元々は本名で俳優活動をしていたが、出演していた作品で
三池崇史監督から「北村一輝」の名をもらった。
人物
端正なルックスにもかかわらず、
悪役や
アウトロー、異端・異形の役もこなす
怪優。イケメンのホストを演じたと思えば、腹黒い秀才弁護士をも演じ、更には可笑しな笑い声を発するオタクの社長も平然とこなすその演技力は、型に嵌らない才能をもつ。
上記の通り個性派俳優と見られる向きも多いが、いかなる役にもなりきるため準備を怠らない面を見て職人的と称する意見もある。
主な出演歴
1999年の映画『皆月』と『日本黒社会 LEY LINES』で、キネマ旬報新人男優賞、ニフティ映画大賞助演男優賞などを受賞。『皆月』ではヨコハマ映画祭助演男優賞も受賞。この映画で共演した奥田瑛二が、当時、北村に付けたあだ名が“浮遊する爬虫類”。
『あなたの隣に誰かいる』(フジテレビ)では謎に包まれた殺人鬼、『
夜王〜YAOH〜』(TBS)ではNo.1ホストなどの妖艶で不気味なオーラを持つ役どころが話題になり実力派
役者としての地位を世間に知らせることになった。
関西テレビで放送された単発ドラマシリーズ『
横山やすし フルスロットル』では、
漫才師の
横山やすしを演じた。
漫才だけでなく、
競艇の選手としてのやすしの生き様にスポットを当てたドラマで、迫真の演技を見せた。
2006年の10-12月期にはドラマに二つ出演しており、『
14才の母』(日本テレビ)では複雑な事情をもつ難しい役を演じている。
2007年放送の『
バンビ〜ノ!』(日本テレビ)では今までとは違い、華やかで笑顔を絶やさない紳士的な給仕長役を演じた。
『龍が如く』劇場版では主人公を務め、ルックスも似ていることからハマリ役となった。
生い立ちより芸能界へ
少年の頃は
海賊になりたかったため、商船高専に進学したものの、高専に通っても海賊にはなれないと気づき、中退。せめて海賊の役をやりたいと思い、役者を志したと、『
徹子の部屋』出演時に語る。
海賊に憧れたのは、子供のときにテレビで見た
タイロン・パワー主演の海洋スペクタクル映画『海の征服者』がきっかけである。その後に
深作欣二監督の『
蒲田行進曲』を見て、映画俳優になりたいという思いをより強くしたという。
19歳で上京。事務所やオーデションを受けまくり、自力でエキストラなどの仕事を得る。売り込みのために、本人とマネージャーの一人二役を演じていたこともあるという。しかし、なかなか芽は出ず、いったんは俳優業をやめ、4年近くを
オーストラリアを皮切りに、
南アメリカ、
東南アジアなど海外放浪に費やしてきた時期がある。大成した際には自身の経験を生かし、多くの若者にチャンスの場を提供していきたいと雑誌等で語っている。
エピソード
映画『JOKER 厄病神』(1998年)では、チンピラ役で出演。その際に、台本を読み自身がイメージするチンピラの役作りの為に、実の前歯を9本抜いたほど役作りに徹底した。その後のインタビューで、「今は後悔している」と笑いながら語っていた。
『
キル・ビル Vol.1』では、彼自身が
クエンティン・タランティーノ監督の大ファンで、同監督が映画撮影の際に来日した時に宿泊先のホテルに出演を直訴しに行き、タランティーノ監督に「オマエ知ってるよ!」と言われ更には「脚本書き換えるけど、もし出番が無かったらごめんね」と言われてしまったものの、結局は一人二役(ボス小路とクレイジ−88構成員)として出演することになった。
おかまバーのママ役を演じた映画『
鬼火』では、役作りのため何週間も新宿二丁目の通りに立って声をかけられるのを待ち、おかまバーに連れて行ってもらった。当時は自分でおかまバーに行く金銭的余裕がなかったからというのがその理由。その後、望月六郎監督に連れられて主演の
