NHK教育テレビジョンは、
日本放送協会の地上波テレビチャンネルのひとつである。
全国放送を行っている。通称
ETV(「Educational TV」から。地上波デジタル放送では「
NHKE」と画面右上に表示される。デジタル放送の受信機表示アイコンも「NHK E」と表示)。
総合の
GTVと違い略称にしているテレビ局がないため、「
ETV8」等しばしば番組名として使われている。
概要
1959年
1月10日に日本初、世界でも類を見ない教育放送を専門に扱ったテレビ放送局として、
東京と
大阪で開局。東京は1ch(当時
総合テレビジョンは、3chだった)で開局、同年
4月6日に総合テレビとチャンネルが入れ替わり現在の3chに変更。大阪はそれまでアメリカ軍のレーダー用に割り当てられた12chが使用された。
開始当初は現在のような全日放送ではなく、日中の数時間を
テストパターンによる中断に充てていた。1964年度より「幼稚園・保育所の時間」の枠内で放送されている4番組からカラー放送が開始されている。なお、番組の全面カラー化は
1977年10月からで、総合テレビや在京民放より相当遅かった。
また
オイルショックの影響を受けて
1974年1月16日から日中の14:30〜17:30のうち1〜3時間を休止に充てるとともに、深夜も23:00で打ち切られた。なお、4月には23:30まで、9月には日中の放送休止時間帯、
1975年4月には24:00までの放送を再開している(総合テレビでは24:00までの放送再開は
1984年から)。
1999年
4月より深夜放送を拡大し2:00まで、
2000年には原則第2、4、5週の日曜深夜=月曜未明を除き、5:00基点の24時間放送を開始。ただ当時は、第2、4、5週の日曜の翌日が祝日や振替休日になる場合は、放送休止の編成に対する批判の声が多かった。
しかし、
一連の不祥事による受信料収入の減少の影響で、経営再建と経費削減を行う観点から、
2006年4月2日〜3日にかけての深夜の放送を以って24時間放送を中止し、
衛星ハイビジョンと同様、原則深夜から5:00まではメンテナンスタイム(放送休止枠)に充てることになった。NHKで24時間放送を行ってきた放送チャンネルでそれを中止するのは教育テレビと、衛星ハイビジョンが初めてのことである。休止時間については後述する。
2008年7月24日よりアナログ放送について、2011年7月24日までにアナログの放送終了予定であることとデジタル放送への円滑な移行を促進するため画面右上にウォーターマークで「アナログ」の字幕を出す。(NHK Eの字幕はなし)
番組
編成方針
幼児から少年少女にむけた番組や生涯学習番組、福祉情報番組を中心に構成されている。よく
再放送(例:2週間の内1週目は新作、2週目は再放送)があるのも特徴。ゴールデンタイムでも定時再放送される番組もある。
番組内容
- 教育放送
- 幼児乳児・小学校低学年向け
- 小学生〜高校生向け
- くらし・実用(平日昼前、夜)
- 福祉・健康
教育やくらしといった真面目な番組を中心とする一方で、90年代以降、「
ハッチポッチステーション」、「
ストレッチマン」、「
ピタゴラスイッチ」のようなシュールな番組を制作することでも知られ、現在の「
おかあさんといっしょ」や学校放送、健康番組なども、美形の出演者を揃えたり、
お笑い芸人を出演させたりと、内容を時代の波長にわずかながら合わせている箇所もある。普段中々テレビでは姿を見せない
アニメの
声優などが顔出しで仕事をしていることもある。そのためか一部に教育テレビの熱狂的ファン層が存在する。
なお、毎年12月31日から1月3日は通常の番組編成を深夜の一部を除いてほぼ全て休止し、
年末年始特別番組編成を行っている。ちなみに毎年12月31日は8:00頃から18:00まで、NHKで放送されている
アニメ番組の特別番組を放送するのが恒例だったが、
ポケモンショックが起きた翌年の1998年より長時間の編成はされなくなった。「アニメを見る時は小休止をとりましょう」ということが盛んに言われたことが関係していると推測されるが、2004年以降の年末年始の午前中には
メジャーの数話連続放送がされるようになった。
番組の差し替え
基本的に番組編成の差し替えは行わず、
ラジオ第2など他の一部のチャンネルも同様である。ただ、番組編成の差し替えという例は教育テレビではラジオ第2より多い。
