卒業論文(そつぎょうろんぶん)は、
大学(
短期大学を含む)及び
高等専門学校に所属する主に最終学年の
学生が、その最終学年の一年間を通しておこなう
卒業研究の成果として提出する
論文の事である(期間や、方法が異なる場合もある)。一部の
高等学校にも科しているところがある。略して「卒論(そつろん)」。
その形式や書式等は、各大学・
学部・
学科(場合によっては所属
研究室)や、
専攻する分野によって異なるが、概ね
IMRAD型といわれるスタイルをとるものと考えてよい。
文系学部などでは、
ゼミナール論文を卒業論文と同様にあつかう事もある。医学部では卒業論文ではなく「卒業試験」が行われることが多い。これは医師国家試験対策の一環であると考えられる。
理学部や
工学部、
農学部などでは、研究成果を
OHPや
コンピュータを使って発表する口頭諮問の形をとることもある。
芸術学部・
美術学部・
音楽学部・
建築学科などの場合は、
卒業制作、卒業展示(卒展)、卒業演奏会(卒演)など卒業研究の成果発表として行われる。語学系の大学・学部などでは卒業翻訳がある場合もある。
法学部では卒業論文を課さない大学も多い。
理系学部の多くが、4年次に「卒業研究」という科目を履修して、卒業論文として纏めて提出することが必修とされているのに対し、文系学部では卒業論文の提出が卒業要件ではない場合も多い。提出された論文は
叢書にまとめられる事もある。
なお、卒業論文の提出時期は様々であり、毎年12〜3月に定められていることが多い。卒業論文を提出した後に、教授らによる「口頭試問」が行われることもあり学生の理解度が確認される。
卒業論文はかつて原稿用紙に手書きで書かれていた。その後、ワープロやパソコンを利用するようになり、現在はパソコンで書かれるものが多い。
関連項目
出典:「フリー百科辞典ウィキペディア」(2009-01-01)