萬古焼(
万古焼、ばんこやき)は、
陶磁器、
焼き物の一つで耐熱性に優れる特徴を持つ。陶器と磁器の間の性質を持つ半磁器(
?器)に分類される。
歴史
桑名の豪商
沼波弄山(ぬなみろうざん)が、
元文年間に創始。弄山が、自身の作品に「萬古」または「萬古不易」の印を押したのが、名前の由来である。(弄山の時代の作品は、現代では
古萬古と呼ばれる)弄山の没後、一時跡絶えるものの、
天保年間、
森有節(本名は
与五左衛門)らによって、再興された。
明治時代には山中忠左衛門らによって洋皿やコーヒーカップ等の洋食器の研究や地域住民への製作指導、海外輸出も行われるようになった。
市内陶栄町には萬古神社が築かれ、森や山中の記念碑が建てられている。また5月第2週の土日には萬古祭りが開かれ、様々な陶器が売られている。
製作
萬古焼の主な行程は、土練り→形成→乾燥→(下絵)→素焼→絵付→釉薬(ゆうやく)→本焼→完成
となる。
また、素焼で完成という品もいくつかある。
各工程の説明をすると、
土練り
土の中にある空気を抜くため、また粘土を混ぜるために行われる。
形成
その名の通り形を作ること(形の作り方には、轆轤(ろくろ)、手練り、紐づくりなどがある)。
乾燥
湿気を除いて、土器を割れにくくするために行う。
下絵
裏地をつけるために塗ったりする。
素焼
生地のままだと割れやすいので、陶器をやや割れにくくする。また、次工程の絵付をしやすくする。
絵付
その名の通り、各色で絵を描いたりする工程。
釉薬
陶器を粉末を混ぜた液体につける。この粉末は次工程の本焼後、溶けてガラスの膜になる。
本焼
最後に陶器を仕上げる工程。立派な萬古焼が完成する。釉薬によっては、焼き具合によっても色に変化が出る。
関連項目
参考文献
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入間市博物館「急須のできるまで」:萬古焼の急須製作工程を図解。
外部リンク
出典:「フリー百科辞典ウィキペディア」(2009-01-01)