ストーリー
多様化する犯罪から人々を守るために、3つの魂が炎となって燃えた!これは明日の地球に愛と優しさを求めた、特別救急捜査隊の物語である!(オープニングナレーションより)
犯罪、環境汚染、自然災害など高度化、複雑化する人類の脅威に立ち向かうべく、
警視庁・
消防庁・防衛庁(現
防衛省)・厚生省(現
厚生労働省)など、様々な分野からスペシャリストが集結した特別救急捜査隊。それが「エクシードラフト」である。
概要
特徴
設定や作劇的には前2作の基本路線を踏襲した形となっているが、サポートロイドが排された代わりに強化スーツを装着する人数が3人に増えたり、手動でのスーツの装着など、後述する世界観に合わせる形での変更もいくつかなされている。また前作よりもアクションシーンが増えた。
なお本作品は本来、1992年の時間設定がなされており、世界観も前2作との関連性はほぼ皆無であった。ところが終盤にて、前二作の主要登場人物である正木俊介(本作品での肩書きは警視監)の登場に伴い、唐突に前2作品と世界観を同じくする作品とされている。
スタッフ
メインライターは前年までの
杉村升が
スーパー戦隊シリーズに移動したことにより、
宮下隼一に交代。中盤以降は宇宙捜査官の登場や、物語後半の「神と悪魔の最終戦争」など、これまでの杉村が描いた世界観とは趣を異にするストーリーが目立つようになった。
メイン監督はパイロットを含め年間を通して
三ツ村鐵治が担当。そして前作から引き続き
小西通雄、また杉村と同じく戦隊シリーズに移動した
小笠原猛とスイッチする形で
蓑輪雅夫が登板。最終3部作を担当するなどの活躍ぶりを見せた。
主な登場人物
- 叶隼人(かのう はやと) = ドラフトレッダー & シンクレッダー - 演:影丸茂樹
-
インターポール(ICPO)の出身である25歳。階級は警視正。エクシードラフト隊長を務める。スポーツ万能の上に5ヶ国語をこなすインテリ。責任感が強く、冷静沈着の持ち主。子供には優しい。正義を守るためなら自らの限界に挑む。仕事には厳しく、バリアス7や大門の件を仲間に一切説明しないなど、秘密主義的な部分をのぞかせる。トライジャケット及びバトルジャケットは防弾性・耐衝撃性に優れた赤のスーツ。
- 村岡耕作(むらおか こうさく) = ドラフトブルース - 演:河井マモル
- 警視庁特捜部の出身である24歳。階級は警視。オリンピック出場歴のある父の影響から射撃の名手で、見た目はクールだが、その外見に対して人情家。幼少の頃に両親を亡くしているため、家族の絆を断とうとする犯人には容赦無しに戦う。また、変装の名人でもあり、隼人、拳らも騙される演技力も持っている。
- 大熊拳(おおくま けん) = ドラフトキース - 演:榊原伊織
- 消防隊レンジャー部隊に所属していた。23歳。階級は警視。空手の達人で、学生時代に「大旋風蹴り」で選手権6連覇を達成した実力者。性格は明朗だが、悪と戦う時は真剣な顔つきに変わる。熱血漢だが、意外にも料理が趣味。ジャケットは耐熱性に優れた黄色のスーツ。
- 日向愛(ひゅうが あい) - 演:中村由利
-
アメリカ航空宇宙局 (NASA)に所属していた。22歳。階級は警部。主にデータ解析官を務める。事件が起こると、コンピュータをオペレートし、メンバーをバックアップする。頭脳明晰、スポーツ万能。特に剣道と水泳が得意。かつて自分を信頼していたロボットをかばうため、隼人たちに銃を向けたこともある。終盤で神の子を受胎する。
- 日向勝(ひゅうが まさる) - 演:韮沢雄希
- 愛の弟で10歳。姉同様、剣道に勤しんでいる。
- 桂木重吉(かつらぎ じゅうきち) - 演:福田豊土
- 隼人同様、インターポール(ICPO)に所属していた。54歳。階級は警視監。エクシードラフトの本部長。外見そのものは呑気だが、事件が起こると、メンバーに的確な指示を与える。趣味は釣り、浪曲鑑賞。一時期、極秘任務のため一時ICPOに赴くが後に復帰。
- 一色哲夫(いっしき てつお) - 演:溝口舜亮
- 階級は警視監。50歳。極秘任務でパリへ赴いた桂木の本部長代理を務めた。
- デビット 秋葉(デビット あきば) - 演:嵯峨周平
- 28歳。中南米テロ撲滅委員会の特別捜査官だったが殉職し、その体に宇宙生命体が乗り移った。デビットに乗り移った宇宙生命体は宇宙の犯罪者になってしまった弟を追う宇宙捜査官で、実体を持たない意識だけの存在。終盤では大門に立ち向かうエクシードラフトに協力することもあった。
- カルロス 東郷(カルロス とうごう) - 演:神威狂児
- 国際的テロリスト。デビット秋葉に射殺されたが、その体に宇宙生命体が乗り移った。
- 正木俊介(まさき しゅんすけ) - 演:宮内洋
