北山抄(ほくざんしょう)は、
平安時代中期の
公卿藤原公任の著した
有職故実書。10巻。別名「
北山納言抄」「
北山要抄」「
北山記」「
四条大納言十巻抄」「
四条大納言書」とも呼ばれている。
成立
内容
巻1・巻2…年中要抄、巻3・巻4…拾遺雑抄、巻5…
践祚(
即位)抄、巻6…備忘、巻7…都省雑抄、巻8…大将儀、巻9…羽林要抄、巻10…吏途指南で構成され、総計385条。そのうち重複条目や本文のない条目が計五十余条に及び、後者は巻1〜7に多い。しかし、先行の儀式書や
日記類の割注などに引勘しながら各行事を説明する書きぶりは
源高明の『
西宮記』より懇切丁寧で、
藤原忠実も「作法は西宮、並びに四条大納言書委細なり。其の中四条大納言書をば故殿(
師通)殊にめでたがらせ給ひき」と語っている。
諸本
参考文献
- 日本古典文学大辞典編集委員会編『日本古典文学大辞典』岩波書店、1983年−1985年。
関連項目
出典:「フリー百科辞典ウィキペディア」(2009-01-01)