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2017-12-30 08:00:00

沖縄タイムス社

まるで光るピラミッド、山一つが巨大ツリーに 沖縄「円すいカルスト地形」 15年目の草の根イルミネーション

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まるで光るピラミッド、山一つが巨大ツリーに 沖縄「円すいカルスト地形」 15年目の草の根イルミネーション
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 円すいカルスト地形として知られる沖縄県本部町山里で、地域住民でつくるカルスト有志会(根路銘国貞会長)が標高180メートルの山「ユネーヌムイ」にイルミネーションを点灯させ、夜空を彩っている。イルミネーションの設置に試行錯誤し、資金難のピンチも乗り越えて15年目。メンバーは「町の観光スポットの一つにしたい」と、巨大なカルストツリーに夢を託す。

 夕日が沈む光景がきれいに見えることから、その名がついた「ユネーヌムイ」は県道115号線沿いにそびえる。カルストツリーの設置作業は10月半ばに始まり、地域の高校生も加わって点灯式の12月10日まで続いた。

 山の頂上に設置した1本の電柱から下の電柱へ18本のワイヤ(1本当たり100〜180メートル)を張り巡らせ、各ワイヤにイルミネーションを取り付けた。今年は道路沿いのフェンスにもイルミネーションを飾り、山里大橋から眺めると1本の線になり、ツリーとつながって見える。

 2015年まではイルミネーションコンテストの賞金や草刈り作業の収入などの自己資金で運営してきた。資金が乏しくなり、昨年から町の補助金を活用し、継続している。

 有志会のメンバーで消防団長の棚原憲彦さんは「ワイヤ張りなど、初めは何もかもが手探り状態。試行錯誤し、工夫を凝らしながらみんなで作り上げた」と振り返る。

 電気工事業で字長の宮城政明さんは「今年は町内どこにいても見えるように角度を計算した。今後も若い人の力を借りて継続し、町の観光スポットの一つになればいい」と話した。

 本部小学校2年の崎原姫菜(ひな)さん(7)は「遠くから見てもきれいだけど、近くから見ると大きくてもっときれい」。弟の空翔(くうと)君(5)も「お山がキラキラしている」と笑顔を見せた。

 イルミネーションは1月1日午前0時に「2018」「いぬ」の文字が浮き上がる。2月中旬まで。

 問い合わせは宮城さん、電話090(1946)1150。(仲間里枝通信員)

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