- 階級は警視監。43歳。元ウインスペクター、ソルブレインの総責任者でエクシードラフトの設立にも協力し、現在は警察庁に在籍。大門が裏で糸を引いている事件の捜査のため、エクシードラフトと共同捜査に乗り出す。
- 美香(みか) - 演:森安加代子
- 少女の姿をしているが、その正体は主に使われし者・天使ミカエルである。神の命令に忠実で、場合によってはエクシードラフトと戦うことも。
- 大門巌(だいもん いわお) - 演:阿部祐二
- 大門コンツェルンの総裁。中盤より登場し、エクシードラフトに度々挑戦を仕掛ける。
- その正体は現代の悪魔。「神と悪魔の最終決戦」に勝利すべく、様々な手段や策略を用いてエクシードラフトに度々挑戦してきた。終盤には神によって「神の子」を受胎した女性達を次々と殺害。被害者の数は863人にものぼった。また正木警視監の乗った旅客機を消失させたり、耕作や拳を操ってエクシードラフト本部を破壊させるなどといった行動にも打って出た。
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ナレーター:鳥居賞也(第1-14話)→村山明(第15-20話)→寺杣昌紀/てらそま昌紀(第21話- ※第24話まで「寺杣」、第25話以降は「てらそま」)
メカニック
- トライジャケット
- 隼人、耕作、拳が装着する捜査用強化スーツ。「実装!」の掛け声で隼人はスクラムヘッド又はバリアス7の運転席にアクセスロックSを差込み、耕作と拳はスクラムヘッドに備え付けられたトライジャケットトランクをアクセスロックSで開けトライジャケットを装着する。(バリアス7が登場してからは耕作と拳ともにスクラムヘッドのコックピット内で装着。)隼人のスーツは防弾性・耐衝撃性に優れた赤のスーツ(スワットモード)。耕作のスーツは追跡・電波吸収性・捜査能力に優れた青のスーツ(アレストモード)。拳のスーツは耐熱・消火・救助能力に優れた黄色のスーツ(ファイヤーモード)。耐熱温度は、レッダーとブルースは4500℃、キースは4700℃。
- バトルジャケット・強化トライジャケット
- トライジャケットが戦闘用に強化されたもので、名称もレッダーがシンクレッダーに変更。物語の後半から登場。トライジャケット本来のレスキュー重視のスーツから戦闘重視のスーツにパワーアップした。レッダーのトライジャケットは大幅にデザインチェンジが行われ、バトルジャケットにパワーアップ。ブルース・キースのトライジャケットは腕と脚に白いラインが1本(シンクレッダーは2本)入った、強化トライジャケットにマイナーチェンジ。レッダーにもマイナーチェンジ型が存在しており、35話冒頭でのみ使用している。
- EDRT-003 アクセスロックS
- エクシードラフト隊員が使用する多目的小型無線機。音声通信の他、ボタンを使用した暗号通信、情報探査衛星シムの遠隔操作も可能。また、戦闘や救助の必要があるときにはこれを使用し、「実装!」の掛け声と共にスクラムヘッド・バリアス7の各アクセスロックキャッチャーに差し込む事で、格納された各トライジャケット・バトルジャケットを着用することができる。
- EDRT-009 特捜手帳
- 隼人、耕作、拳の3人が携帯する特殊捜査警察手帳。3人がエクシードラフトの隊長もしくは隊員であることを証明するとともに、付属しているデータチップが、捜査やレスキュー活動に必要なデータをいち早く提供する。なお、1話から登場している『ジバン』の電子手帳、『WSP』の特警手帳、『SRS』のソルインジケーターとは異なり、初登場は25話からである。
- EDRT-002 トライシャフト
- エクシードラフトが装備する特殊警棒。
- EDRT-001 リボルバックG-3
- エクシードラフトが装備する多機能ハンドガン。実装していないときは普通の実弾のブラスター、速射レーザーのレーザーパルス、消火ビームのケミカルショットを撃てる。トライシャフトを追加装着する事でブラスターの5倍の威力を誇るハイパーブラスターモード、麻痺ビームや電撃弾を発射するサンダーグレネードモード、冷凍ビームのフリーズレーザーモードの3種類のレーザービーム銃として使える。
- EDRT-005 ターボユニットW
- トライジャケットの足首部分に備え付けられた加速装置。ファンが高速で回転し、レッダーは秒速110メートル、ブルースとキースは秒速100メートルのスピードで走れるようになる。また、レッダーは100メートル、ブルースとキースは75メートルまでジャンプ力が高くなる。エクシードラフトの「ターボユニット!」の掛け声で起動する。1話において、野次馬として近くにいた大勢の女性のスカートを風圧で捲くり上げた事で有名。下着が丸見えの人もいたようである。
- EDRT-006 ガードラー
