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尼崎市

尼崎市あまがさきし)は、兵庫県に属する。国から特例市に指定されている。保健所政令市。2009年4月1日には中核市へ移行予定である(中核市移行に詳述)。

概要

兵庫県で最も南東に位置し、大阪府に隣接している。南に大阪湾、西に西宮市、北に伊丹市、北東に豊中市、東に大阪市が隣接しており、大阪平野に完全に面している。兵庫県下第4位の規模の人口(かつては県下2位であったが、人口減により、姫路市および西宮市に抜かれた。下記参照)を有しており特例市の指定を受けている。ただし人口密度は兵庫県下では最も高く、国内においても20位以内に入る人口集中地域である。
主に市南部に工業地域、中南部には商業地域、そして市中北部から北部にかけて住宅地が広がる形で発展している。鉄道を利用することにより、20分以内に大阪や神戸へと到達することが出来るが、独自の旧尼崎藩領や旧旗本領の元農村地域を中心に構成された工業都市である尼崎独自の都市圏を構成するために、大阪のベッドタウンとしての要素は薄く拠点性がある。人口密度は兵庫県下では最も高く、国内においても20位以内に入る。また、南部の海岸部は阪神工業地帯の中心部でもあるが、埋立地の部分が多く、海抜0メートル以下の地域が少なくない。
明治初期に旧尼崎藩士族や地主の出資による近代紡績工場設立の際、資金難からやむを得ずに商業地大阪の資本参加を受け入れ、繊維取引の場所である大阪船場との電話通信費節約の目的で大阪市内から直接電話回線を引いたため、以来、市外局番は「06」となっている(#市外局番も参照)。
同じ幕府大坂城代地だった商業地の神戸市に比べ、商業地である大阪中心部との交流は、もともと農漁村地域であった西淀川区や此花区などを除いてほとんどなく、他の大阪神戸の都市圏とは異なる伊丹市宝塚市などに広がる旧尼崎藩領地域の元農村地域を中心にした独自の中小都市圏を構成している。それらの尼崎都市圏の交通手段として尼崎市営バス伊丹市営バス阪急バス(おもに縦断)、阪神電気鉄道本線西大阪線(後の阪神なんば線)・阪神電鉄バスの尼崎宝塚線など)、阪急電鉄神戸線伊丹線)、JR東海道本線(神戸線)JR福知山線(宝塚線)JR東西線がある。
近年はJR西日本や阪神沿線を中心とした市中南部の再開発事業にも力を入れており、これらの地域でも高層マンション群や巨大商業施設が多くみられるようになった。JR尼崎駅北側では大規模な開発計画を予定。阪神百貨店平和堂を中核としたショッピングモールも同地での完成を予定している。
その一方で、2005年11月には海岸部の関西電力尼崎第3発電所跡地に、世界最大級と称される松下プラズマディスプレイの工場(松下プラズマディスプレイ第3工場)が完成。大阪にほど近い立地条件の強みを生かし、衰退した工場用地を積極的に再利用しようとする動きも加速している。これに伴う人的な流動や同工場へと部品を調達する下請け企業の進出なども期待される。
なお、市民人口は1971年度の55万4155人より一貫して減少傾向にあるが、前述のような理由から、近年、その傾向は緩やかになりつつある。

都市美化への取組み

阪神工業地帯の中核を担う工業都市として『工都』と号し、立ち並ぶ煙突が町の誇りとされる一方、公害の都市として有名であった。近年では、かつて工業用排水・生活排水による汚染が著しかった市の中心部を流れる庄下川が魚の住める状態にまで改善されたとして平成12年度の建設大臣賞「蘇る水100選」を受賞した。また、NPO主催によるコンテストにおいても、「日本のきれいな都市」トップ5に選出されたことがあるなど、美化事業に力を入れている。 同じく、NPO主催の「持続可能な地域社会をつくる日本の環境首都コンテスト」には2001年開催の第1回より毎年参加しており、特に2004年開催の第4回においては総合で4位、人口規模別で1位、地球温暖化防止部門の人口規模別で1位となるなど、年ごとにランクがより上位に移るという良い傾向にある。

歴史

尼崎は猪名川神崎川の河口に12世紀頃形成された砂州が陸地化した土地である(地名にも「長洲(ながす)」や「杭瀬(くいせ)」という地名があることからもそれは伺える)。中世には神崎が淀川と大阪湾を結ぶ港町・一大遊興地として栄えていた。

地域

人口

地区

  • 中央地区(概ね旧尼崎町域)
  • 小田地区(概ね旧小田村域)
  • 大庄地区(概ね旧大庄村域)
  • 立花地区(概ね旧立花村域)
  • 武庫地区(概ね旧武庫村域)
  • 園田地区(概ね旧園田村域)

町名等一覧

姉妹都市・提携都市

海外

行政

市長

  • 白井文(2002年12月12日 - 現任(現在2期目))

歴代市長

  1. 櫻井忠剛 (旧・尼崎町長)
  2. 上村盛治
  3. 櫻井忠剛
  4. 有吉實
  5. 八木林作
  6. 六島誠之助
  7. 阪本勝
  8. 薄井一哉
  9. 篠田隆義
  10. 野草平十郎
  11. 六島誠之助(2代目)
  12. 宮田良雄
  13. 白井文

