いわくつき物件｜沖縄心霊スポット

家を探していたHさんは、駅から15分で家賃5万円の一軒家を見つける。 これはさすがに安いから何かあるだろうなと思ったが、 気にしないでそこに住むことにした。
当時付き合っていた彼女が時々遊びに来ていたが、 喧嘩が増えるようになる。
「2階から子供の足音が聞こえる」「誰かの視線を感じる」など、 変なことまで言うようになってきた。

～続き～

そのうちに遊びに来る回数が減り、 とうとう彼女はHさんから離れていってしまった。

ある時、男性4人と女性3人でホームパーティーをしていた。 お酒を飲みながら輪になって話していたら、 向かい側にいた女性が突然、青白い顔で下を向いた。 すると隣にいる人まで下を向きはじめる。 ふと気づくと、いつの間にか全員下を向いていた。
何だ？バカにされているのか？と思っていると、 みんな一斉に出て行ってしまった。 Hさんも外へ行き、みんなの後を追い「一体何なんだ？」と聞いてみると、 6人はこう話した。

Hさんの後ろ側にあった閉まっているはずのドアから、女の人がスーっと出て来た。 上から女の子の顔を覗きこむように睨んでくる。 隣にいた人にも順番に睨んでいく。だから全員下を向いていた。 そしてしばらくすると、女は壁をすり抜け出て行った、というのだ。 Hさん以外の6人全員が見ていたという。

Hさんはその家に2年住んだ。
なぜ2年なのか。家賃が上がり、10万円になってしまったからだ。
なぜ家賃が上がったのか。
不動産屋が、2年も住んでいるんだからもう大丈夫だろう、 と値段を上げてしまったのだ。 近くに住むおばさんに、この家はどういう家なのかと聞いてみると、
その昔、家族が住んでいたのだが、娘がそこで亡くなってしまったらしい。 その後、お母さんも体調を崩し亡くなる。 残されたお父さんは、その家を売り払い出て行ってしまったのだという。 そしてやってきたのが、Hさんである。

なんとその家は、今でもあるらしい

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