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堀江美都子

堀江 美都子(ほりえ みつこ、本名・浅見 美都子(旧姓:堀江) 3月8日 - )は、女性歌手声優横浜市瀬谷区出身だが、生誕地は神奈川県大和市。鶴見大学附属鶴見女子中学校・高等学校(鶴見女子高等学校)現・鶴見大学附属中学校・高等学校卒業。愛称はミッチ。 歌手としての代表曲は、『キャンディ・キャンディ』主題歌「キャンディ・キャンディ」、『花の子ルンルン』主題歌「花の子ルンルン」など。声優としての主な担当キャラクターには、『愛少女ポリアンナ物語』のポリアンナ、『Dr.スランプ アラレちゃん』のオボッチャマンなどがある。

人物紹介

歌手業

声質は透き通った高音。アニメソング(アニソン)を中心とした活動を展開し、「アニメソングの女王」の異名をとる。また、ささきいさお水木一郎大杉久美子の3人と共に、「アニソン四天王」と呼ばれている。
同じく女性アニソン歌手の前川陽子が、セクシーさを前面に出す歌い方を主とするのに対し、堀江は可愛らしさ・幼さを醸し出すような、柔らかい歌い方を基本とする。この為「キャンディキャンディ」等、ゆったりとした曲を担当することが多いが、パワフルな声量にも定評があり、「ふりむけばDanger!」などロック調の激しい曲や、「ペペロの冒険」等、低音を強調した勇壮な曲も担当することがある。『さすらいの太陽』のエンディングテーマ「心のうた」では、当時14歳と言う年齢でありながら情感たっぷりな表現でバラードナンバーを歌い上げている。
また『秘密戦隊ゴレンジャー』を皮切りに男子向けのロボットアニメや特撮戦隊の主人公に女性も交えて登場するようになることから、ささきいさお水木一郎等とのデュエットでそれらの主題歌も歌うこととなる。次第に『超電磁マシーンボルテスV』など単独で男子向けアニメの主題歌を歌うこととなるが、ロボットアニメの主題歌は男性歌手が歌うものとされていた当時としては女性歌手がそれらを担当することは非常に画期的であった。現在まででもほぼ、それに該当する女性歌手が見受けられない事を考慮すると、これは特筆すべき堀江の輝かしい業績と言える。
堀江が歌手デビューしたのは1969年の「紅三四郎」の主題歌であったが、その後に活躍する1970年代は世界的にも音楽的発展の最後の黎明期であり、日本にもさまざまなジャンル・リズムの音楽が持ち込まれた。その中にあって流行歌・歌謡曲とは一線を画す当時のアニメソングの音楽の世界は、そう言った新たな音楽的実験場だった側面があり、細分化する男子向け・女子向けアニメや特撮戦隊などの場面に合わせて、リズムの解釈が難解なジャンルのアレンジメントが持ち込まれることになる。 それら全てのアニメ、特撮戦隊、ドラマ、様々なシチュエーションを包括し得る主題歌の歌手として重宝された堀江は、それらの音楽的なジャンル・アレンジメントの違いも、持ち前の歌唱力と自身の音楽的センスの柔軟さで、あっさりと、いとも簡単に歌い上げ、乗り切ってしまった。 アニソンの女王としてのみ評価されることが多かったが、この様に純粋に「歌手堀江美都子」としての才能の再評価が、ようやくされつつある。
後述するように声優業でも活発な活動を見せていた為、『ひみつのアッコちゃん(第2期)』や『私のあしながおじさん』など、主題歌・主演の双方を担った作品も多い。また『聖闘士星矢』では、ヒルダ役で声優としても出演しながら、歌手としては、自身の担当キャラクターではない城戸沙織/アテナのテーマソング「アテナの子守唄」を担当した。

来歴

1966年に『日清ちびっこのどじまん』で優勝。後に、テレビ局系列の合唱団に所属していた。やがて、1969年に『紅三四郎』でコロムビアレコードよりアニメ歌手としてデビュー。
元々はいわゆる「学芸歌手」であり、比較的地味な存在だったが、アニメブームの最中の1977年、『キャンディ・キャンディ』が100万枚を突破する大ヒットになり、その存在を広くアピールすることになる。続く『花の子ルンルン』もヒット。
1980年以降、オリジナル曲LPレコードを何枚か発表している。オリジナルでの代表的なヒット作に1981年発売のアルバム『IMAGE(イマージュ)』がある。また、他の歌手に対して堀江が楽曲を提供したものも数曲ある。
近年でもライブ活動、ファンの集いなどを精力的に行っている。50歳を迎えた後も第一線で活動しており、『風の少女エミリー』では主題歌を担当した。