突発的な事件・災害などで総合テレビが特別番組を行い、
国会中継、
大相撲中継などの
スポーツ中継ができない時に振り替え中継を行う場合や、
大地震の発生や津波災害が懸念される場合には全波共通の番組(
緊急警報放送)を行ったり、
阪神・淡路大震災や
新潟県中越地震など、特に被災者の人命に関わる大災害があった場合にはほとんどの番組を返上し、「
安否確認情報番組」を行うことがあり、その場合予定番組の移動がなされる場合がある。また津波の警報・注意報が発令された後に通常放送に戻す場合でも状況に応じて字幕情報を流すこともある。
まれに地域番組も放送する場合もあるが、
高校野球地方大会などスポーツ中継に限られる。
また総合テレビで選挙の
政見放送が放送される場合は、政見放送のスケジュールが
公職選挙法の取り決めで変更することができないため、突発的な事件・事故が起こった場合などに教育テレビで番組を差し替えて放送するケースもある。この例として、関東地方では
2005年9月6日の6:25〜6:50、7:30〜8:00に総合テレビで
政見放送が放送されたとき、「
おはよう日本」が、また午後の政見放送時のニュースも教育テレビで放送された。この日の
時刻出しは、
- 総合テレビ 3時台〜6:25、6:50〜7:30、8:00〜10:00
- 教育テレビ 6:25〜6:30、7:10〜9:00
だった。
オリンピック中継による差し替えでは、生中継している競技の時間枠が
NHKニュース7など一部のニュース番組やNHK総合で放送している生中継の競技が重複している場合、その分の放送を高校野球と同様リレー中継する場合がある。
また2008年の
北京オリンピックでは
8月21日に行われた
サッカー女子3位決定戦に
日本代表が出場することが決まったため急遽NHK教育テレビで中継されたが、
日本テレビでも中継されたため地上波によるNHK・民放との並列中継となった。これにより、日本テレビ系列のない沖縄県などでもカバーされたこととなる。
デジタル放送
2003年から始まった
地上デジタルテレビジョン放送(チャンネルID番号は全放送局で例外なく
2)では、主として夜の一部時間帯でマルチ編成を実施している(マルチ編成の放送開始は
2004年9月から)。021chでアナログ教育テレビと同一の番組を、022chと023chで別の番組(過去に教育テレビなどで放送された番組や
NHKワールドTVの番組の放送)を放送している。ただ
2006年4月以後、022ch(サブチャンネル2)では行わず、023ch(サブチャンネル3)のみで独自編成が行われている。なお日によって=特に夏・冬・春休み期間中=マルチ編成をしない場合もある。
高校野球中継時はハイビジョン放送を基本とするためマルチ編成を実施しない。
2007年度は主に22:00以降に放送している趣味・教養番組を翌日20時から放送するほか、土曜・日曜は他の時間帯も含めてもう一度1週間分すべてを放送している。
- 2007年9月7日の夜のマルチ編成では、前日に台風情報を放送するために教育テレビに移動して来た「世界体操」で放送されなかった番組をマルチ編成の方が先行して放送する形になった。
近年多くの
一般紙が
第2テレビ・ラジオ番組面でデジタルサブチャンネルの番組表を掲載するケースが増えている。
朝日新聞は教育テレビの番組の末尾に、
日本経済新聞はメインテレビ面(中面)の総合テレビの番組の下に掲載している。なお掲載サイズはいずれも小サイズ、または極小サイズである。
アナログ放送では正午に時報が入る(デジタルの中継回線を使用しているため地域によっては最大約1秒のタイムラグが発生する)が、デジタル放送では、「
デジタルETV ひきつづきデジタル教育テレビをごらんください」と書かれた静止画に差し替えられている。ちなみにアナログ放送で流れる時報の時計はNHK放送センター内のテレビスタジオやニュースセンターのスタジオでもモニター画面にアナログ教育テレビで使われているのと同じもの(
NHK時計)を映し出していることがある(主に生放送で行われるとき)。
総合テレビとは違いハイビジョン番組が少なめで、4:3標準画質で制作された番組が目立つ。ただ、最近は標準画質のマルチ編成でもハイビジョン制作の番組は2008年4月以降、増加の傾向にある。総合テレビと同じく4:3番組では
