中国地方(ちゅうごくちほう)は、
本州の西部に位置する、
日本の地域のひとつ。
概要
延喜式による「近国」「中国」「遠国」の三区分のうち、「中国」に属していたのが名の由来。
文献上の早い例は、1394年に
足利直冬が備中、備後、安芸、周防、長門、出雲、伯耆、因幡の8カ国を成敗する「中国探題」としてみえる(「師守記」「太平記」)こと、翌50年に
高師泰が足利直冬討伐に「発向中国(ちゅうごくにはっこうす)」(「祇園執行日記」)、54年に将軍義詮が細川頼有に「中国凶徒退治」を命じた(「永青文庫文書」)こと等。
南北朝時代中頃には中央の支配者層に、現在の中国地域(時には四国地域を含めた地域)がほぼ「中国」として認識されていた。また中央政治権力にとって敵方地、あるいは敵方との拮抗地域であった。(岸田裕之執筆「中国」の項、『日本史大事典4』平凡社、1993)
東国に対して西国(さいごく)と呼ぶこともあるが、例外的である。
地理
気候
地域
主な地域圏
歴史
(本節では、「中華人民共和国」と区別するために、「中国地方」を「山陰山陽」と表記する。)
古代
3世紀に
近畿で
ヤマト王権が成立すると、近畿に近い山陰山陽の政治勢力は、早々とヤマト王権に参加した。当時の二大勢力圏であった、山陽の
吉備国や山陰の
出雲国は、独立性を保つ一方でヤマト王権とのパワーバランスも保ち、奈良時代には
吉備真備などの高官を輩出した。しかし、吉備国の繁栄に危機感を覚えたヤマト王権によって、吉備国は分割され、勢力を削がれた。
鎌倉時代〜室町時代
戦国時代〜江戸時代
幕末から第二次大戦まで
幕末から
明治維新にかけての動乱期には、
江戸幕府への敵対心を燃やしていた
長州藩が、時代をリードすることとなった。時代を同じくして、
津和野藩は、4万石でありながら、
石高の二倍三倍もの経済力を持ち、明治初期には
西周や
森鴎外などの知識人を輩出した。
第二次大戦後
近年は、山陽側の各都市において再び好景気となる反面、山陰側の都市や中山間地域では引き続いて厳しい状況が続いており、早急な格差是正対策が求められている。
主要都市
-
広島市(広島県)政令市・県庁所在地 人口116万人
-
岡山市(岡山県)中核市・県庁所在地 人口 67万人
-
倉敷市(岡山県)中核市 人口 47万人
-
福山市(広島県)中核市 人口 47万人
-
下関市(山口県)中核市 人口 30万人
-
呉市(広島県)特例市 人口 25万人
-
鳥取市(鳥取県)特例市・県庁所在地 人口 20万人
-
松江市(島根県)特例市・県庁所在地 人口 19万人
-
東広島市(広島県)人口 18万人
-
宇部市(山口県)人口 18万人
-->
主な高等教育機関
- 国公立大学
- 私立大学
- 短期大学
- 学校教育以外の施設
交通
概要
中国地方は、
平野や
盆地が狭く少ないため、交通網の整備が遅れを取っている。
高速道路は、南北間の連絡線(
山陰と山陽)は、
ジャンクション一回毎に東西の幹線(
中国地方対近畿・九州)に入ってから再び連絡線に入る構造の路線が多い。さらに、山陰・山陽間の連絡線となる高速道路は、
幹線国道(
国道53号、
国道54号)から大きく外れたルートで建設されたため、利便性と地域間の連帯に乏しい。
高速道路と同じく、鉄道も南北間の移動には不便な場合が多い。主な路線としては、
伯備線や
智頭急行智頭線などが主に使われるが、地方内の移動よりも、
東京・
大阪方面に向かうルート設定であるため、場所によっては遠回りになることもある。実際、
松江方面から
広島方面に抜ける場合には、
木次線・
芸備線経由の方が明らかに近回りであるが、列車の便数が少ないため、利用者は高速バスに流れている。
1990年代以降、都市型近郊輸送を行う
広島シティネットワークと本州と四国を結ぶ
瀬戸大橋線を除き、中国地方の全JR在来線が、基準輸送密度を下回る不採算路線となる状況が続いている。
この地方が抱える交通基盤整備の遅れは経済界からも問題視されており、5県の県庁所在地相互間を可能な限り短時間で結ぶことを目的として、
在来線と
新幹線を直通できる
フリーゲージトレインや、
広島西飛行場を中心としたコミューター航空網による、新しい交通体系整備の要望が挙がっている。
鉄道
旅客営業を行う私鉄は5県全県に存在するが、うち純粋な民間資本によるものは
一畑電車、
岡山電軌、
広島電鉄、スカイレールサービスのみで、これ以外の事業者は国鉄・JRから経営分離された路線の運営、建設が中断した
未成線の開業、都市交通の整備、臨海工業地帯の開発のために地方公共団体が一部出資して設立した
第三セクターとなっている。
なお、施設の保有のみを行う
第三種鉄道事業者、および鉄軌道の事業を行う
公営交通は存在しない。現在進められている瀬戸大橋線改良工事完了後は
瀬戸大橋高速鉄道保有が鉄道施設の一部を保有することになるが、保有するのがあくまで一部であるため、第三種鉄道事業者の免許は受けていない。公営鉄道については、現在もバス事業者として現存する
呉市交通局が
呉市電を運営していた他、
玉野市営電気鉄道をはじめ複数例存在したが、いずれも
昭和中期から後期にかけて廃止されている。
一般私鉄(軌道、広義での新交通システムを含む)
専用線・貨物専業線
道路
空港
国内旅客数は、中国地方全体でここ数年若干の減少傾向があり、2005年には700万の大台を割り込んで697.9万人/年度となった。国際線旅客数は53.8万人/年度におよび、増加傾向を示している。
経済
-
農業
-
工業
- 「中国」を冠する企業名
方言
スポーツ
野球
-
プロ野球
-
社会人野球
サッカー
-
Jリーグ
-
Lリーグ(女子サッカー)
-
Jリーグ加盟を目指すクラブ
-
JFL
-
中国リーグ
- 中国女子サッカーリーグ
ラグビー
-
トップキュウシュウ
バレーボール
-
プレミアリーグ(男子)
-
プレミアリーグ(女子)
-
チャレンジリーグ(女子)
ハンドボール
-
日本リーグ(男子)
-
日本リーグ(女子)
ソフトボール
- 男子西日本リーグ
- 女子リーグ
アメフト
-
Xリーグ
ホッケー
-
日本リーグ(男子)
- 西日本リーグ(男子)
- 関西リーグ
-
日本リーグ(女子)
- 西日本リーグ(女子)
陸上競技
-
駅伝(男子)
-
駅伝(女子)
人口
※順位・人口・割合は2003年10月1日のデータによる。
年齢構成
関連項目
*