概要
1960年代(
昭和40年)以降
ベッドタウンとして急速に発達したが、依然市内各所で農業が盛んに行われている。
バブル経済期以後には、東京都区部からの
私立大学の転入が進み、郊外には現在も私立大学が点在するなど、「青年の街」の色も濃く見られる。
地理
地形
市域の大部分が
多摩丘陵に属し、地形的には同
丘陵の北部、
相模原台地の北東の縁であり、ほとんどが
丘陵地帯である。最高地点は西端にある草戸山(標高364m)。平地は
町田駅付近や西および南を流れる
境川・ほぼ中央を流れる
鶴見川とその支流
恩田川近辺など少ない。
商業地
-
東京都区部の南西30〜40km圏に位置し、東京都区部郊外のベッドタウンとして発展。町田駅周辺地区は、小田急線沿線および横浜線沿線を代表する繁華街で、百貨店や専門店等が多く林立する一大商業ゾーンとして著しく発展しており、商業都市の一面も持つ。国道16号線や国道246号線により東西方向・南北方向との交通の便もよく、神奈川県北部も含んだ多摩地域南部の商業の中心地である。飲食産業はここ数年で立川市と共に急成長している。
- 立川を中心とする多摩地域北部とは多摩丘陵で隔てられていることから、神奈川県との交流関係も深い。とくに、相模原の市街地と近接していることから、町田・相模原両市を併せて国の業務核都市に指定されており、業務など諸機能の立地促進が図られている。(逆に相模原市は多摩地域をはじめとした東京都との交流関係が深い)
住宅・道路開発
鎌倉街道沿いの旧
宿場町と、近代以降の町田駅近辺など一部地域を除き、開発の
歴史が昭和40年代の団地開発以来と浅く、未開発の
丘陵や斜面を宅地造成した一戸立て住宅の建売(駅至近では高層マンション)が現在に至るまで盛んである。しかし様々な企業による無計画な宅地開発の為、狭い道路や行き止まりが多く、
車がこれを避けて
鎌倉街道等
幹線へ集中するが、拡幅工事が未完了でその未拡幅区間が
ボトルネックとなり
街道への流入車が毎日
渋滞を引き起こす。特に県境部分では整備が遅れており、山の両面から開発された場所の道路未接続などや、慢性的に渋滞が発生する
道路でもその多くが拡幅未着手となっており、これを迂回した車の流入が幹線道路の混雑に拍車を掛ける場合もみられる。
治安
町田市の急速な人口増加にも関わらず
警察署の増設は行われず、
警察官1人当たりの市民数は都内平均の2倍。町田駅前
繁華街の発展や
渋谷・
歌舞伎町化に伴う犯罪率の上昇も加わり治安が悪化し、警察官不足は更に深刻化している。これに対応し、市北西部(相原・小山地区)の
管轄を2009年4月に新設の南大沢警察署(
八王子市南大沢)に移管、町田警察署の負担軽減が図られている。
田園都市的側面
しかし町田の東京へのアクセスが注目されると、不動産・住宅開発の進出も激しく、旧来の地形を省みない開発や建設がかえって町並みの調和を破壊している。水害時に備える洪水
調整池を無理に埋め立てる手法には地元の反発も大きい。
隣接自治体
歴史
江戸時代まで
明治維新から第二次大戦まで
第二次大戦後
人口
市政
市長
市議会
定数は36人。任期は市長と同じく2006年3月9日〜2010年3月8日である。
構成
財政
- 一般会計は1176億7519万8千円、特別会計は1206億9242万5千円、合計2383億6762万3千円となっている(2007年度当初予算)。
- 一般予算のうち約37%(約433億円)が民生費である。
- 経常収支比率は近年80%台後半で推移している。
- 実質公債費比率は6.7%(平成17年度)である。
広域行政
- 東京市町村総合事務組合 - 東京都の全市町村で、東京自治会館を運営する。
- 東京たま広域資源循環組合 - 多摩地域のあきる野市、奥多摩町、日の出町、檜原村を除く25市1町で、日の出町にある「二ツ塚廃棄物広域処分場」を運営している。
- 多摩ニュータウン環境組合 - 八王子、多摩、および本市の3市で、「多摩清掃工場」を運営している。
- 東京都十一市競輪事業組合 - 八王子、武蔵野、青梅、昭島、調布、小金井、小平、日野、東村山、国分寺および本市の11市で、京王閣競輪を開催している。
-
東京都六市競艇事業組合 - 八王子、昭島、武蔵野、小金井、調布、および本市の6市で、江戸川競艇を開催している。
国政・都政
国政
都政
本市で1つの選挙区を形成する。定数は3人。
