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聖戦士ダンバイン

聖戦士ダンバイン』(せいせんしダンバイン)は、1983年(昭和58年)2月5日から1984年(昭和59年)1月21日まで、名古屋テレビ系で毎週土曜日17:30 - 18:00に全49話が放映された、日本サンライズ(現・サンライズ)制作のロボットアニメ

概要

作品タイトルともなっているダンバインとは、主人公ショウ・ザマら聖戦士と呼ばれるパイロットが搭乗する、昆虫をモチーフとした異形のロボット(オーラバトラー)。『無敵超人ザンボット3』を嚆矢に展開された、クローバーのアニメロボットシリーズ第7作目であり最終作である。
中世ヨーロッパに似た異世界バイストン・ウェルを舞台とするなど、新ジャンルに挑戦した意欲的な内容の作品。本作に登場するメカも、7m前後と比較的小型で曲線を多用した生物的印象を色濃く持つなど、これまでのロボットアニメに登場した直線的な巨大ロボットとは一線を画すものとなっている。
しかし当時の日本ではまだファンタジー的世界観が一般に浸透していなかった事からそうした試みは視聴者に中々受け容れられず、結局後半では路線変更で舞台を地上世界に移す事となった。また当時の造形技術では複雑な曲線で構成されたオーラバトラーは玩具化・プラモデル化が難しく、昆虫をモチーフとしたデザイン自体も子供には怖がられ、商業面では不振に終わった。
それでも、当時のアニメファンの間ではポスト・ガンダムとして、一貫してトップクラスの人気を誇り、各アニメ誌上で頻繁に特集が組まれていた。 アニメ放映と並行して、富野が自ら『野性時代』に連載したバイストン・ウェルを舞台とする小説『リーンの翼』もヒットし、「現代用語の基礎知識」にて、富野が、ノベルズ作家の一人として挙げられるほどの話題となった。
若年層からは敬遠されたオーラバトラーの生物的デザインも、モデラーを中心とした比較的高年齢層からは絶大な支持を集めた。放映終了後も現在に至るまで人気は衰えることなく、ガレージキットやアクションフィギュアが数多くリリースされ続けている。
バイストン・ウェルの世界観はファンの間ではおおむね共有されており、TVシリーズの後日談であるOVA『New Story of Aura Battler DUNBINE』や、バイストン・ウェルを舞台としたパラレルストーリーとして『ガーゼィの翼』『リーンの翼』がOVAとして製作されるなど、現在でも根強い人気を持つ。
1990年代に入るとテレビゲーム『スーパーロボット大戦シリーズ』に登場し、新たなファン層を獲得した。2000年にはプレイステーションで『聖戦士ダンバイン 聖戦士伝説』が発売された。

あらすじ

陸と海の間に存在し、輪廻する魂の休息と修錬の場とされる異世界バイストン・ウェル。人の生体エネルギーとも言える「オーラ力」で形成される世界である。小さな妖精の姿をしたミ・フェラリオと成体のエ・フェラリオ、中世ヨーロッパ的な封建制国家群を形成するコモン(人間)、蛮族ガロウ・ラン等がそれぞれの勢力圏で、互いに影響し合いながら暮らしている。通常は生死以外に地上世界との往来は不可能だが、エ・フェラリオの力や大事故等のアクシデントによって偶然開かれるオーラロードを通ることにより、稀にそれは発生する。
ある日、アの国の地方領主ドレイク・ルフトの元に、地上人(ちじょうびと。いわゆる「現実世界」の人)の天才科学者ショット・ウェポンが現れる。ロボット工学に明るいショットは、バイストン・ウェルに固有のオーラ力に着目し、それをエネルギー源に駆動するオーラマシンを開発。「機械」をバイストン・ウェルに初めてもたらした。当初は馬に代わる移動手段程度のものだったが、徐々に軍事へと利用を拡大。やがて、彼の地に棲息する巨獣の甲殻を外装に纏い、内蔵された人工筋肉を電子制御によって駆動する、人型兵器オーラバトラーが開発された。ドレイクはオーラマシンの圧倒的な力を知り、バイストン・ウェル全土を制覇するという野望を抱いた。彼はまず、捕獲したエ・フェラリオのシルキー・マウにオーラロードを開かせ、地上人トッド・ギネストカマク・ロブスキーショウ・ザマの3人を召喚し、彼らを3体の新型オーラバトラー・ダンバインのパイロットである「聖戦士」として配下に置く。ショウは突然の異世界に戸惑いながら、言われるままに当面の対抗勢力であるギブン家との戦闘を重ねていたが、ドレイクの娘リムル・ルフトやギブン家の地上人マーベル・フローズンの説得によって、ドレイクの真意を悟りダンバインとともに出奔、オーラシップ・ゼラーナを指揮するギブン家の長男、ニー・ギブンの下に身を寄せる。
ドレイクは技術向上・マシン量産のためにオーラバトラーやその技術を他国に輸出した。結果としてドレイクは莫大な軍資金を得たが、アの国以外もオーラマシンとその技術を手に入れることとなる。各国による巨大オーラ・バトルシップの建造も重なって、戦乱はより大規模なものと化した。
フェラリオの長であるジャコバ・アオンは、目に余るコモンの蛮行に業を煮やし、その意志と力により全オーラマシンをバイストン・ウェルから追放。戦いの舞台は地上界へと移る。あわよくば地上をも我が物にせんとするドレイク率いるアの国・クの国連合軍、その野望を阻止せんとするシーラ・ラパーナとエレ・ハンムの下に集うナの国・ラウの国連合軍の戦いは、地上の国家をも巻き込んだ全面戦争へと向かっていった。

