概要
しかしながら長大
トンネル等の土木技術が確立途上にあった時期の建設であり、山肌を縫うように建設された結果、高速道路としてはカーブやアップダウンの多い
線形となり、大半の区間で
最高速度が80km/h以下に制限されており、
第四次全国総合開発計画(四全総)で
山陽自動車道が構想、事業化され開通すると、通過交通の大半がそちらへシフトする状態となっている(#最高速度、#交通量の節を参照)。現在は日本を縦断する
国土軸においては山陽自動車道を補完する役割を担っている。また、中国山地沿いの各都市(
津山市、
新見市、
庄原市、
三次市、
美祢市など)や山陰地方の各都市(
米子自動車道・
浜田自動車道)にとっては、他地域との交流の上で欠かせない重要な交通ルートとなっている。
通過市町村
接続高速道路
インターチェンジなど
- IC番号欄の背景色が■である部分については道路が供用済みの区間を示している。また、施設名欄の背景色が■である部分は施設が供用されていない、または完成していないことを示す。未開通区間の名称は仮称。
-
スマートICは背景色■で示す。
- 路線名の特記がないものは市道。
- BSのうち、○は運用中、◆は休止中の施設。無印はBSなし。
- 新見ICは◎としている。これは当該BSは本高速道路に属すIC設備に併設されているBSが休止中で、IC近隣に設置された施設でIC設備からも離れているBSが運用中のためである。しかし実際の運用上の扱いは一緒である。
SA・PA
山陽自動車道全通等による交通量の減少に伴い、神戸JCT-山口JCTのいくつかのSAやPAで、
ガソリンスタンドやスナックコーナーを閉鎖や営業時間の短縮をするなどの規模縮小が目立つ。
売店が併設された休憩施設
- 全てのサービスエリア
- 赤松PA
- 社PA
- 安富PA
- 上月PA
- 真庭PA
- 本郷PA
- 王司PA
24時間営業は
- 西宮名塩SA
- 社PA上り線
- 加西SA
- 勝央SA
- 安佐SA
- 美東SA
給油所が併設された休憩施設
- 鹿野SA、吉和SA下り線を除く全てのサービスエリア(大佐SA、吉和SAいずれも上り線は24時間営業ではない。)
- 王司PA
レストランが併設された休憩施設
トンネル
主なトンネル
-
宝塚東・宝塚西トンネル
-
渋滞の名所
-
杉坂トンネル(兵庫・岡山県境)
-
牛頭山トンネル
- 中国自動車道で最長のトンネル
-
平トンネル
-
船場トンネル
-
三谷澄合トンネル
- 上り線
- 澄合トンネル
- 下り線
-
加計東トンネル
-
加計西トンネル
-
境トンネル
- 上り線は1988年に死亡事故が起きているため、トンネル手前から警告板が表示されている。また、上り線トンネル入り口には「家族のためにも安全運転」と書かれたイラスト入りの看板が設置されている。
-
冠山トンネル
- このトンネル手前で中国自動車道の最高地点(海抜 : 721m)を通過する。
-
米山トンネル
- このトンネル内で県境(島根県・山口県)を通過する。
牛頭山・加計東/西トンネルは、広島北JCT-戸河内ICの区間に
存在する。いずれも2kmを超える長距離トンネルである上にその前後にも1km前後のトンネルが連続するため難所とされる。ちなみに、この区間の距離約17.2Kmの内12.4Kmはトンネルであり、これは、この区間全体の3/4にあたる。また、開通からしばらくの間は、これらのトンネルは
暫定2車線で供用されていた。
ちなみに、以下のトンネルの数の表では、広島北JCT-戸河内よりも戸河内-吉和の方が多くなっているが、合計の距離は、広島北JCT-戸河内は約12.4km、戸河内-吉和の上り線は約3.1km・下り線は3.3kmと遠く及ばない。
歴史
車線
- 吹田JCT-中国池田IC : 4車線(上り線に一か所登坂車線あり)
- 中国池田IC-吉川JCT : 6車線(上下線に数か所登坂車線あり)
- 吉川JCT-下関IC : 4車線(上下線に数か所登坂車線あり)
ハイウェイラジオ
- 中国豊中(中国吹田IC - 中国豊中IC)
