概要
もともと歴史的に安濃津と呼ばれていた。
伊勢平野のほぼ中心部にあり市街地が海沿いにある臨海都市である。
人口は四日市市に次ぐ県内2位であり、
面積は県内最大である。
津駅前に2001年に超高層複合ビル「
アスト津」が完成。地上18階地下1階・最高高さ94.63m(軒高85.72m)の、オフィスとホテルを主体とする建物で、津市のランドマークになっている。(ビルの高さは四日市市のポートビルに次ぐ2位)
地理
三重県のほぼ中央部、
伊勢湾に面する
市。
市内中心部を安濃川、岩田川が流れ、安濃川以北を橋北、岩田川以南を橋南、両河川に挟まれた地区を橋内と呼ぶ。
自然
隣接している自治体
歴史
古くは、
安濃津として文献にも記される良港であったが、1498年の東海地震に伴う津波のため港は崩壊した。
津藩
藤堂氏の
城下町で、江戸時代の外交文化使節「
朝鮮通信使」をまねた「
唐人おどり」として伝承され(現在、三重県の無形民俗文化財である)、毎年秋に行われる津まつりの際には華々しく披露されている。
国学者、
谷川士清(たにがわ・ことすが)の生家が、中心街の西方の旧道沿いの八町という町並みにある。
近現代
天むすは「千寿」、
いちご大福は「とらや」、
味噌カツは「カインドコックの店カトレア」が発祥であるが、アピール不足の為、大半のものはいつのまにか世間では
名古屋発祥だと思われている。
経済
産業
- 造船/重工 : ユニバーサル造船津事業所/JFEエンジニアリング津製作所。昭和42年日本鋼管津造船所として開設され、造船立国と言われていた当時、最大50万トン級のタンカーが造れる世界最大級のドック(長さ500メートル、幅75メートル、深さ11.88メートル)を保有し、高さ約80メートルの門型クレーン(ゴライアスクレーン)が並ぶ。独特の両開き式ドックでは30万トン級船舶であれば、常に1隻半の建造が可能である。追って隣接地に重工部門の工場を開設し、年間生産能力4万トンの世界最大の鋼構造物製作工場となり、本四連絡橋や横浜ベイブリッジから市内中央部の塔世橋までの様々な橋、超高層建築鉄骨、水門などを製作した。諸外国に造船受注シェアを奪われたいわゆる造船不況の折に、日本鋼管の組織改変により重工部門の造船工場ならびに重工工場となり、名称も津製作所に変更された後、日本鋼管と川崎製鉄のJFEホールディングスとしての事業統合と、その際に造船部門を分割し日立造船との統合という複雑な経緯を経て、旧日本鋼管津製作所の造船工場ならびに技術研究所はユニバーサル造船津事業所ならびに技術研究所に継承され、重工工場はJFEエンジニアリング津製作所に継承された。それぞれの工場の概要ならびに事業内容に特に変化はない。
- 食品メーカー :肉まんあんまんなどの中華まんや、あずきバーなどの冷菓の製造、またアメリカのレストランチェーンアンナミラーズの日本での事業を運営している井村屋製菓やベビースターラーメンをはじめとするスナック菓子やカップラーメンなどを製造しているおやつカンパニーなど有名食品メーカーも津市に本社を構えている。
- 電気関連 :パナソニック電工津工場
- 百貨店 :津松菱
- 中心業務地区 :丸之内、広明町・栄町(津駅周辺)
人口
行政
旧津市
- 市長(最終):近藤康雄(こんどう やすお)尚、近藤は新市において市長が決まるまでの間市長職務執行者を務めた。
データ(最終)
2006年1月1日に9市町村と合併し(旧)津市が廃止、新たに津市が誕生した。
津市の常備消防組織。2006年に合併されるまでは安芸郡と香良洲町の消防事務を委託していた。2006年の市町村合併で久居市や一志郡(香良洲町を除く)で構成していた久居地区広域消防組合(以下、久居消防)と合併。新しい津市消防本部が発足した。
消防本部は、旧津市では中消防署(寿町)に置かれていた。しかし、老朽化やスペースなどの問題から合併を契機に、施設が新しい久居消防署(久居明神町)に新消防本部を設置した。
- 久居消防署 - 旧久居市、一志町域を所轄。消防本部と施設を共有
- 中消防署 - 津市中部(市役所・県庁周辺)、香良洲町を所轄。
- 北消防署 - 津市北部、旧安芸郡域を所轄。
- 白山消防署 - 旧一志郡(一志町、香良洲町を除く)を所轄。
オリジナル消防車(旧久居消防を除く)
津市ではその地域特性(道が入り組んで狭い)等から
1988年から独自にオリジナルの小型消防車・装備の開発を行っている。現在一部の車種は、更新を経て2世代目に突入している。
- 1.4~2tの水槽を装備
- 12mの屈折放水塔を装備