用語

聖戦士
強いオーラ力(ちから)を持ち、オーラマシンの操縦適性がある人物のことである。作中では主に、バイストン・ウェルに召喚された地上人たちがそう呼ばれる。ただし、オーラ力が強いからこそオーラロードを通ってバイストン・ウェルに召喚されるのであり、地上人を召喚するのはパイロット適性を持つ者を手っ取り早く選抜する手段に過ぎない。ゆえに召喚された地上人並みにオーラ力の強いコモン(バーン・バニングス、ミュージィ・ポーなど)も存在する。
物語序盤でドレイク・ルフトが地上人をバイストン・ウェルに次々と召喚したのは、ダンバインのようにより強いオーラ力を必要とするオーラバトラーのパイロットを揃えるためであった。しかし、物語後半に操縦者のオーラ力を直接増幅するオーラコンバーターが開発され、一般のコモンもオーラバトラーを扱うことが可能となった。以後は戦闘適性のあるコモンが聖戦士として台頭し、舞台が地上世界に移った後も地上人は起用されなくなった。
なおバイストン・ウェルにおいては一種のテレパシーにより違う言語で会話しても意味が通じるため、地上人がバイストン・ウェルの住人や他国出身の地上人と会話するのに不自由はなく、後にオーラマシンと共に人々が地上界に追放された際も(ショウ達バイストン・ウェルで生活した地上人も含めて)その能力は維持されていた。
オーラ力(ちから)
人間の持つ生体エネルギーであり、オーラマシンの動力源である。
オーラマシンの発揮する力は、パイロットのオーラ力に大きく左右される。これはオーラマシンが、パイロットのオーラ力に依存しているためである。よって基本性能が劣る機体でも、強いオーラ力を持つ聖戦士が操縦すれば高い戦闘力を発揮し、逆に高性能であってもパイロットのオーラ力が弱ければ本来の性能を発揮しない。
また地上界ではオーラマシンの性能や兵器の破壊力が格段に向上し、バイストン・ウェルにおいてはオーラ力の作用や反応が抑制される。なおショウ達バイストン・ウェルで過ごした地上人が地上界に追放された際は、肉親のオーラ力に引かれてその付近に出現している。
ハイパー化
オーラ力の暴走によって発生する特殊な現象である。憎悪などの負の感情により、オーラマシンを覆っているバリアーが実体化して膨れ上がり、巨大化したオーラマシン像を形成する。ハイパー化したオーラマシンは巨大化した機体そのままに行動し、また攻撃力も比例して増大する。しかし暴走したオーラ力の負荷に機体が耐え切れず、いずれ自壊に至る極めて危険な諸刃の剣である(ただし自壊現象にまで至ったのは最初のハイパー化例であるジェリルのレプラカーンのみで、その他の事例では自壊に至る以前に戦闘に決着がついている)。
初めてハイパー化が観測されたのは、ジェリル・クチビ搭乗のレプラカーンである。
その後、トッド・ギネスのライネック黒騎士(バーン)のガラバもハイパー化を果たしたが、黒騎士の場合はエレ・ハンムにより封じられる形で元に戻っている。
ショウ・ザマのビルバインもハイパー化の危機に陥ったが、チャム・ファウの知らせでそれを察知したマーベル、エレの助力により抑え込まれてぎりぎりのところで制御され、暴走するには至らなかった(このときの増大したオーラ力はトッド・ギネスのハイパーライネックを倒す決定打となっている)。
また、後の富野監督作品『ブレンパワード』や『リーンの翼』でもハイパー化とよく似た現象(もしくは同一の現象)が見られる。