- 2005年7月
- 吉原修(自民)
- 小磯善彦(公明)
- 今村路加(民主)※2007年4月の補欠選挙で当選
公共機関
警察
司法
消防
-
東京消防庁町田消防署(中町3-2-19)特別救助隊・特別消火中隊・救急隊2
- 忠生出張所(忠生3-6-1)救急隊1
- 南出張所(金森1700-1)救急隊1
- 鶴川出張所(鶴川3-2-4)救急隊1
- 西町田出張所(相原町45-3)救急隊1
- 成瀬出張所(成瀬2106)救急隊1
医療
-
町田市民病院
- 町田胃腸病院
- 多摩丘陵病院
- 鶴川サナトリウム病院
- 南町田病院
文化施設
公園
- 陸上競技場は野津田公園内の施設である
- 小山田緑地(都立公園)
- 小山内裏公園(都立公園)
- 芹ヶ谷公園(町田駅から徒歩10分程度)
- 薬師池公園(市立公園、新東京百景)
- 町田リス園(薬師池公園となり)
- 町田えびね苑、町田牡丹園、町田ダリア園 (いずれも薬師池公園・七国山周辺)
- 忠生公園
-
こどもの国(大半が横浜市)
図書館
-
ホテルと同居するユニークさで知られる。貸出管理の電算化により閲覧者による検索貸出予約が可能である。盗難防止装置を導入し話題となった。
-
遠藤周作の遺族からの蔵書の寄贈が契機となり森村誠一が設立に協力し、誕生した。町田ゆかりの文学者等の関係資料を収集展示する図書館分館としても機能する。
- 現中央図書館が開館するまでの本館。
- 町田市立木曽山崎図書館 (山崎町・山崎団地内)
- 町田市立堺図書館
- 町田市立金森図書館
- 町田市立鶴川図書館
移動図書館
- さるびあ・境の両図書館を起点とし、成瀬地区から相原地区までの市内広域を巡回している。
かつて存在した図書館
- 1939年から1989年まで大蔵町存在した私立図書館。中央図書館の開館に伴い閉鎖。
美術館・博物館
- 町田市立博物館
- : ガラス器の蒐集に特徴がある博物館。収蔵品はヨーロッパ、中国、日本と広く、香料入れの小瓶など他にないコレクションである。
スポーツ施設
-
町田市立陸上競技場
- 町田市立総合体育館(南成瀬)
- サン町田旭体育館(旭町・町田中央公園内)
- 町田市民球場(旭町・町田中央公園内)
- 藤の台球場
- 鶴川球場
- 野津田球場
- 小野路球場
- 市内唯一の硬式野球場
- 三輪みどり山球場
- 忠生公園ソフトボール場
- 町田中央公園テニスコート(旭町・町田中央公園内)
- 成瀬クリーンセンターテニスコート
- 野津田公園テニスコート
- 鶴間公園テニスコート
- 鶴川中央公園テニスコート
- 鶴川第2テニスコート
- 相原中央テニスコート
- 町田市立室内プール(図師町)
スポーツチーム
教育
大学
町田市内には多くの大学が点在しているが、町田駅を利用する大学は無い。
短期大学
高等専門学校
専門学校
- 学校法人榎本学園
高等学校
- 都立
忠生高校及び町田高校家政科は、町田地区総合高等学校(仮称)設置のために閉課予定。
- 私立
中学校
- 都立
- 市立
- 私立
小学校
- 都立
- 市立
- 私立
その他
交通
東京都区部までは電車利用で50分程度(市の中心駅である町田から新宿へは小田急小田原線の
快速急行利用で28分弱)。中東部を小田急線が、南部を
東急田園都市線が、南西部と西部をJR横浜線が、北西部を
京王相模原線が、いずれも市域の外縁部を通っている。町田市外の東京都から、相原駅と多摩境駅を除いた各駅へ鉄道で行くには、必ず神奈川県を通ることになる。
良好な
鉄道アクセスは市域の外縁部に集中しており、市域の中央部に鉄道空白地帯を多く抱えている。そのためバスが主要な交通手段として発達している。例えば
神奈川中央交通町田営業所管内の路線バスは1時間あたりの運行本数が多く、特に山崎団地・藤の台団地から町田駅方面へは昼間でも約5分〜10分に1便は運行され鉄道の空白を埋める役割を果たしている。
市南部・北西部の主要幹線道路については、片側一車線もしくは一・五車線で幅員も狭いものが多く、路線バスも十分な運行本数が確保されていないこともあり、慢性的な渋滞が発生している。また、都心部への鉄道交通や市内のバス路線網が発達している一方で、同じ多摩地域の近隣都市へと移動する手段は整備が遅れている。そのため、
多摩都市モノレールや
