製のV6エンジン]]
概要
V型エンジンは直列、あるいは並列に並べる配置よりもシリンダ
ボアに拘束されずにクランクシャフトの長さを短縮できるため、特に多気筒化したときにエンジンをコンパクトにできる。
直列エンジンのシリンダーを左右にずらした
ランチアや
VWの
狭角V型エンジンも広義ではV型に分類されることがあるが、厳密には、向かい合うシリンダーの
コンロッドが一つのクランクピンを共有するものをV型と言う。このため水平対向型であってもクランクが同位相の場合は180°V型エンジンとも呼ばれる。
直列型エンジンに比べ、シリンダーの挟み角などによって出力特性や振動特性は大きく異なる。
また、アメリカでは6気筒であっても、音に鼓動感のあるV型が好まれる傾向があり、それゆえ北米市場を狙ったスポーツカーや高級サルーンではV型エンジン搭載車は多い。
利点
- 気筒数が多くなるほど、直列型に比べシリンダーブロック、クランクシャフトを短くできるため、剛性面で有利。
- スペース効率に優れ、自動車用では縦置き・横置きを兼用できる。(とくにOHVでは)排気量の割りにコンパクトなエンジンとすることができる。
- 気筒数と挟み角によっては(8気筒90度バンク・90度クランク=クロスプレーンなど)一次振動がキャンセルされるため、静粛で低振動にできる。
- 挟み角と気筒数で異なるが、90度バンクの8気筒の場合などでは、ひとつのピストンが上死点、または下死点にあり、ピストンスピードが0のときでも、対になっているピストンは、一番速度の速い中間点にあるため、低回転でも滑らかにまわり、止まりにくい(直列4気筒・180クランクでは全てのピストンが止まる瞬間がある)。
欠点
- 直列エンジンと比べ、構造が複雑で重量も上回る。
- 給排気系のレイアウトが制限される場合がある。
- 各バンクごとに排気管をまとめると排気干渉を起こすことがある
- 気筒数、挟み角によっては不等間隔爆発となることから、特に低速域でトルク変動が起こる(現在では位相クランクピンで等間隔化が可能)。
種類
関連項目
Vかたえんしん
出典:「フリー百科辞典ウィキペディア」(2009-01-01)