物語に影響を与えた商業上の事情

玩具の売上不振を打開するため、ウイングキャリバーからオーラバトラーへの可変を売りにした新主役メカ・ビルバインの投入と、物語の舞台をバイストン・ウェルから現実世界へ移行させ、派手なロボットバトルを前面に打ち出すことなどが決定した矢先、メインスポンサーであるクローバーが倒産してしまう。急遽、本作のプラモデルを販売していたバンダイがメインスポンサーとなり、新スポンサーにトミー(現・タカラトミー)を迎え、ビルバインの玩具販売を請け負ってもらうことで、打ち切りは辛うじて免れた。
富野はバンダイにメインスポンサーを引き受けさせたサンライズ営業の努力に触れてもトミーの件には触れておらず、『聖戦士ダンバイン・ノスタルジア(2000年刊)』では「この十数年、ダンバインのメインスポンサーが潰れたことを忘れていた」「バンダイ発じゃなかったから本作が消えていった(ガンダム一辺倒になってしまった)」等の発言がある。

主要登場人物

聖戦士

ショウ・ザマ
- 中原茂
主人公の地上人。東京都武蔵野市東吉祥寺の一角に家族とともに住んでいる日本人。18歳。バイストン・ウェルではオーラバトラー(以下AB)ダンバイン(後にビルバインに乗り換える)を操り聖戦士と呼ばれる。仕事一筋で家庭を省みない両親に反発し、モトクロスに熱中していた。詳細はショウ・ザマの項を参照。
続編OVA「New Story of Aura Battler DUNBINE」では約700年後のバイストン・ウェルにシオン・ザバとして転生している。
マーベル・フローズン
声 - 土井美加
アメリカ合衆国 テキサス州 ダラス出身の大学生。坐禅を組む程度だがを嗜む。ショウがドレイクの元から離れるきっかけを作り、戦闘においてもパートナーとなる。実家は牧場。
早いうちからナックル・ビー(ニクス・ティタン)により聖戦士としてバイストン・ウェルへ召喚されており、ショウ達がバイストン・ウェルに召喚された頃には、既にドレイクの野望を見抜きギブン家の一員となっていた。ゲーム『聖戦士ダンバイン 聖戦士伝説』では、ドレイクの元から脱走したという展開が描かれている。
ギブン家ではショウに次ぐ聖戦士であることから、ダーナ・オシー、ボゾン、ボチューンなど常に最新型のオーラバトラーを与えられ、最終的にはショウがビルバインに乗り換えたことでダンバインのメインパイロットとなる。
当初は、ニーに思いを寄せていたが、次第のその思いはショウへと移っていった。ただし、一方で「ジャップ(=ショウ)には負けられない」と父母に発言しているシーンも見られる。
トッド・ギネス
声 - 逢坂秀実、総集編と一部ゲームは堀内賢雄森田順平
アメリカ合衆国マサチューセッツ州ボストンの出身で、空軍のパイロットをしていた。年齢は23歳。
ショウ、トカマクと同時に、ドレイクによりバイストン・ウェルに召喚され、聖戦士として扱われる。そのままドレイクに掌握されたアの国陣営の一員として、ショウ、マーベルらギブン家側と何度も戦闘を繰り広げる。 空軍で同僚パイロットだったアレンが召喚されると立場の危うさを悟り、ショウに猛攻をかける。しかし敗れて機体が大破、重傷を負い一時行方不明となるものの、ガロウ・ランに変えられ、コモンの世界に流されていたナックル・ビーに助けられて一命を取り留める。その後、ドレイクと同盟を結んだビショットの配下となり、与えられたビアレスで執拗にショウ・ザマに戦いを挑み続ける。最終決戦の直前にライネックでハイパー化するが、ショウ・ザマに討たれて死亡した。
ドレイク・ルフトの野望を知った後も、それを阻止することより聖戦士として優遇されることを優先するなど、現実主義者である。また母親想いであり、出世することで孝行を考えていた節もある。最期の言葉も母への呼びかけであった。自身を「東部の落ちこぼれ」と称した鬱屈した感情を、戦場で対峙したマーベルにぶつける場面もあった。バイストン・ウェル勢が地上に浮上した際には、故郷であるボストンが戦火に巻き込まれるのを恐れ、アの国の軍勢とアメリカ合衆国との橋渡し役となった。ドレイクはトッド戦死の報告を受け取った際、その生前の功績を認め、彼の母親が住むボストンには手を出さない旨を部下に通達するのであった。
序盤はショウのダンバインに翻弄される場面が目立ったが、クの国の聖戦士として戦線に復帰してからはオーラ力も増大し、度々ショウ達を苦戦させている。
ゲーム『スーパーロボット大戦F』にて既に声優を引退していたトッド役の逢坂秀実興信所を使ってまで捜し出した(その際、ショウ役の中原茂や、『重戦機エルガイム』の主人公ダバ・マイロード役の平松広和も協力していた)。なお、ゲーム『聖戦士伝説』およびOVA『New Story of Aura Battler DUNBINE』では堀内賢雄、『サンライズ英雄譚』では森田順平が声を当てている。
主な搭乗機体はダンバイン、ドラムロビアレス、ライネック。
トカマク・ロブスキー
声 - 戸谷公次
地上では、ソ連領(現在のウクライナ領)のハリコフに住む失業者だった。
ショウ、トッドと同時にバイストン・ウェルに召喚される。彼らと同じく初陣では緑色のダンバインに搭乗していたが、ギブン家側に撃墜されて死亡した。
ゲーム『聖戦士伝説』では、展開によって仲間にできるが能力はショウやトッドに及ばない扱いになっている。
ジェリル・クチビ
声 - 大塚智子
ショウやトッドに続き第二陣として送られてきた地上人。逆立っている真っ赤な髪と青いメッシュが特徴的な女性。崩壊した家庭に育ち、ダブリンでロックシンガーとして生計を立てていた。ショウを敵として追い回す。凶暴な性格で戦闘に喜びを見出していた。地上に出た後はオーラ力の暴走によりレプラカーンごとハイパー化してしまう。
アレン・ブレディ
声 - 若本紀昭 ※現・若本規夫
ジェリル、フェイと共に地上から召喚された。トッドの空軍時代の先輩であり、トッドがアレンの召喚を知って功を焦り、撃墜されてしまう間接的な原因となる。優秀なパイロットだったようで、オーラバトラーの操作にも自信を見せていた。大した努力をせずとも、目覚しい成果を挙げる天才タイプだが、性格にはかなりの難がある。ビルバインの初陣でビランビーごと一刀両断にされて機体は爆散。アレン自身は海に放り出され、以後の生死は不明。ただし監督の富野は、「アニメック」誌のインタビューで「間違いなく死んでいる。不明に見えるのはスタッフの勘違いゆえ」と答えている。
フェイ・チェンカ
声 - 三橋洋一 ※現・橋本晃一
ジェリル、アレンと共に召喚された地上人。中国人。バイストン・ウェルに来る前は売れない俳優をやっていた。気性の荒いジェリルと自信家のアレンを冷静になだめるなど、まとめ役を果たしていた。第23話でミュージィと共同して戦うが、投擲したグリネイドをショウのダンバインに跳ね返され、乗機のレプラカーンもろとも爆死、第二陣の中では最初の犠牲者となった。

ギブン家(反ドレイク勢力)