小田急多摩線の市内延伸が構想されているが、実現の目途は立っていない。なお、多摩都市モノレール延伸時の導入空間となる予定の
都市計画道路 町田3・3・36号線(新町田街道)と原町田大通りは、少しずつではあるが、建設が進んでいる。
鉄道
市内の路線・駅
鉄道網の状況については、前述の「交通」を参考の事。
主要部へのアクセス
日中の東京・横浜方面への所要時間は以下のとおりである。なお、朝夕の通勤時間帯には5〜15分程度所要時間が余計にかかる。
- 東京方面
- 町田 - 新宿(小田急線快速急行で約30分)
- 町田 - 下北沢乗換 - 渋谷(小田急線快速急行+京王井の頭線急行で約30分 ※乗換時間を含む)
- 町田 -長津田乗換 - 渋谷(横浜線快速+東急田園都市線急行で約40分 ※乗換時間も含む)
- 町田 -新宿乗換- 東京(小田急線快速急行+JR中央線快速電車で約50分 ※乗換時間を含む)
- 横浜方面
- 町田 - 新横浜(JR横浜線快速で約20分)
- 町田 - 横浜(JR横浜線快速で約30分)
バス
詳細は町田バスセンター参照
市内の路線バスは、神奈川中央交通が全域にわたって運行しており、他社の乗り入れは少ない。
-
神奈川中央交通
- その他
※2006年まで鶴川駅に京王バスが発着していたが廃止された。
空港へのアクセス・高速バス
道路
-
東名高速道路(市の南端部をわずかに通る)
- 横浜町田IC(かつて横浜ICと称した。敷地のうち大半は横浜市域である。)
-
国道16号(市の南端部と北端部をわずかに通る)
-
国道246号(市の南端部をわずかに通る。国道16号とはここで交叉)
-
町田街道(幕末から明治時代にかけて最大の貿易商品である「絹」を運ぶ街道として、集荷地・八王子と輸出港・横浜港を結んでいた。沿道は古くより栄え、なかでも原町田は中継地点として重要な宿場町でもあった。別名「絹の道」。)
-
都市計画道路 町田3・3・36号線
- 「新町田街道」と言ってもいい町田街道のバイパス的路線。幅員25mであるが、多摩都市モノレールが町田に延伸される場合における空間が用意されているために中央分離帯が7mと広くなっている。忠生付近の一部区間が完成しており、2007年10月には木曽・山崎区間が開通した。また、「多摩地域における都市計画道路の整備方針」に基づき本町田地域をはじめとして相原駅付近、南町田駅付近が第三次事業化路線に選定、2007年9月に本町田区間が事業認可された。だが、予定地の多くが住宅地になってしまっているなどしており、全線開通の目途は立っていない。
-
鎌倉街道
-
府中と町田を結ぶ。江戸時代の鎌倉街道(鎌倉中道)の古道が市内「七国山」に昔の姿のまま残されている。町田市の歴史書によれば、現道から大きく離れた小山田の都道(狭隘路)も鎌倉中道の古道に当たる。
-
鶴川街道
- 調布から原町田の町田街道旧道へと続く道。都道19号の調布〜真光寺十字路交差点、都道139号の真光寺十字路交差点〜鶴川駅東口交差点、都道3号の鶴川駅東口交差点〜原町田をあわせて鶴川街道と通称している。金井付近は幅員16mに拡幅されたが、町田高校付近は狭いままである。
-
芝溝街道
- 淵野辺駅前から、根岸・図師・野津田・大蔵等市内北部を結び、鶴川駅へ至る。
-
成瀬街道
- 町田と川崎を結ぶ道路の北西端。2車線だが道が狭いためよく混雑している。
- 団地いちょう通り
- 鶴川街道「金井1丁目」交差点から、藤の台〜山崎〜境川の各団地を結ぶイチョウ並木の通り。幅員13〜16mと広いため、バス路線の重要な経路となっている。また、鶴川街道・鎌倉街道から町田街道・相模原市方面への短絡ルートとしても利用される。
- 町田駅前通り
- 上記境川団地の「境川団地北」交差点から、町田駅までの幅員12〜20mの道路。実際は境川団地北までではなく「矢部八幡」交叉点まで伸びており、町田から淵野辺方面へバスも運行されている。
- 原町田大通り
- JR町田駅前から町田街道までの道路。幅員25m。将来は新町田街道と一体になるだけでなく、多摩都市モノレールの町田延伸の際には導入空間となる予定。
このほか、2008年上半期に、「薬師金井通り」「薬師台通り」「町谷原通り」などの名称が設定された。
観光
自然
市内の薬師池公園及び円林寺に、大賀ハスの蓮田があることから、蓮や薬師池にちなんだ商品が多い。
など
電話