補足・エピソード

  • 公認ファンクラブ「トムボーイ」(tom-boy。「お転婆娘」の意)は、現在も会員募集中。
  • また、東京都内でボーカルスクール「堀江美都子シンガーズ・ラボ」を主宰している。
  • 夫は、元シグナルのメンバーで、現在は堀江の個人事務所「エディット」の代表もつとめるあさみあきお。仲人は、この2人とMBSヤングタウンでパーソナリティを共にやっていた笑福亭鶴瓶夫妻。
  • かつてのアニメソングは、レコード会社では童謡などと同じ学芸部で扱われていたが、堀江が「キャンディキャンディ」のメガヒットを飛ばしたことを契機に、他のレコード会社でもアニメソング専門の部署を作り、プロモーションに力を入れるようになった。そのため、堀江は日本コロムビア社内では「美空ひばりの次に偉い人」として扱われているという。
  • 堀江を一躍メジャーにした『キャンディ・キャンディ』の主題歌だが、ライブなどで余りにもリクエストが多かったため「お客さんが歌手としての自分よりも、この曲を聞きに来たのではないか?」と疑問を持つようになり、一時期この曲を「自分にとって最大のライバル」とみなし自ら封印していた事がある。そのため、この曲を期待していた客がライブの途中で帰ってしまうことがあった。その後、歌手堀江美都子が広く認識されていると感じるようになるに連れて、次第に抵抗なくこの歌を唄えるようになったという(青春ラジメニアにて証言)。
  • 1999年フィリピンで『ボルテスVの歌』が大ヒット。フィリピンでのライブでは国賓並みの待遇を受けたという。
  • かつてラジオで、投稿の詩の中に結婚後の本名である「あさみみつこ」が織り込まれていた際、「本名は止めて、舌噛むから」と発言したことがある。

声優・俳優業

1976年の特撮作品『宇宙鉄人キョーダイン』では俳優として出演。その後も幾つかオファーを受けたが、体力的な面で負担が大きかった為、全て断っている。
1978年には『宇宙魔神ダイケンゴー』(クレオ役)で声優業に初挑戦し、その後青二プロダクションに所属。こちらは本業の歌手業に次ぐ精力的な活動を見せ、『魔法少女ララベル』(ララベル役)、『ひみつのアッコちゃん(第2期)』(アッコ役)など主演作も多い。
特に世界名作劇場シリーズでは、『愛少女ポリアンナ物語』(ポリアンナ役)、『私のあしながおじさん』(ジュディ役)、『家なき子レミ』(レミ役)と、同シリーズ最多となる3度の主演歴を持つ。この為山田栄子潘恵子らと共に、シリーズを代表する声優としてしばしば名前が挙がる。
この他にも『Dr.スランプ アラレちゃん』(オボッチャマン役)、『ドラゴンボール』(ウパ役)、『宇宙船サジタリウス』(シビップ役)などのヒットアニメに出演。かわいらしいキャラクターを主とするが、『まじかる☆タルるートくん』(座剣邪寧代役)では不良少女、『聖闘士星矢』(ヒルダ役)、『美少女戦士セーラームーン セーラースターズ』(ギャラクシア役)などでは悪役を演じた。本業柄、ストーリー上で歌を歌うキャラクターに起用されることも多い。

経緯

元々堀江の声優業進出は、アニメ業界が「主題歌を歌ってる人物が主役やヒロインをやれば、その番組のアイドルに出来るのでは」と考えたことによるものであり、堀江は演技の基礎を全く習わないまま、業界に放り込まれる結果となった。このためデビュー作『宇宙魔神ダイケンゴー』出演時には、音響監督本田保則から「まだ指導できるレベルにも達していない」と言われたという。
これらの環境の中で、「歌手として参加し続けるのでは居心地が悪く、他とのチームワークも上手くいかない」と考えた堀江は声優業にも力を入れるようになり、声優業を楽しいと感じるようになったと語っている。
当初は主題歌を歌う作品での出演が大半だったが、徐々に歌を歌わない作品での出演も増加。堀江はこのことについて「少しは認めて頂けたのかと思い、とても嬉しかった」と語っている。特に『愛少女ポリアンナ物語』については、「自分を救ってくれた作品」と称している。

エピソード

  • 活動の中でキャラクターソングを歌うこともあり、「キャラクターの声で歌う」ことを経験したことで、本業である歌手業での幅も広がったという。
  • 『ひみつのアッコちゃん(第2期)』では、主題歌を歌うことを前提にオーディション無しでアッコ役に抜擢された。現在でもアニソン関連のテレビ番組で同主題歌を歌う事が多く、「テクマクマヤコン テクマクマヤコン ○○になれ〜」のセリフと共に歌い出すのが通例である。
  • 覚悟のススメ』では、自身をモデルとしたキャラクターの掘江罪子を演じた(原作者の山口貴由は堀江のファン)。
  • 近年ではあまり声優業を行っていないが、堀江本人は「機会があればやりたい」という姿勢を示している。
  • 活動中の一時期、俳優として『クイズダービー』(TBSテレビロート製薬単独提供番組)のゲスト回答者として登場したことがある。