ニー・ギブン
声 - 安宅誠
アの国の地方領主ロムン・ギブンの息子。父母を殺された後はギブン家当主として、アの国およびバイストン・ウェルの平穏を取り戻すためドレイクと戦う。オーラシップ・ゼラーナの艦長を努め、ゼラーナ撃沈後は専らオーラバトラーに搭乗して戦った。
マーベルやキーン、チャムなど好意を寄せる女性は多かったが、当人はドレイクの娘リムルと惹かれあっており、彼女を優先するあまり他者に辛く当たる事も。そのためショウと対立することも多かったが次第に成長し一同を纏め上げていく。
物語終盤にて自らの手でドレイクを討ち取るも、直後にドラムロのトリオ・コンビネーションの直撃を受けた搭乗機が大破。機体から投げ出された自身もその炎に身を焼かれる壮絶な最期を遂げる。
湖川友謙によると髪型はミンキーモモが元である。
主な搭乗機体はボゾンボチューン
キーン・キッス
声 - 高田由美
ギブン家に仕えるキッス家の娘。ギブン家に対する義とニーへの好意から、ドレイクに付いた父と袂を分かつ。ABが量産体制に入ってからはオーラボンバー・フォウやボチューンに搭乗。最終決戦の最中、半ば事故的に命を落とす。
湖川友謙の好みのキャラである。
チャム・ファウ
声 - 川村万梨阿
ギブン達について回る小妖精(ミ・フェラリオ)。当初は通信手段の確保や雑用をこなす程度の賑やか要員だったが、苦戦するショウの助力が出来る筈とダンバインに同乗するようになる。コスチュームはハイレグレオタード、後に自作の戦闘服を着用する。本人曰く「他のフェラリオとは違い手先が器用」で、シーラの容姿を模したようなロングスカートも披露している。
湖川友謙によると、所謂オタク狙いのキャラクターであり、クローバーから人形として単独で商品化されていた。
映画『チョロQダグラム』にもカメオ出演している。
ロムン・ギブン
声 - 立沢雅人
ニー・ギブンの父親。ドレイクの野望を知りその証拠をつかもうとするが、妻を殺され後に自身も戦死する。
ホン・ワン
声 - 龍田直樹
ギブン家に仕えるガロウ・ラン。種族特性の素早さを活かしての伝令や斥候等、物語序盤たびたび活躍した。
ドワ・グロウ
声 - 若本紀昭
オーラシップ・ゼラーナの操縦士。ニーに対して対等な物言いをしていることから、家中でも相当の身分の騎士か、若しくは幼馴染であると思われる。
ドルプル・ギロン
声 - 戸谷公次
ラウの国のオーラマシン開発に際し技術指導を行った技師。ニー・ギブンから「ショット・ウエポンの下に居た鍛冶屋で、ダンバインやゼラーナの開発に携わった」と評されており、ショットの配下の技師であったのがギブン家に寝返ったものと思われる。ニーやマーベルらギブン家一同からの信頼は厚く、再合流を歓迎されていた。のちにオーラシップ・ゼラーナの機関士を勤める。
キブツ・キッス
キーンの父。ギブン家に仕えていたが、ドレイクの圧倒的な力のために、一族郎党の生き残りを賭けてドレイクの元へ走る。その後バーンの指揮下に入り、ダンバインとの戦闘により戦死。

