐々に気付いたんですよ。エキストラの人、勝手に帰り始めてるな、と!(笑)最後のイトマンと砂浜のシーンを観ていくと徐々に人減ってますから! さっきまでいたはずが、全然いなくなってますから! 注意して観ていただくとわかります。そういう意味では糸満らしいなというところありますよ。自由人でした。
今回コメディということでかなり笑いを入れたんですけれども、自分でこれは面白いだろうと思っていても、お客さんが本当に笑わなかったらどうしようと思ったんです。でも、お客さんの反応が自分が狙ったところでちゃんとウケたんで、ほっとしました。
❑ ガレッジセール・ゴリさん単独インタビュー
「税金サイボーグ・イトマン」制作秘話を、ゴリさんに詳しく聞いちゃいました!!
那覇市出身のゴリさんは、糸満市についてあまり詳しくなかったそうですが、映画を制作するにあたってかなり糸満市のことを調べたご様子。『勉強すればするほど糸満市のことが好きになりました。そして、"イトマン"のことを愛してもらおうと一生懸命作りました』と語っていました。さらに『これからの時代はマブヤーではなく、”イトマン”』、『パート2、パート3と続いた時は、きっとイトマンの必殺技が増えたり成長もしていくと思いますので、くれぐれも糸満市長に、"税金"で「イトマン」の続編をお願いしたいと思います。「税金サイボーグ」ですからね(笑)』最後は盛大な拍手と笑いで会場がいっぱいになりました。
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