- 三輪町及び三輪緑山以外の町田市内は相模原MA(市外局番:042-7)に属するため、神奈川県相模原市の大半のエリア(旧津久井町地区等を含む)や、遠く山梨県道志村月夜野地区まで市内通話扱いとなる。
- このうち町田市に割り当てられているのは042-706〜710, 042-720〜729, 042-732, 042-734〜739, 042-770~775(堺地区、相模原市でも割り当てられている)、042-782〜783(堺地区、相模原市でも割り当てられている)、042-788〜799。
- 三輪町及び三輪緑山は川崎MA(市外局番:044)に属するため、神奈川県川崎市と市内通話扱い。相模原MAに属する町田市内への通話は県内市外通話となる。
- このため、電気通信上では、町田市は神奈川県に属する。そのため、町田市から東京都内の区市町村への通話は県間通話となる。(ただしNTTの管轄は東京支店である)
出身有名人
文化・芸能
スポーツ選手
サッカー選手
その他の有名人
- 石阪昌孝:(自由民権運動家)
-
井内総一郎:(KAIENTAI-DOJO所属ゼネラルマネージャー)
ゆかりの有名人
町田を舞台とする作品
小説
-
まほろ駅前多田便利軒 - 三浦しをんによる第135回(平成18年度上半期)直木賞受賞作となった小説。便利屋を営む青年とその相棒の奇妙な日常と共に、舞台となる町田市が東京郊外にある架空の地「まほろ市」として詳細に描かれている。登場するまほろ市内のシーンは、多くが町田市内に実在する場所や店舗を名前を変えるかあるいは伏せた形で記されている。「駅むこうの松の湯」のモデルと思われる「あたみ湯」(中町1丁目)は本作出版直後の2006年春頃に廃業している。
- 殺人方程式(小説) - 綾辻行人による推理小説。殺人事件の起こった場所は、町田市と相模原市の境界線に流れる境川と横浜線が交わる辺りと見られる。
映画
-
うなぎ (映画) - 町田市小野路町周辺がロケ地。映画を見れば分るが撮影が深夜帯に行われており、映画の撮影が行われている事を全く知らない一部の住人達との間に多少のトラブルがあったとのこと。(撮影による騒音が問題だったと聞き及んでいる)
コミック・アニメーション
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神聖モテモテ王国 - 主人公ファーザーとオンナスキーが暮らすアパートが町田市内にあるとみられる(隣室に入居したアンゴルモア大王らが「デビル教団町田支部」を構えている)。
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ロリコンフェニックス - ブラックロリータ団の本部は町田市にあり、町田駅近くのヨドバシカメラでは幹部が働いてる。
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課長王子 - 主人公の田中王児が利用する駅など町田市内を描写しているシーンがあり、田中一家は町田市内の団地に住んでいると思われる。また、田中王児の声を演じた石井康嗣は、アフレコ後のインタビューにおいて町田について語っていた。
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TOKKO 特公 - この町田の団地に突如、穴が出現し、そこからファントムが現れる。このストーリーの重要な都市と言える。
ゲーム
関連項目
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南多摩斎場 - 町田市など都内近隣5市で構成する南多摩斎場組合が運営する斎場。
参考
外部リンク
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町田市役所
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市街地航空写真 - 国土交通省のサイト。右下から左中央へJR横浜線が、右上から左下へ小田急小田原線が走っている。交点やや右が横浜線町田駅、交点やや上が小田急線町田駅である。左中央から下中央に流れる川が境川で、おおむねこれより左下が神奈川県相模原市。
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