アの国

ドレイク・ルフト
声 - 大木正司
アの国の地方領主。後にアの国王。地上人によりオーラマシンの威力を手に入れ、バイストン・ウェルを征服しようという野心を持つ。ショウなど地上人を召喚した。主君を裏切ってアの国・エルフ城を攻め落とし、アの国王として各国に侵攻する。国王にふさわしい器量の持ち主だが、公私共に人材的には恵まれなかった。
娘の無事を喜んだり、トッドの功績を認めて彼の故郷に危害を加えないことを誓うなど「性根からの極悪人ではない(聖戦士ダンバイン ノルスタジアより)」が、家族に甘すぎる一面があり、ルーザの暗躍を許すことになってしまった。
バーン・バニングス
声 - 速水奨
ドレイクに仕える騎士。剣術や馬術の達人であり、オーラマシンのパイロットとしても非凡。気質は勇猛果敢かつ忠義。反面、自信過剰故の詰めの甘さや功を焦っての勇み足等、前線で一軍を統率する指揮官としては器が小さく無能の印象が付きまとう。
当初は主君の信任も厚く、若くして軍の中核を任され数々の重要な任務に従事するが、三人の聖戦士達の来訪と前後して彼の前途には暗雲が立ち込めるようになる。主君の娘婿の座を餌に奮起を促されるなどしたが、エルフ城攻防戦における戦術的敗北を期に失脚する。
物語初期はドラムロに搭乗。その後ビランビー、レプラカーン、黒騎士になってからはズワァース、オーラファイター・ガラバと、アの国の新鋭機には殆ど搭乗している。一度だけライネック、オーラボンバー・ブブリィに搭乗したこともある。
黒騎士
声 - 速水奨
「戦いで顔に醜い傷跡が残った」と称し仮面で素顔を覆う謎の騎士。その正体が失脚したバーン・バニングスその人であるということはごく一部の者達にしか明かされていない。しかし特徴的な長髪は晒されたままであり、縁深き者達にはその正体を看破されていたようである。無論、実際には顔面に戦傷など負っておらず「騎士の面体を傷つけられた」ために正体を隠しているに過ぎない。利害が一致したショットの私兵となり、汚名を晴らす機会を窺っていた。
ショウを激しく憎悪する様は”悪意の象徴”として描かれ、最終決戦では素顔のバーン・バニングスとして彼を迎え討ち、生身で刺し違えるという最期を遂げた。
『New Story of Aura Battler DUNBINE』ではラバーン・ザラマンドとして転生。再び黒騎士を名乗りズワウスを駆る。
ショット・ウェポン
声 - 田中正彦
アメリカカリフォルニア出身の地上人。28歳。ロボット工学の権威であった。バイストン・ウェルのオーラ力を応用して強力なオーラマシンを作り上げドレイクに協力する。
漁夫の利を狙う狡猾な策士で、ゆくゆくはドレイクを排除し自らが支配者になろうとしていた野心家。その野望を告白してミュージィを取り込み、専用オーラクルーザー・スプリガンで独自に立ち回る。
オーラマシンを作り上げ、戦乱を拡大させた重罪人として「死ねない」運命をもたらされ、以後「死」を求めて700年にわたりバイストン・ウェルをさまよう亡霊となる。その物語はOVA版「New Story of Aura Battler DUNBINE」にて語られる。
ミュージィ・ポー
声 - 横尾まり
リムルの家庭教師として音楽を教える。後に戦士となり、ショットの愛人となる。父や兄弟も戦士として登場。搭乗したオーラマシンはAB・ビランビー、ライネック、ズワァース、オーラボンバー・ブブリィなど。
ガラリア・ニャムヒー
声 - 西城美希、総集編とゲーム『聖戦士伝説』は伊倉一恵、『スーパーロボット大戦シリーズ』では安達忍