- 西宮(宝塚IC - 西宮北IC)
- 加西(加西IC - 福崎IC)
- 勝央(美作IC - 勝間田BS)
- 新見(大佐SA - 熊谷BS)
- 高田(美土里BS - 本郷PA)
- 吉和(吉和SA - 冠山TN)
- 小郡(真名BS - 美祢IC)
- 王司(王司PA前後)
道路管理者
-
関西支社神戸管理事務所 : 吹田JCT-吉川IC
- 関西支社福崎管理事務所 : 吉川IC-佐用IC
-
中国支社津山管理事務所 : 佐用IC-新見IC
- 中国支社三次管理事務所 : 新見IC-高田IC
- 中国支社千代田管理事務所 : 高田IC-六日市IC
- 中国支社山口高速道路事務所 : 六日市IC-小月IC
-
九州支社下関管理事務所 : 小月IC-下関IC
最高速度
中国自動車道はほとんどの区間で80
km/hに
制限されている。これは、建設時期が山陽道よりも早く、建設当時の技術的な
問題もあり、極力元の
地形に沿った形でルート選定がされたため、急カーブや勾配のある坂道が連続していることが要因である。中国道は全体を通じて
半径500
m未満のカーブが非常に多く、広島県庄原市の東城IC-庄原ICは中国自動車道で最小半径のR=250mが連続している
場所がある。
また、北房IC-新見ICは、1種4級でかつ急カーブ、急勾配が連続しているため最高速度が60km/hに制限されている(北房IC側の4kmは改良工事により最高速度が80km/hに緩和されている)。
設計速度
- 吹田JCT-宝塚IC : 100km/h
- 宝塚IC-北房IC : 80km/h
- 北房IC-新見IC : 60km/h
- 新見IC-広島北JCT : 80km/h
- 広島北JCT : 50km/h(中国自動車道を連続走行する場合)
- 広島北JCT-下関IC : 80km/h
この道路の規格は、開通当初の
自衛隊の車両規格に沿ったものになっているとされる。
交通量
10月8日撮影・六日市IC-吉和IC)交通量が少ない。]]
24時間交通量(平成17年度道路交通センサス)
2002年度の日平均交通量(2003年度JH年報)は15,634台(広島自動車道の広島IC-広島北JCTを含む。前年度比97.6%)である。この数字は山陽自動車道の半分以下である。
その要因としては、
- 主要都市(岡山、福山など)を通過せず、仮に通過しても(神戸、姫路、広島)山岳部である北側をかすめるように通過するだけである。
- 山間部を通過するため長距離走行に不向き。
- 山陽自動車道に比べて神戸JCT-山口JCTの距離が20kmほど長い(区間によっては山陽自動車道を通過しない場合が距離が短くなる場合がある)。
- 急カーブが多く、大半の区間で規制速度が80km/h以下に規制されている(特に、北房-新見ICは60kn/h以下に規制されている)。
などが挙げられる。
特に、山陽自動車道が全通した1997年
12月10日以降は、これまで中国自動車道(神戸JCT - 山口JCT)を通過していた
高速バスや
貨物自動車の大半が山陽自動車道へシフトし始め、現在では通常の
日中に
大型車が通過することは少なくなっている(米子自動車道や浜田自動車道に入る場合は、引き続き中国自動車道を通過しなければならない)。ただし、
2005年9月7日に
台風14号による路盤崩壊により
岩国IC-
玖珂ICが通行止めになり、本線が復旧する
12月1日までは一時的に広島北JCT-山口JCTの交通量が増加していた。
一方、山陽自動車道、阪神高速北神戸線との合流前後(神戸JCTより
東側・山口JCTより
西側)の区間は常に交通量が多い。特に中国池田IC-神戸JCTの区間は
日本でも屈指の交通量がある区間であり、宝塚東・宝塚西トンネルを先頭に渋滞も頻発している。特に
四国方面から阪神方面への利用者はこの渋滞を避けるために比較的すいている阪神高速7号北神戸線や
阪神高速湾岸線に抜けるルートにシフトしている。抜本的な対策として、新名神高速道路の整備が待たれている。
関連項目
外部リンク
高ちゆうこくしとうしやとう
高ちゆうこくしとうしやとう