宇宙世紀の地球連邦軍
概要
設立は
宇宙世紀に移行する前の
西暦2009年(サンライズの宇宙世紀年表より)。
地球連邦の軍事部門だが、連邦政府の文官や議員などはあまり登場しないため、作品によっては地球連邦軍=地球連邦であるかのように描かれる。大部分の
サイド(
スペースコロニー群)をもその勢力下に置くが、政治的には
アースノイドの権益だけを擁護する目的で運用されることも多い。劇中では
連邦軍やただ単に
連邦と呼ばれる場合もある。
地球至上主義を掲げる連邦軍の一部隊
ティターンズが、地球連邦軍の実権を掌握した例もある。ティターンズと対立して戦った
エゥーゴも、元々は連邦宇宙軍及び
スペースノイドから発生した一派である事から、決して一枚岩ではない事が分かる。
どのように軍事費を賄っていたのかに関しては描写が無い為不明であるが、地球及び各サイドからの税収で賄われているものと思われる。また、
シビリアンコントロールも機能している模様。
シリーズに登場する諸勢力の中では最大の規模であり、また最も長期に渡り存続した。反面、劇中では非常に巨体な組織故の官僚主義や
事なかれ主義が蔓延した組織として描かれることが多かった。改革派も存在したが
レビルなどの改革派の軍人の主要人物の大半が戦死したことでほぼ瓦解している。
現実の歴史においても
第二次世界大戦の戦勝国であるアメリカやソ連の軍隊(前線の兵士は別としても)の上層部は、派閥抗争や既得権益の保護、予算の獲得に終始していたので、それらをモデルにした設定と言える。
英語表記について
地球連邦軍の英語表記は数種類存在する。元々は正式な表記が存在しなかったため、地球連邦には「Union」「Federal State」「Federation」などが、地球連邦軍には「Union A.F.」「Federal Force」などが用いられていた。
その後、
OVA『
機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』の頃に「
U.N.T.(
United Nation Troops)」が地球連邦軍の正式な表記とされ、中でも宇宙軍を表す「
U.N.T. SPACY」が主に用いられた。他にも地球連邦陸軍「U.N.T. ARMY」、地球連邦海軍「U.N.T. NAVY」、地球連邦空軍「U.N.T. AIR FORCE」、地球連邦地球軍(陸海空軍の総称)あるいは地球連邦地上軍(
MSVによる陸海軍が一時合併していたときの呼称)などを指すと思われる「U.N.T. LAND」「U.N.T. GRAND」などという表記もあった。
しかし、1999年の
プラモデル『
パーフェクトグレードガンダム』発売の際に、地球連邦が「
Earth Federation」、地球連邦軍が「
E.F.F.(
Earth Federation Force)」に変更され、中でも宇宙軍を表す「
E.F.S.F.(
Earth Federation Space Force)」が主に用いられるようになった。これは、「U.N.T. SPACY」が「
国際連合宇宙戦術局」などという存在しない組織と勘違いされかねないという理由があったためで、以前からある表記に矛盾を起こさないように「
U.N.T.」には「
非通常戦術(
Under Normal Tactical)」、「
SPACY」には「
特別分類建造場(
SPecial Assortment Construction Yard)」と言う略称がこじつけられた。なお、地球連邦陸軍は「
E.F. ARMY」と言う表記が用いられていたが、近年は「
E.F.G.F(
Earth Federation Ground Force)」の表記も見られるようになった。
なお、上記に記した略称は全ての
終止符(.)を省いたり(EFSF など)、最後の終止符のみを省いた表記(U.N.T など)が使われることもある。
編成
一年戦争当時、連邦軍総司令部は南米の
ジャブローにあったが、
グリプス戦役初期には既に移転しており、ジャブローはエゥーゴによる襲撃を受けた直後にティターンズの仕掛けた核により自爆。それ以降、劇場版『
逆襲のシャア』でチベットのラサから移転しているという台詞が存在しているだけで、総司令部がどこに置かれたのかははっきりしていない。地球連邦に敵対する勢力は上層部の描写も多く、時には最高指導者自らが
モビルスーツなどに乗って最前線で戦うことさえあるのに対し、連邦側は主人公の所属する部隊を中心に描かれ、それより上の指揮系統はあまり登場しない。尚、地球連邦軍では「士官学校未卒の軍人は、佐官以上の階級に昇進出来ない」とする規則が存在する。
また、詳細な部隊編成も劇中に登場しない事から不明である。
- 地球連邦軍
- ;地球連邦陸軍(E.F.G.F.)
- 詳細な編成は不明であるが、劇中ではヨーロッパ方面軍や極東方面軍(第08MS小隊)、オーストラリア方面軍などが登場する。主な所属人物にレビル将軍やイーサン・ライヤー、パウルスなどがいる。
- ;地球連邦海軍('''E.F.N.F.)
- 明確な描写なし。主な所属人物にティアンムやバッフェなどがいる。
- ;地球連邦空軍('''E.F.A.F.)
- 明確な描写なし。主な所属人物はサミュエラ、テキサン・ディミトリーなど。
- ;地球連邦宇宙軍('''E.F.S.F.)
- マゼランやサラミスといった宇宙艦艇を有し、ルナツーや占領後のコンペイトウ(ソロモン)を宇宙における拠点とした。主な所属人物にロドニー・カニンガンやワッケインなどがいる。
- ;情報部
- 主な人物にアリス・ミラーやデン・バザークなどがいる。
この他、一年戦争後期には
サイド6に地球連邦の駐留軍がいる事が描かれている。
主要な軍事拠点
- *キャリフォルニアベース:ジャブロー防衛の要の巨大軍事拠点。北アメリカ大陸西側の海岸沿いに位置する事から、U型潜水艦などが入るドックが存在する。一年戦争緒戦でのジオン公国軍による「第二次地球降下作戦」で占領されるが、戦争後期の奪還作戦で奪還に成功。
- *ニューヤーク:キャリフォルニアベースに並ぶ、北米大陸での軍事拠点。一年戦争時、ジオン公国軍により占領されるが、戦争後期に奪還。
- *ハワイ
- *ペキン
- *マドラス
- *トリントン:オーストラリア大陸東部に位置する基地。基地内に核貯蔵施設存在する。
- *ベルファスト
- *キリマンジャロ
- *ルナツー:一年戦争緒戦にて宇宙の大半をジオン公国軍の制圧化に置かれた事から、地球連邦軍唯一の宇宙での拠点(宇宙基地)となった。しかし、戦略的には価値が低くかった為、大きな戦闘は発生しなかった。戦争後期にはビンソン計画によって再建され、チェンバロ作戦や星一号作戦に参加する宇宙艦隊がここに一端集結し、作戦に参加している。宇宙世紀0093年の第二次ネオ・ジオン抗争では、ネオ・ジオン軍に占領される。
- *コンペイトウ:一年戦争後期のチェンバロ作戦において地球連邦軍が占領し、星一号作戦への橋頭保としてる。一年戦争終結後も拠点として運用され、宇宙世紀0083年には多数の艦艇を参加させた観艦式が行われた。
歴史
装備
地球連邦軍の関連研究機関とそこで開発された主な技術
その他の地球連邦軍が登場する作品
脚注
関連項目
ちきゅうれんほうくん