ドレイク配下の女騎士。敵前逃亡者の娘として育ったため人一倍名誉欲が強く、バーンをライバル視していた。似た境遇のゼット・ライトとはウマが合うようで、試作オーラコンバーターを搭載したAB・バストールを与えられる。
エルフ城攻防戦においてショウと交戦した際、共に地上世界に出てしまう。混乱したまま東京上空を迷走し大型旅客機を撃墜、駆けつけたショウとの交戦で新宿副都心壊滅などの被害をもたらす。死者は30万人に登った。秩父山中に潜伏していた際、登山者などから強奪したスポーツドリンクには違和感を覚えていたが、米飯やお茶の類は味覚に合った模様。漸く現状を把握してショウの説得に応じ、バイストン・ウェルに帰還しようとするが、オーラロードを抜ける寸前で爆死する。
「New Story of Aura Battler DUNBINE」ではベラーナ・ガリアッハとして転生している(ベラーナの声は『スーパーロボット大戦シリーズ』のガラリアと同じく安達忍が担当)。
ゲーム『聖戦士伝説』では、展開によって仲間にできる。仲間にするのは困難であるが、能力は高い。しかもサーバインも同時に手に入る。仲間になる時は、顔を隠してヴァルキリアと名乗っている。
ゼット・ライト
声 - 立木文彦
ショット・ウェポンとともにオーラマシンを作り上げた技術者。ショットが自分より厚遇されていることにいささか嫉妬している。オーラロードを通って召喚されたことから、聖戦士として登用された他の地上人には及ばないにしても、それなりのオーラ力は持っていると思われ、地上浮上後には自らオーラマシンを駆って戦うこともあった。バストール、ビランビー、ビアレス、ブブリィ、ガラバと様々な機体に搭乗して戦闘に参加しているが、射撃を主とする戦闘スタイルのためか「ちっ弾切れか!」というセリフが目立つ(黒騎士は弾切れの為に撤退しようとするゼットを「所詮、技術屋には戦いは無理なのか…」と評している)。第43話で戦死。
ルーザ・ルフト
声 - 火野捷子 ※現・火野カチ子
ドレイクの妻。クの国王ビショットと密通しドレイク亡き後の実権掌握を画策する奸婦。ドレイクやビショットは勿論、実娘リムルすら自らの野望を果たすための手駒としか見ておらず、攻め寄せるニー・ギブンらに対して彼女を人質に取る事もあった。最終局面では自らを「全ての混乱の元」と断罪するリムルを事も無げに射殺。直後、乱入してきたニー・ギブンにAB・ボチューンのオーラバルカンで撃ち殺された。
リムル・ルフト
声 - 色川京子
ドレイクの一人娘。ニー・ギブンとは相思相愛の仲。何度もニーの元へ走ろうとし、その度に連れ戻される。実の母であるルーザの暗躍を知り誅殺を試みるが、返り討ちに遭い死亡。
オーラマシンの操縦について心得があり、ニーの元に身を寄せていた際にはAB・ダーナ・オシーでの戦闘も経験している。
「New Story of Aura Battler DUNBINE」ではレムル・ジルフィードとして転生。
フラオン・エルフ
声 - 山田俊司 ※現・キートン山田
アの国の国王。政事に疎い無能な人物で、ドレイクに玩具で篭絡され審議もせずにミの国征伐の勅命を出すなど、典型的な暗君。ゼラーナ隊の協力で一度はエルフ城の防衛に成功するが、疑心から援軍を送らず撃退に失敗、勝機を失う。以降も指示を二転三転させて戦力を疲弊させた挙句、城を攻め落とされ城壁から転落死した。
ミズル・ズロム
声 - 戸谷公次
ドレイク・ルフト配下の武将で元騎士団長。オーラシップ ブル・ベガー型1番艦の艦長を任されていた。第30話以降の消息は不明。
ピピ・ポー
声 - 三ツ矢雄二
ミュージィの弟。

