「東京」の語が指し示す具体的な範囲は用例によって様々である。
地方公共団体としては
東京都が存在するが、東京都の範囲と一般的な都市名としての「東京」が指し示す範囲には乖離もある。
地名の由来
「東京」の地名は、
1868年9月(
明治元年(
慶応4年)7月)に出された
江戸ヲ称シテ東京ト為スノ詔書により、
江戸の
町奉行支配地域を管轄する
東京府が設置されたことに始まる。
京都から見て東の京(みやこ)の意である。「東京」は、古くは「とうけい」とも読まれた。また、明治中期頃までは「東亰」という表記も使われていた。この「亰」という文字は「京」の
俗字である。「亰」を使ったのは、中国の東京との混同を防ぐためともいわれる。
1889年(明治22年)5月1日には、東京府の内の15区を東京府から分立して
東京市とした。その後東京市は周辺の町村を合併し、区域は最終的には現在の
東京都区部とほぼ同地域となった。1938年(昭和13年)6月に内務省が「東京都制案要綱」発表し、1943年(昭和18年)1月に日本政府が「東京都制案」を帝国議会に提出し可決されたことを受け、同年7月1日に東京都制が施行され、東京府と東京市は廃止されて
東京都が設置された。
近年では2001年(平成13年)1月21日に、東京都
田無市と
保谷市の合併により
西東京市が誕生したことに関して、石原慎太郎都知事が「正確には、北東京市じゃないのかな」と述べたエピソードがある。
「東京」の範囲
東京都区部
東京都区部は、東京都東部の23の
特別区から構成される地域である。
東京23区とも呼ばれ、旧
東京市の区域に相当する。今日でも、
統計などで東京都区部を「東京」という一つの都市として扱う場合もある。しかし
1943年7月1日に東京市が廃止されて以降、東京都区部を一体として管轄する
地方自治体は存在しない。また、東京都区部は
東京都の
都庁所在地として認識されることも多いが、条例上の都庁所在地は東京都
新宿区となっている。
東京都
東京都は、東京を管轄する地方自治体として公的に位置づけられる存在であり、
オリンピックの招致活動などでは
東京都知事が東京の市長として扱われる。これは
ロンドンと似た構造となっている。しかし東京都の行政区域には、
多摩地域や
伊豆諸島・
小笠原諸島までの広大な海域・島嶼も含まれるため、一般的に理解される都市名としての「東京」が指し示す範囲とは乖離がある。
東京都市圏
東京都市圏は、東京都区部を中心とする
都市圏である。東京の都市機能は東京都の区域を越えて広範囲に広がっているため、
都市計画や統計上の必要性から、周辺地域も含めた東京の都市圏が様々な主体によって定義されている。
一般的には、東京都心から50キロメートルから70キロメートル程度の圏内を東京都市圏とみなす定義、あるいは、
利根川以南の
南関東1都3県(東京都・
埼玉県・
神奈川県・
千葉県)を東京都市圏とみなす定義が多く見られる。近年は
新幹線などの交通網の発達により東京都市圏の範囲は広がっているととらえて、
北関東や
甲信越地方、
静岡県、
福島県浜通り・
中通りなどを含める論議もある。ただし定義によっては、市街地の連続性や交通網の発達度などの要素が見落とされていたり、科学的かつ厳密なものとは言い切れない場合もある。
その他
脚注
関連項目
外部リンク
- 公式
- 観光
- その他
*とうきよう