- 15m梯子、120Lの消火剤を装備
- 5t水槽を装備
※これらの車両は全て
総務省(旧自治省)の規格外であり、調達は全て市の予算で行われている。(補助金なし)
姉妹都市・友好都市
国内
海外
※すべて旧津市が提携したものである。
地名の言い方
- 三重県では京阪式アクセントが使われ、1拍(かな文字1字で表される発音の単位)の単語は2拍に引き伸ばして言われる。例えば目は「めえ」、子は「こお」のように。従って発音上世界一短いとされる「つ」という市名は、地元では「つう」(「う」にアクセントが置かれる)と発音される事が多い。
教育
大学・短大
高等学校
中学校
小学校
特別支援学校
交通
鉄道
路線バス
道路
ほか
港湾
- 贄崎地区(津なぎさまち):高速船発着
- *津エアポートライン - 中部国際空港行
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
名所・旧跡
観光スポット
公園
レジャー
- 阿漕浦海浜公園(伊勢湾海洋スポーツセンター、海水浴場) 伊勢湾海洋センター(津ヨットハーバー)は日本最大級の公共マリーナ
-
津競艇場 日本初の公認競艇場
-
大門 代表的歓楽街
- マリーナ河芸
祭事
- 津まつり「唐人踊り」「安濃津よさこい」など(10月上旬)
- 高田本山専修寺お七夜(1月9〜16日)
- カンコ踊り(盆)
- 津花火大会 [阿漕浦海岸沖]
- ビーチバレーボール大会 [御殿場海岸]
- 高虎楽座 [フェニックス通り]
-
サマーフェスタ イン ひさい[ 陸上自衛隊第10師団第33普通科連隊グラウンド](8月第一週土曜日)
-
ひさい祭り(10月)
- 小野獅子舞 白山町川口小野地区(正月)
- やぶねり
- 白塚町旧市街地で7月11日に行われる神事。太い青竹を何本も縄で束ねて悪霊に見立てて街中を練り走り大破させる荒々しい祭り。八雲神社を起点とし、最終的に海に流している。
出身人物
公人
経済人
学者 文化人
芸能人
スポーツ選手
その他
郵便番号
- 津中央郵便局:514-00xx、514-08xx、514-85xx、514-86xx、514-87xx、514-01xx、514-03xx、510-03xx
- 久居郵便局:514-11xx
- 七栗郵便局:514-12xx
- 安濃郵便局:514-23xx
- 椋本郵便局:514-22xx
- 美里郵便局:514-21xx
- 一志郵便局:515-25xx
- 白山郵便局:515-26xx
- 家城郵便局:515-31xx
- 竹原郵便局:515-32xx
- 上多気郵便局:515-33xx
- 美杉郵便局:515-34xx
- 奥津郵便局:515-35xx
その他
- 平成の大合併において都道府県庁所在地が新設合併したケースは、さいたま市、静岡市、青森市、富山市、松江市、山口市、佐賀市に次いで8例目である。
- 2005年10月1日に山口市が周辺自治体と合併したために、津市が県庁所在地として一番人口の少ない都市となったが、合併により、県庁所在地として一番人口の少ない都市は再び山口市となった。
- 旧津市域は、人口比で日本一鰻屋が多い都市であり、人口1人あたりの鰻消費量も日本一である。これは、元々は江戸時代に藤堂藩が藩士の滋養強壮と士気向上のために鰻食を奨励し、各地から鰻屋を津城下に集めたことに端を発する。その名残で以前は津市周辺には養鰻場が存在したが、伊勢湾台風で打撃を受けその多くは廃業した。しかし、市民に広く浸透していた鰻の食習慣は残った。津市においては、他地域とは異なり鰻が大衆食となっており、特に中心街の大門・丸之内地区などでは最上級の「特上」丼(鰻五切入り、肝入り吸物付き)でも1500円程度で食すことができる。
- 1955年(昭和30年)7月末、県内の橋北中学校で大規模な水難事故が発生した。以来県内の中学校には全てプールの設置が急がれた。また遠浅で静かな津の海ではどこでも海水浴ができ、浜茶屋がある海水浴場もいくつもあるが、この事件が起こった浜では古くからの住民は海水浴をしない(橋北中学校水難事件)。その理由にはもう一つあり、太平洋戦争の末期の米軍の焼夷弾によるじゅうたん爆撃で追い詰められてこの浜へ逃げてきて機銃掃射で撃ち殺されたり溺れて死んだ市民が大勢いて幽霊が出るとの言い伝えがあることがそれである。近所の市民さえもここで泳がぬわけにはさらに伝説があり、この浜で泳ぐと死んだ生徒たちによって足を引っ張られて溺れ死ぬとのことである。
外部リンク
*
出典:「フリー百科辞典ウィキペディア」(2009-01-01)