- ターボユニットWの性能をより効率良くするための盾型の装備。レッダーのガードラーにはEDRT-007 エンブレード(E.M-Blade) と呼ばれる剣状の伸縮式レーザーメスが付属している。盾の役割もする。
- EDRT-008 ビルドライバー
- 物語の中盤で登場したレスキューツール。ドリルモードとディスクソウモードの2タイプのユニットを付け替えることによって威力を発揮する(主に人がエレベーターなどに閉じ込められた場合に使用)。また、リボルバックG-3と合体しリボルドライビングモードとして使用するとパワーが10倍アップする。
- EDRT-00X ヘビーサイクロン
- シンクレッダー専用に開発された多目的銃火器。マグナム、ゲル、バルカンなどのカートリッジを使用する。
- また、エンブレードを装着することによって、最強の必殺攻撃「サイクロン・ノバ」を放つことが出来る。ちなみに、バンダイのCMでは、ヘビーサイクロンと右手のガードラーを装着した状態で撃っていたが、劇中には存在しない。
- SRED-02 バリアス7
- レッダー専用のスーパーパトカー。7種の機能が装備されており、パトロールモード、エマージェンシーモードを状況に応じて使い分ける。隼人はここで実装(変身)する。ベース車は4代目シボレー・コルベット(C4前期型)。最高速度は時速3000km。バリアフィールドジェネレーターにより、空気抵抗から車体を護る。また、必要に応じてブルース、キースも使用する。
- : アクセスレーダー(全周波数帯域を網羅する探査装置)
- : ハイパーサーチライト(有毒ガスを分解する強力な紫外線照明)
- : ブレイクレーザー(障害物破壊用レーザービーム砲)
- : グレネードシューター(爆雷射出装置)
- : マルチアンカー(多目的マニピュレータ付属の牽引装置)
- : ハイドランドキャノン(化学放水銃)
- : ホバースピーダー(ウルトラ・ハイスピード走行や短距離飛行を可能にする浮揚装備)
- SRED-01 スクラムヘッド
- ブルース、キース専用のレスキューカー。当初、バリアス7完成以前はレッダーも使用していた。スピードにも優れ、悪路でも走行する。トライジャケットトランクが収納されており、耕作と拳はここで実装する。レッダーが使用していたときは隼人がアクセスロックSを運転席のアクセスロックキャッチャーに差し込むと、座席がスクラムヘッド後部のトライジャケット格納庫に移動しここで実装する。耕作と拳は車外で実装していたが、バリアス7完成後は車内の実装になった。車体上部に救助ワイヤーや消火弾を発射するトライキャノン、前部に強化チタナイト製クロー、格納庫内に携帯式放水銃EDRT-004 ハイドランダーを搭載。ベース車は1990年ごろのシボレー・ブレイザー(K5型)。
- 情報探査衛星シム
- 地球の衛星軌道上に浮かぶ人工衛星で、愛がオペレーターとなる。事件現場の模様を望遠鏡で捕らえたり、アクセスロックSからの無線信号もキャッチする。機体上部にはビーム砲も装備。また、犯罪者データベースや様々な武器のデータベースも照会できる。
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コンピューターボイス - 声:志村要
スーツアクター
- ドラフトレッダー、シンクレッダー:横山一敏、赤田昌人、野中博之
- ドラフトブルース:菊地寿幸、佐藤広隆
- ドラフトキース:岩田時男、竹内康博
スタッフ
主題歌
- OP「特捜エクシードラフト」
- ED「ゴールは未来」
- 補足
挿入歌
- 実装!!
- スクラム! エクシードラフト
- たよりにしてます 本部長
- それは命
- LAST FIGHTER
- 勇気を未来に向けて 〜エクシードラフト限りなく〜
- 生命はひとつ
- 未来を守る騎士たち
- 嵐を巻きおこせ!
- 白い稲妻! バリアス7
- 勇気と友情のバトル
- 勇気よ急げ!
- エクシードラフトGread up!
放送リスト
放映ネット局
映像ソフト化
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ビデオ(VHS、セル・レンタル共通)は全12巻が東映ビデオよりリリースされている。それまでのメタルヒーローシリーズのビデオは『宇宙刑事ギャバン』、『宇宙刑事シャリバン』を除いて全話収録ではない、もしくはテレビシリーズのビデオが未発売というパターンが多かったが、本作から全話収録となった。
コミカライズ
- てれびくん 連載 こいしさとし
- テレビランド 連載 相原和典
前後番組の変遷
特撮とくそうえくしいとらふと
えくしいとらふと
出典:「フリー百科辞典ウィキペディア」(2009-01-01)