DJ

ラジオ番組『ミッチの独言倶楽部』(MBSラジオ)、『オー!サンデー、ミッチとアキラの底抜け日曜拳銃』(ニッポン放送)、『ラジオころちゃんパック』(AM神戸)、『ラジオアニソン女子部』(同)、『ハローこちらミッチ放送局』(CBCラジオ)、『ミッチプレゼンツ・あしたがすき』(AM岐阜ラジオ 他)などにパーソナリティーとして出演。
MBSヤングタウン』(MBSラジオ)月曜日を担当
  • 1981年10月〜1982年3月パーソナリティ:笑福亭鶴瓶、あさみあきお、堀江美都子
  • 1982年4月〜1983年3月 パーソナリティ:明石家さんま、あさみあきお、堀江美都子
  • 午前零時台に“ドクターミッチ”がリスナーからの相談、悩みを解決するコーナーがあった。
  • 明石家さんま、あさみあきお、堀江美都子の特別ユニット「SAM-Sing」が歌う番組用の歌があった。
  • 1984年このラジオ番組が縁であさみあきお氏と結婚。番組のパーソナリティ同士の結婚は初めてだった。
現在も「アニソン女子部」の部長としてアニメソングを広めようと展開している。

主な歌手活動

アニメ

堀江美都子 歌のあゆみ

1983年9月、4枚組のLPレコードBOXセットとして、発売。
シリーズ化され、LPレコードBOXは3組、3枚組のCD-BOXは7組が発売された。
アニメの歌を発売順に収録というという企画であった。

特撮

月光の子守唄(好き!すき!!魔女先生 副主題歌)
戦え!七人ライダー(水木一郎とのデュエット曲)
カブトローブギ(水木一郎とのデュエット曲)
ストロンガーかぞえうた(水木一郎とのデュエット曲)
それゆけタックルちゃん
ストロンガー絵かきうた
胸にかがやくSマーク
ナゾナゾのミドレンジャー(ささきいさおとのデュエット曲)
ゴレンジャーストーム(ささきいさおとのデュエット曲)
花のモモレンジャー
ゴレンジャー絵かきうた

ドラマ

ゲーム

オリジナル アルバム

  • 1980年11月 EMOTION
  • 1981年8月 IMAGE
  • 1981年12月 ミッチの独言倶楽部
  • 1982年6月 Ready MADONNA
    • 茅ヶ崎メモリー(ラジオっ娘〜茅ヶ崎サンライズ、新田一郎〜サンライズ・サンセットとの競作 「Ready MADONNA」の中の一曲:シングルカットあり)
  • 1983年1月 ウィークエンド
  • 1983年7月 素直になれなくて
  • 1985年2月 LIVE IN EGG-MAN
  • 1986年4月 IN MY HEART
  • 1986年12月 SING IT!

テレビ出演

ラジオ出演

その他

声優業

太字は主演作、斜字はヒロインもしくはヒーロー担当作

テレビアニメ

劇場公開作品

OVA

吹き替え

ゲーム

  • CYBER CITY OEDO 808 獣の属性(城之内京子)
  • 太鼓の達人 タタコンでドドンがドン(『すすめ!ドリラー』を歌唱)
    • 太鼓の達人 とびっきり!アニメスペシャル(『響け!太鼓の達人』、『魔法使いサリー』、『きっと・もっと・ずっと』などを歌唱)
  • ドラゴンボールZ Sparking!METEOR(ウパ)※声のみ出演
  • マジクール(メルヴィ)
  • ミスタードリラーシリーズ
    • ミスタードリラー(ホリ・ススム、プチ、アンナ・ホッテンマイヤー、ナレーション)
    • ミスタードリラー2(ホリ・ススム、プチ、アンナ・ホッテンマイヤー、ナレーション)
    • ミスタードリラーグレート(ホリ・ススム、プチ、アンナ・ホッテンマイヤー、ナレーション)
    • ミスタードリラーA ふしぎなパクテリア(ホリ・ススム、プチ、アンナ・ホッテンマイヤー、ナレーション)
    • ミスタードリラー ドリルランド(ホリ・ススム、プチ、アンナ・ホッテンマイヤー)
    • ミスタードリラー ドリルスピリッツ(ホリ・ススム、プチ、アンナ・ホッテンマイヤー)

女優業

  • おらぁガン太だ(1974年-1975年、フジテレビ)
  • 家なき子(1974年-1975年、TBS):坂口良子の歌手仲間
  • 宇宙鉄人キョーダイン (1976年-1977年、毎日放送):白川エツ子少尉

著書

  • ミッチの独白倶楽部−堀江美都子エッセイ集 1981年10月 近代映画社

脚注

関連人物

外部リンク


出典:「フリー百科辞典ウィキペディア」(2009-01-01)
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