画角情報も送信されている。
ワンセグ放送では、4:3番組の時、両サイドに黒縁で対応を取っているため、特に朝は時刻出しが見づらくなる(後述)。
衛星ハイビジョンとは違い、放送休止中はデータ放送は利用できない(EPGは利用可能)。
地上デジタルテレビジョン放送の開始日
法令上はデジタル教育テレビの親局は東京であり、他は全て中継局であるが、地域放送を行う関係上、実質的には各地域の親局に相当し、原則としてコールサインが付与されている。※印は中継局としての開局である。(放送局)は当該中継局の親局。
放送形態
2000年度から5:00起点の24時間放送(第2、4、5週の日曜深夜=翌月曜未明は原則1:00終了だが、第1、3週の日曜深夜でも一部地域のみの放送休止あり)を行ってきたが、2006年4月2日日曜深夜の放送をもって打ち切り、先述の通り、2006年度(2006年4月3日月曜深夜以降)は5:00から翌日2:00(月曜は2006年10月から2:10、木曜は2:30、金曜と土曜は3:00、日曜は1:00)の21時間放送(月曜は21時間10分、木曜は21時間30分放送、金曜と土曜は22時間放送、日曜は20時間放送)とし、深夜の3時間(火曜は2時間50分、金曜は2時間30分、土曜と日曜は2時間、月曜は4時間)は特別編成や災害・地震などの緊急報道が行われる場合およびその日の総合テレビの管内全域放送休止による終夜放送振り替えを除き放送休止となる。連日放送休止は2000年4月に24時間放送を開始して以来6年ぶりとなる。
なお、送信所の点検・整備を行う場合を除き、停波は行われない(グレーバックとなり、東京の放送センターから送信しているため「
NHKE」の透かしが右上に入った状態になる)。休止中は各地の放送局で独自の試験を行うことがあるが、4:35からは、全国共通で5.1チャンネルサラウンドステレオ、2重音声やマルチ編成などの試験を行っている。アナログ放送では14:9、
16:9の画角切り替えの試験も行われている(なお、この段階ではフェードアウトの挿入は行われない)。
また、やむを得ずごく一部の地域で日中の時間帯に2分ほど放送休止となる場合もある(その際、断りのテロップを実施前に2回表示を行い、放送休止明けにも断りのテロップ表示を行う)。
他に年2回(2006年度は10月と
2007年2月ごろの2週間)の放送機器メンテナンスの実施日は月曜深夜は1:35、火曜・水曜深夜は1:00、木曜から土曜深夜は1:30で放送を打ち切った。(日曜深夜は1:00で同じ)
2007年度は高校講座ライブラリーの放送が月曜から木曜深夜(それぞれ1:30から3:00に編成)移動などの編成替えがあり、次のように変更されている。
- 月曜から木曜深夜 3:00(メンテナンス実施日=9月、2008年2-3月は1:30終了)
- 金曜深夜 1:35(関西地方のみ、総合テレビで放送しない世界ふれあい街歩きの振り替え放送があるため2:20まで。2007年4月はアートエンターテインメント 迷宮美術館の振り替え放送があるため3:03まで延長していた。ただし芸術劇場・劇場への招待の内容によって放送時間の変動あり 当該週に放映されていなかったら1:35で打ち切る場合もある)
- 土曜深夜 1:50
- 日曜深夜 1:00
2008年度は以下の通りである。
- 月曜深夜 2:50
- 火曜から木曜深夜 2:45
- 金曜深夜 2:15(10月以降は1:40)(なお近畿地方については『NHKアーカイブス』を送る。これは、他の地域で本来放送する時間である土曜日午前中に『ぐるっと関西プラス』を放送するための振り替え。)
- 土曜深夜 2:15(10月以降は1:35)
- 日曜深夜 1:35(10月以降は0:35)
※メンテナンス期間の月-木曜は「高校講座ライブラリー」が休止になるため1時間半繰り上げ
地球温暖化対策
総合テレビ『
地球エコ2008』2008年
4月6日の放送において、教育テレビの放送時間削減の目的に、二酸化炭素排出量を減らすための電力消費削減が加えられたことが明示された。このため、今後は年度途中であっても更なる番組の見直しや、オイルショック時のような昼間の放送休止についても実行される可能性が浮上している。
