社歌は
井上大輔の「君をのせて」が長年使われてきたが、2007年にJR発足20年を記念してこれに代わる新しい社歌が制定された。
経営理念
I 健全な経営による世の中への貢献
II 近代的で愛され親しまれ信頼されるサービスの提供
III 明るくさわやかで活力のある社風の樹立
概要
営業エリアは
東海道新幹線および東海地方の
在来線であり、
営業キロ数は
四国旅客鉄道(JR四国)に次いで短い。全収益のうち約85%を東海道新幹線が占めており、在来線の運輸収入は東海道新幹線の1割にも満たない。全収益に占める割合・設立経緯に加え、本社があり人口の多い名古屋近郊地域(
愛知県、
岐阜県、
三重県)ではマイカー普及率が全国でも上位クラスにあるのに加え、並行
私鉄(
名古屋鉄道、
近畿日本鉄道)との競合や、優等列車はその多くが
JR他社に直通しなければならないことから、在来線に関しては採算のとりにくい環境にある。新幹線に関しても、
首都圏や
関西圏など在来線基準でJR他社エリアに属する地域も経由するため、
品川駅などの新駅建設などの際は自由に身動きが取れないことも多い。
1987年の分割民営化当初に承継した3,191億円の長期債務に加え、
1991年に
新幹線鉄道保有機構から買い取った5兆900億円の債務返済が重要な経営課題となっている。また、会社経営の根幹になっている東海道新幹線も開業から40年以上経っており、老朽化した施設・設備の大規模な改修工事に備える一方、かねてから予想されている最大のリスク要因である
東海地震に対しての耐震性補強工事も進めなければならず、長期債務返済と合わせた重要な経営課題となっている。
続いて2007年12月25日に首都圏 - 中京圏間の
リニアモーターカー式の
中央新幹線を全額自己負担で建設することを発表した。路線距離は約290km、総事業費は約5.1兆円、具体的な資金調達方法は未定とされたが、試算では開業8年目には2007年度と同水準の長期債務残高に戻り、自力で建設しても財務の健全性に問題ないとされている。ただし、地元の要望で建設される途中駅については、地元に建設費用の負担を求めるものとされた。全額自己負担での建設が実現した場合、民間企業が独力で開業する初の新幹線となる。今後は実用化・建設にあたって
全国新幹線鉄道整備法に則る方向で打ち出している。
東名阪の大動脈にして日本経済を動かす東海道新幹線を経営していることから、日本の
鉄道事業者の中では文系・理系とともにトップクラスの就職人気の高い企業となっている。
リクルートが2009年新卒者向けに行なった「就職したい企業」アンケートでは、JR東海は4位にランクインしている。
その一方、これまで不仲が囁かれてきたJR東日本・JR西日本との関係改善の兆しと評価し得る動きも出ており、まず2005年12月より「エクスプレス予約」が
山陽新幹線区間の
新神戸まで暫定的に拡大され、さらに2006年7月22日より東海道・山陽新幹線の全区間に拡大されたことが挙げられる。またJR東日本とJR東海は首都圏から
北陸地方への旅客輸送で競合関係にあり、今まで北陸への旅行プロモーションで協力することは皆無だったが、2006年3月よりJR本州3社のタイアップ企画「Japanese Beauty ホクリク キャンペーン」が開始され、JR西日本が発売している「金沢・加賀ぐるりんパス」についてJR東海も名古屋・米原発の発売を行うこととしたのも大きな変化である。
続いて2006年11月から名古屋圏で導入したIC
乗車カード「
TOICA」(トイカ)を、
2008年3月29日にJR東日本の「
Suica」・JR西日本の「
ICOCA」と相互利用可能とすると発表した。特にJR東日本の「
モバイルSuica」で東海道新幹線のエクスプレス予約も利用できる(
JR東海エクスプレス・カードへの入会または
ビューカードでの支払いが可能なエクスプレス予約特約会員への入会が必要)など、利用客の利便性向上の観点からJR東日本との協力関係を拡大させる傾向も見受けられる。またJR西日本とは、発足当時から東海道新幹線と山陽新幹線で一体的な運行を行っていることからか、前述の「エクスプレス予約」拡大のほか、
700系以降の新幹線車両の共同開発、東海 -
中国・
九州地区との新幹線割引券(
のぞみ早特往復きっぷ)の発売など、協業の度合いが強まっている。JR西日本とは寝台電車(
285系)も共同開発している(JR東海は
寝台車両を保有・運行しているが、JR旅客6社の中では唯一、
寝台列車の
車掌業務(いわゆる
夜勤)を担当していない。「サンライズ
瀬戸・
出雲」はJR西日本、「
はやぶさ・
富士」は本州区間(東京 - 下関)をJR西日本、下関から先を
九州旅客鉄道(JR九州)が担当している)。
駅業務の委託・簡易委託は他のJR各社と同様に行われているが、
地方自治体を通じて子会社の
東海交通事業に再委託されている駅もある。この場合、窓口に
マルス端末が設置され、JR各社のすべての列車の
指定券も購入できるようになっているが「
みどりの窓口」の表示はない。一部の企画乗車券発売や払い戻し・
クレジットカードは取り扱っていないが「みどりの窓口」とほぼ同等の機能を有しており、利用者の便宜が図られている。
ちなみに「みどりの窓口」におけるクレジットカードの取り扱いはJR旅客6社の中で最後まで遅れ、「
JRカード」(JR旅客6社とクレジット会社の
提携カード)および「JR東海エクスプレス・カード」を除いた主要ブランドの一般クレジットカードの取り扱いを開始したのは