警察

市内に兵庫県警尼崎北・尼崎東・尼崎南の3警察署が置かれている。このうち、尼崎南署は2006年4月1日に、尼崎中央署と尼崎西署が統合したもので、中心市街地に近い中央署庁舎を南署とし、旧西署は南警察署西分庁舎に格下げとなった。

消防

尼崎市消防局が管理する。中・東・西・北の4消防署と、中署に三和分署、東署に常光寺出張所、西署に武庫分署と大庄出張所、北署に園田分署と塚口出張所がある。

水道

尼崎市水道局が管理する。市役所近くに別の庁舎を設けている。

ゴミ

  • 美化事業部の管理で、市湾岸部に2つの清掃工場(クリーンセンター)を設置し、処理を行っている。
  • 2002年より家庭系ごみでは指定袋制を採用している。ゴムや皮革類・プラスチック類を含む「燃やすごみ」、主に食品系の缶を含む「びん・缶・ペットボトル」、「紙類・衣類」、小型家電・刃物類・ガラス類・スプレー缶などを含む「金属製小型ごみ」、みぞのどろ、し尿などの区分があり、地区ごとに設定された指定日に戸別収集が行われる。動物の死体や、大型家電などリサイクルシステムのないごみの収集は、別途の申し込みと処理にあたっての処理券の購入が必要である。

中核市移行

尼崎市は、2007年5月21日正式に中核市への移行(人口50万人に達していない都市は面積100km?以上)を表明し、同5月23日に白井市長を本部長とする第1回中核市推進本部会議を開催した。
過去、人口要件は満たしていたものの、市域面積が約50km?と要件に満たなかったが、第28次地方制度調査会で「面積要件については廃止することが適当」とされ、2006年6月7日に地方自治法の改正・施行により正式に中核市都市候補となった。のちに2008年10月16日付けの官報により政令公布がなされ、2009年4月1日に移行が予定されている。
隣接する西宮市は2008年4月1日に中核市に移行しており、尼崎市が中核市となると兵庫県下では姫路市と合わせ3市が中核市となる。

隣接する自治体

交通

鉄道

市役所など行政の中心部は立花駅が近く、商工会議所などのある繁華街は阪神尼崎駅を中心に広がっている。
JRの尼崎駅神戸明石姫路宝塚篠山福知山方面からと大阪京都米原敦賀京橋四條畷木津方面からの列車が交わり接続する(=ジャンクション)駅のとしての役割を担っており、阪神の尼崎駅も2009年春の阪神なんば線開業(予定)により大阪のキタ阪神梅田駅)とミナミ近鉄難波駅)に接続される。関西私鉄で梅田難波の2大ターミナル両方に乗り入れる鉄道はいまだ存在しない。阪神電鉄JR西日本と同様、尼崎を重要な分岐点として考えている。

道路

  • 主な市道(上記記載外の通り名)
    • 弥生線
    • 食満(けま)通り
    • 田能通り
    • 橘通り
    • 波洲通り
    • 道意線
    • 七松線
    • 琴浦通り(旧国道)

バス

尼崎市営バス伊丹市営バスは乗降方式が都営バスなどと同様前乗り後降りで料金先払い。他バスは後乗り前降りで料金後払いである。

寺社・旧跡・文化遺産

  • 田能遺跡(国の史跡
  • 尼崎市立田能資料館
  • 近松公園
近松記念館や、近松の墓がある広済寺がある。
現在は、中央図書館がある公園になっている。尼崎市の名前発祥の碑がある櫻井神社がある。
栄西禅師ゆかりの禅宗の古刹、興禅護国論が有名。
深正院(大物町)尼崎藩主の菩提寺であるが、本堂は明治になり、尼崎城の本丸御殿の一部を移築したものであったが、惜しくも戦災にて焼失してしまった。

文化施設・観光スポット・スポーツ施設

企業

尼崎市に本社を置く企業

尼崎市に事業所を置く企業

教育

2004年に尼崎計算教育特区(そろばん特区)の認定を受けた。

大学

短期大学

高等学校

中学・高等併設学校

中学校

小学校

養護学校

文化

尼崎市出身の有名人

市外局番

兵庫県に属するが、市全域が大阪市周辺と同じ「06」になっていて通話料金も大阪府扱いである。ただし、西日本電信電話の事業区域では兵庫県扱いになっている。
この理由は、大阪市との経済的な結びつきが強い尼崎市が、1890年当時大阪までしか通っていなかった電話をどうしても尼崎まで通してほしいということで、有限責任尼崎紡績会社(現在のユニチカ)が自費で尼崎市まで通してもらい、そして1954年市外局番が適用された際、尼崎市も大阪市内と同じ通話料金で利用できるようにとの配慮で、尼崎市が工事費の一部を負担し、大阪市と同じ市外局番になったという経緯がある。当時は市外局番が同じ場所へ通話をする際、料金が市外局番が違う場所の半分で済んでいたことから、尼崎市は大きな恩恵を受けた。

その他

脚注・出典

外部リンク

*

出典:「フリー百科辞典ウィキペディア」(2009-01-01)
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