これはラジオ第2放送でも同様。総合テレビ、ラジオ第1放送、FM放送では災害・地震時の緊急報道など重要視されている放送波であるため放送時間削減の対象としていない。衛星波の場合も前述に加え、電力の大半は放送衛星に搭載されている太陽電池を使用しているため電波を停めても二酸化炭素排出量を減らすための電力消費削減の効果はほとんど出ないためこちらも放送時間削減の対象としていない(これは2008年12月29日の放送時間短縮当日の告知の中で
山口勝アナから説明があった)。番組の中では触れられていないが海外向け国際放送「NHKワールド」のテレビ・ラジオの放送も放送時間削減の対象としていない。
2008年
7月6日の放送は、翌日に全国一斉実施の「七夕ライトダウンキャンペーン」に協賛し、23:00で放送終了。アナログ放送はほとんどの地域で停波した。デジタル放送については送信出力が基本的にアナログ放送の1割であること、中継局数が少ないことから、大半は停波せず、通常の機器調整放送を行っていた。
ところが、同日に行われたテニスの
ウインブルドン選手権男子シングルス決勝、
ロジャー・フェデラー対
ラファエル・ナダル戦が、途中この大会“恒例”の雨天中断もあり長引いた。教育テレビは通常通り翌7日5:00に放送を再開する予定だったが、総合テレビでは『
NHKニュースおはよう日本』を同日4:30から通常通り放送しなければならなかったので、急遽再開時間を30分繰り上げ、総合テレビで放送できなくなった試合の模様を1時間余りにわたって放送した。
NHKは
東京都の調べで放送センターが都内で6番目に二酸化炭素排出量が多い事業所とされ、都条例により削減が義務付けられた。休止日に総合テレビで放送の『
NHKスペシャル』でもそのことが取り上げられた。6時間の放送休止によって一定の消費電力・二酸化炭素排出量削減を狙っていたが、最後に思わぬ誤算となってしまった。
なお、終了時間繰り上げは引き続き恒常的な課題として取り組みが続けられる。2008年10月以降、週末の最終番組がそれぞれ終了・移設され、1週当たり合計2時間15分の放送時間短縮、またアナログ放送については、放送終了後10分前後から4:30まで停波される。デジタル放送についてはアナログより低出力、中継局数が少ないことから番組は流さないが、送信所・中継局の大掛かりなメンテナンスがない限り電波を出し続ける。放送休止中、関東地方以外では「アナログ」および「NHK E」のロゴが表示されていない。
ただし、総合テレビが停波(放送休止)する場合は、NHKの地上波放送が全て停波している状況になるため、その日の総合テレビ放送休止対象地域のみ終夜で『
映像散歩』などフィラー番組を放送し、緊急放送に備える(放送局管内全域で休止となる場合に限られ、送信所個別による放送休止では適用されない。ただし、放送局管内全域で総合・教育とも休止となる場合もある)。当初は放送終了時の
君が代演奏後、
局名告知(ID)無しでフィラー番組を放送し、オープニングから通常放送に戻していた。しかし、クロージング放送後に『映像散歩』に入ることで視聴者が混乱を招く恐れがあったため、終夜放送が行われる場合はその旨の説明
「教育テレビはこのあとも放送を続けます。災害・地震等の緊急時は教育テレビでもお伝えします。」のテロップを表示することになった。
2008年12月29日(月曜)は環境対策の一環として、教育テレビの放送時間を12:30〜21:30の9時間に短縮した。これによって約1万7000kWhの電力とCO2約9.4トンが削減されるという。もっとも、この時期は年末年始編成に入っており、通常固定編成されている番組のほとんどが休止となることから可能になったともいえよう。1日9時間だけの放送は、テレビ放送の草創期(1950年代)や、1980年代の一部独立UHF民放以来のこと。
時報スーパー
- 月曜〜土曜7:00〜9:00
- 日曜4:40.00〜4:40.10
- 日曜の表示は、2006年4月9日に6年ぶりに再開されたものである。2000年4月から24時間放送化され、日曜の表示は見られなくなってしまったが、2006年4月に24時間放送を取りやめ、4時台を休止時間にした結果、日曜の表示が復活した。
- :以前は早朝放送の開始前である5:30〜9:00に断続的に出していたこともある。2000年3月頃まで行われていた。2000年4月に5時基点の24時間放送化された際に5,6時台の表示が廃止された。
- 時報スーパーはアナログ放送は東京から、デジタル放送は各放送局別(北海道地方は道内一律で札幌局から)で出している。