原田芳雄のもとに挨拶に行くが、役に入り込み、黒のショートパンツ姿という出で立ちで現れた北村を見た原田は、てっきり本物のゲイを役に起用したものと勘違いしていた。
深夜テレビでも放映された『
アキハバラ@DEEP』(
大根仁監督)は、『
夜王』の撮影と同時進行というスケジュールにもかかわらず、
シャアのコスプレができるという理由だけで出演を快諾。これに際して、昔はガンプラ好きで、ニチイのコンテストでジオラマを作って優勝したこともあると、雑誌の対談で語っている。趣味の一つが、日曜大工。ドラマの中ではシャアの名セリフを引用したり、『
ケロロ軍曹』の
クルル曹長から笑う所を起用したりした(ほぼ同じスタッフが手掛けた『
ライオン丸G』にゲスト出演した際も、この笑い方を披露している)。最終話では
シャア専用ザクに見立てた等身大ザク「オレザク」(中込ザクとも呼ばれる)で登場した。番外編でこの「オレザク」についてかなり苦労したと語っていた。
大の
カレー好きでもあり、あるカレー屋に行ったときに食べたカレーが不味かったために金は払わないと言い、カレー屋ともめ
警官まで来る事態になったことがあると『
ディスカバ!99』や『
ズバリ言うわよ!』内で語っている。北村に勧められてカレーを食べた警官の感想は微妙だったという。
腹話術師の
いっこく堂に似ていると言われることがあり、『
笑っていいとも!』に出演した時には「似ている有名人は?」と聞かれて「あの人形使いの…」と答えた。
雑誌のインタビュー(
2005年)で、「自分の好きなところ、嫌いなところは?」との質問に「全てにおいて力加減が下手」と答えている。
出演
映画
- 1991年
- 1995年
- 1996年
- LUNATIC
- 大阪最強伝説 喧嘩の花道
- 天然少女萬
- アタシはジュース
-
監禁「Higher Love」
-
ロンタイBABY
- 恐怖! 寄生虫館の三姉妹
- 足を舐める男 Leg Lover The ぽち
- 新・悲しきヒットマン2
- FULL METAL 極道
- 1997年
-
鬼火
- 無国籍の男 血の収穫
- CLOSING TIME クロージングタイム
-
岸和田少年愚連隊 血煙り純情篇
-
うなぎ
- ロマンティックマニア
- 1998年
-
アンドロメディア
-
蘇える金狼
- 蘇える金狼2 復活篇
- JOKER 厄病神
- 狼たちの復讐 THE REVENGE OF THE WOLVES
- 難波金融詐欺 史上最悪の兄弟
- 1999年
- 2000年
- フリーズ・ミー
-
蝉祭りの島
- DRUG GARDEN
-
ひまわり
- sWinG maN
-
弱虫 チンピラ
- 岸和田少年野球団
- 東京爆弾 「ENDLESS LIFE」
- 2001年
-
ターン
-
連弾
- マンホール man-hole
-
野良犬
-
今昔伝奇 花神 (Flowers)
- 2002年
-
棒 Bastoni
- 熊本物語 第三部「おんな国衆一揆」
-
Jam Films 「the messenger -弔いは夜の果てで-」
- MSTRBTN ミスターバッテン
- 2003年
- 2004年
- 2005年
- 2006年
- 2007年
- 2008年
- 2009年
テレビドラマ
バラエティ番組
CM
舞台
- 暗闇のレクイエム(1997年)
- SIDE MAN(2000年)
- 月光のつゝしみ(2002年)
- 秋ランマン 丈二の夢は夜ひらく…(2003年)
- ラブ・レター(2004年)
-
恋の骨折り損(2007年)
- ささやき色のあの日たち(2007年)
- 死ぬまでの短い時間(2007年)
外部リンク