2004年4月1日からである。それまでは長距離乗車券類や
定期券などの高額商品を一般のクレジットカードで購入できない状況が長い間続いていた。
また、2008年に
日本車輌製造を株式公開買い付け (
TOB) によって連結子会社化した。この背景にはリニア開発の体制を固める狙いがある。
本社・支社等
本社
- 本社
- 本社(東京)
- 所在地:東京都港区港南二丁目1番85号(JR東海品川ビルA棟)
支社等
研修機関
付属病院等
歴史
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1987年(昭和62年)
-
1988年(昭和63年)
-
1989年(平成元年)
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1991年(平成3年)
-
1992年(平成4年)
-
1995年(平成7年)
-
1996年(平成8年)
-
1997年(平成9年)
-
1998年(平成10年)
-
1999年(平成11年)
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2001年(平成13年)
- 6月22日 - 改正JR会社法が公布(成立は2001年(平成13年)6月15日)。本州3社が本法の適用から除外され、JR東海の純粋民間会社(非特殊会社)化が実現。
- 9月3日 - インターネットによる新幹線座席予約サービス「エクスプレス予約」開始。
-
2003年(平成15年)
- 9月16日 - この日の臨時ひかり309号を以って、100系が東海道新幹線から引退。
- 10月1日 - 東海道新幹線品川駅開業。東海道新幹線の営業運転最高速度を270km/hに統一。
-
2005年(平成17年)
-
2006年(平成18年)
-
2007年(平成19年)
- 3月18日 - 静岡支社管内に313系電車103両を投入。ホームライナー・特急列車では禁煙車を増やし、一部の列車では完全禁煙とする(JR東海管内では新幹線を除きJR東海車両の自由席は事実上全席禁煙化)。特急「東海」を廃止。
- 7月1日 - 新幹線N700系の営業運転を開始。
-
2008年(平成20年)
- 3月1日 - 静岡エリア(東海道本線・函南 - 新所原間の39駅)でTOICA導入、これにより名古屋地区と合わせて114駅に拡大された。
- 3月15日 - ダイヤ改正実施。新横浜6時始発の広島行き「ひかり」(N700系使用)を新設など。
- 3月29日 - JR3社によるIC乗車券の新連携サービスの提供開始。
- 10月15日 日本車輌製造の株式50.86%を取得し連結子会社化。
今後の予定
- 2011年春(平成23年春)
- 名古屋港の金城ふ頭に「JR東海博物館」(仮称)が開館予定。
- 2013年(平成25年)
- 2025年(平成37年)
- 首都圏 - 中京圏間の中央リニア新幹線を開業予定。費用(約5兆円)は自己負担。これにより、首都圏 - 中京圏間が約40分で結ばれる予定。
路線
2006年現在、以下の1,982.0kmの鉄道路線(
第一種鉄道事業)を運営している。
新幹線
在来線
また、同社では「本線」の呼称が省略された形で案内される(例:「東海道線」「中央線」「関西線」)。
廃止路線
-
岡多線[地] 岡崎 - 新豊田 19.5km(1988年1月31日廃止。愛知環状鉄道に転換)
JR線の他会社分界駅
線区の所属会社は、同社(JR東海)を[海]とし、同様に[東]・[西]の例で表す。※印は、幹在並行区間において同社路線が
新幹線単独となる境界駅。
JR東日本[東]
-
東京駅※ [海]東海道新幹線・[東]東海道本線、東北本線(京浜東北線)、新幹線、中央本線、総武本線、京葉線
-
品川駅※ [海]東海道新幹線・[東]東海道本線、山手線
-
新横浜駅※ [海]東海道新幹線・[東]横浜線
-
国府津駅 [海]御殿場線・[東]東海道本線
-
小田原駅※ [海]東海道新幹線・[東]東海道本線
-
熱海駅 [海]東海道本線、新幹線・[東]東海道本線、伊東線
-
甲府駅 [海]身延線・[東]中央本線
-
辰野駅 [海]飯田線・[東]中央本線
-
塩尻駅 [海]中央本線・[東]中央本線、篠ノ井線
JR西日本[西]
列車
JR東海発足以降に同社の路線で運行されている(されていた)列車を挙げる。種別が変更された列車は変更後のもので記載し、全列車が他社の車両で運行されているものはその会社名も記載する。
現行列車
新幹線
在来線
廃止列車
在来線
車両
1987年の発足以来、新幹線・在来線ともに積極的に老朽車両の新車置き換えを進めてきており、東海道新幹線と在来線の定期特急列車はすべて民営化後に設計・製造された車両に統一されている。一方、
普通列車・快速列車に用いられる一般型車両においても旧国鉄時代に投入された車両の置き換えが進んでおり、2006年度末には約8割の車両が置き換えられた。
車両基地
乗務員区所
車両工場
関係会社
運輸
販売・サービス
土木・建設
設備
- ジェイアール東海情報システム株式会社
- ジェイアール東海総合ビルメンテナンス株式会社
-
新生テクノス株式会社
ホテル (アソシアホテルズ&リゾーツ)
旅行・広告
車両
清掃
不動産
その他
CM
提供番組
関連項目
脚注
外部リンク
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