- アナログ放送では画角が16:9や14:9で放送されるときは表示位置が中央寄りにずれる。これは各種多重放送のテロップや2008年7月24日以降に表示されている「アナログ」の透かし文字も同様である。アナログ放送の総合テレビ、BS1、BS2は画角が16:9や14:9で放送されるときも常時4:3放送時と同じ位置。かつてはアナログ放送の総合テレビでも2004年8月から数か月間同様の状態になっていた。ただし、台風・大雨災害など逆L字画面で放送される際は表示位置はずれるが、動画部分は4:3放送時と同じ位置。
- 放送休止中でも一時、時報スーパーの表示を行うことがある。
- ワンセグ放送でも、時報スーパーの表示をしている(総合テレビは表示なし)が、番組によっては両サイドに縁があるため、X分一部しか表示されなくなるため、見づらくなる。
- 現在の地上デジタル用フォントは2007年10月1日より総合テレビとともに使用している。
- 時刻出しはアナログ、デジタルともクロスカット
※2007年1月13日は津波警報発令による緊急報道で13:42から時刻出しが急遽行われた。
1995年3月までは、9:00以降に番組開始10秒間表示もしていた。
チャンネル番号・コールサイン
アナログ放送のチャンネル
- 主な放送局のみ示す。
オープニング・クロージング
- 現行(デジタル:2003年12月-・アナログ:2006年1月-)
- デジタル放送では2003年12月1日の放送開始時から、またアナログ放送も2006年1月以後は、デジタル放送仕様に改めて収録したものが採用され、考える人のオブジェーと地球儀の映像は使用されなくなり(2006年3月まで、地域による個別休止によっては、放送される場合もあった。)、代って森林の樹木の芽吹きの模様→日章旗(これも新たに撮り直したもの)→ランドサットから写した日本列島の映像を使っている(ランドサットの映像はエンディングのみ)。オープニング・クロージング映像の後、コールサインを読み上げているが、北海道地方ではコールサインの読み上げは行わず、代わりに札幌局から出される北海道の図形に道内7放送局のコールサインを一画面まとめて表示し、アナウンスも「NHK教育テレビジョンです。」、「NHK教育デジタルテレビジョンです。」のみとなる。なお、芽吹きのシーンで使われるBGMは、大阪・朝日放送のデジタルテレビ用オープニングでも使用されている。2006年1月から、開始前の音楽とテストパターン等も廃止された(放送開始5分前からカラーバー、2分前からテストパターンの映像となっていた)。
- 先述した経費削減策の一環として教育テレビは2006年4月から深夜の一部時間帯が放送休止となるため連日、オープニング・クロージングが放送されている。同月から、オープニングは森林の息吹の映像のみで、日の丸・君が代がカットされた(クロージングは変更されていない)。なお、ファンファーレバージョンは年またぎなど24時間放送が行われる場合のみとなった。
- 総合メンテナンス停波による終夜放送実施の場合は以下のパターン。
- 通常オープニング
- 君が代をカットして「終夜放送のお知らせ」
- フィラー番組放送
- 通常オープニング→コールサインID
- 1世代前(アナログのみ -2005年12月)
- 作曲は古関裕而。オープニング・クロージング(クロージングはCD「懐かしのNHKテレビ主題曲集」に収録されている)とも、ロダン「考える人」の彫像(オブジェー)。
- オープニングは、後ろを向いている「考える人」の彫像が、徐々に回転していき、しばらくしたらNHKロゴ(白抜き)が右上からでてきて、左下によるようにズームされ、「考える人」の彫像が、左斜めを向いたら止まる仕組みとなっていた(1995年4月以降は左斜めを向いたらNHKロゴが1文字ずつ出てくるようになった)。2001年から音楽が変わり、NHKロゴがカットされ、そのあと君が代の演奏をバックに日章旗を映し出す映像に変更された。
- クロージングでは、左斜めを向いた「考える人」の彫像から始まり、しばらくするとNHKロゴが現れ、ロゴが縮小していき、消えると画面が白くなり(現ロゴ変更の1995年4月以降はNHKロゴが縮小していく場面がなくなった上、画面も白くならなくなった)、そのあと君が代の演奏をバックに日章旗と地球儀を映し出していた。
- 放送終了が24時だった時代に放送終了が24時を超えた場合(1989年まで)はそれらはカットされ「教育テレビジョンの朝の放送は6時からです」というテロップが流れていた。
-
1990年以後は放送終了時間に関係なく1999年頃まで、毎日深夜の放送終了時に考える人→日章旗などの映像と音楽が演奏されていたが、2000年4月からは24時間放送のため、放送休止となる時(前述)に演奏される以外は用いられなくなった。
-
オイルショックの影響による放送時間短縮の時代(1974年の一時期)には以下のようなアナウンスがあった。
- (日中の休止前)「電力節減に伴う臨時の処置として、NHK教育テレビジョンの放送は5時半までお休みさせていただきます。(総合テレビジョン)、ラジオ・FMは放送しています。ご了承下さい」(日によって教育テレビの放送が中断中にも総合テレビの放送が行われた時もあった)
- (日中の放送再開時)「お待たせいたしました。NHK教育テレビジョンの放送を再び始めます。この後5時半からは(再開直後の番組名)を放送します」
- (放送終了時)「電力節減に伴う臨時の処置として、NHK教育テレビジョンは放送時間を短縮し、今日の放送はこれをもって終わらせていただきます。なおラジオ・FMは放送しています。明日の放送は午前6時からです。どちら様も火の元をお確かめ下さい」
- 特別エンディング「今夜は早寝!ETV」(2008年7月6日。HD)
-
NHK地球エコ2008の連動企画である。当日は明くる7月7日に「七夕ライトダウンキャンペーン」(環境省主催)が行われるのに合わせ、23時で放送終了とした。
- まず、『ETV特集』終了後、1児の母でもある冨永愛を起用した「ライトダウン」を呼びかける30秒の公共広告(数年前のもの)を流した。
- 23時から、1分間の特別エンディングが放送された。右上に「地球エコ2008明日のエコではまにあわない。」とNHKの環境キャンペーンロゴが表示され、JAXAの月周回衛星「かぐや」が撮影した“地球の出”の映像を流した後、ランドサットから撮影した地球の映像に「ライトダウンキャンペーン」開催を伝える字幕を重ねて放送。そしてホワイトアウトし、趣旨を説明した文言字幕(「NHK教育テレビはこのキャンペーンに参加し、今夜の放送はこの時間で終わります」)を表示した。その後は通常のエンディングを放送してアナログでは数分間グレーバック映像を放送し停波。地球温暖化対策のこの放送早期終了はその後思わぬ大誤算となった。#地球温暖化対策を参照。
- 新聞の番組表では以下の形で23時での放送終了についての趣旨が記載された。
-
(午後)11:00 放送休止のお知らせ(11:03終了)【あすはCO2削減ライトダウンキャンペーンが行われます。NHK教育テレビはこのキャンペーンに賛同し、今夜は11時で放送を終了します。】(新聞社によって表記が異なる場合あり)
各局のID
- NHK放送センター(関東広域圏)・大阪放送局など大半の地域…卵型に水色バックでコールサイン表記(全国共通のフォーマット)。
- 北海道内の7放送局…北海道の図形に道内7放送局のコールサインを一括表示(デジタルは全国共通のフォーマットに北海道の図形と道内7放送局のコールサインを一括表示)。そのため、函館・旭川・帯広・釧路・北見・室蘭の各放送局も総合テレビとは違い、札幌局送出のものをそのまま流している。
- 福島放送局…草競馬の映像。
- 大分放送局…温泉に入ったサルの映像をバックにコールサイン。
- 鹿児島放送局…桜島と局社をバックにコールサイン。
その他
基本的に、「NHKニュース速報」テロップ(
BS2、
NHKワールドも表示なし)、「地震速報」テロップ(NHKワールドも表示なし)は表示されない(高校野球など、一部の番組ではテロップが表示されることがある)。なお、
緊急地震速報(2007年10月1日運用開始)のテロップとスポーツ中継延長などによる番組の放送時刻変更および休止のテロップ表示は行われている。
一部のテレビやビデオ、DVDプレーヤー、テレビが視聴できるパソコンなどでは、アナログ放送で実施される正午の時報を利用して時刻調整する機能を備えたものも出ている。ただし、特別番組(例えば11:45から開始する高校野球など)で時報が放送されない場合は調整できない。また教育テレビの時報はかつては7時、19時にも行われていた。
脚注
*きよういく