クの国

ビショット・ハッタ
声 - 曽我部和行
クの国の国王。ドレイクと同盟を結び、オーラバトルシップ・ゲア・ガリングを建造して戦線に参加する。後にゲア・ガリングと共に地上へ送られる。後半はルーザと手を組むが…。
ガラミティ・マンガン
声 - 佐藤正治
ニェット
声 - 戸谷公次
ダー
声 - 高宮俊介
3人で「クの国の赤い三騎士」と呼ばれる(『機動戦士ガンダム』でおなじみの「黒い三連星」のセルフパロディと思われる)。一部を赤く塗装したAB・ビアレスに搭乗し、「トリプラー」と称する3機連続攻撃(黒い三連星のジェットストリームアタックと同様に3機が同じスピードで一直線に並んで突進、目標に連続攻撃をする戦法)を得意とするが、先頭のガラミティはショウのビルバインにやはり踏んづけていかれ(この時のショウのセリフは「俺だって!!」と、まるでアムロを意識しているとも取れる物である)、後続のニェット、ダーはほぼ同時に倒される。

ナの国

シーラ・ラパーナ
声 - 高橋美紀
ナの国の女王。嵐の壁でショウに助けられたことから、ナの国の新型可変AB・ビルバインをショウに与え、自らもオーラバトルシップ・グランガランに乗り込むが、地上へ送られてしまう。ショウに惹かれてはいるが表に出すことはなかった。最終決戦において戦火を終息させる重要な役割を担う。容姿端麗な凛とした佇まいで日本アニメ史に残る人気美少女キャラの一人であり、視聴者だけでなく制作者側でも彼女の作画を担当したがるアニメーターが続出した。出渕裕が愛している。
ローマの休日』のオードリー・ヘップバーンが演じる王女様がモデルである。
当初は同名の男性の老人キャラとして登場する予定であった。
エル・フィノ
声 - 富沢美智恵
シーラについているミ・フェラリオ。エンディングに登場しているのは彼女である。
ベル・アール
声 - 西城美希、『スーパーロボット大戦シリーズ』では吉田小南美
シーラについている幼いミ・フェラリオ。オムツを履いており「(最後の戦いになるのは)最終回だからか?」という迷言を残す。
カワッセ・グー
声 - 広森信吾 ※現・拡森信吾
シーラの忠臣。グラン・ガランの艦長を務める。名は製作に携わった川瀬敏文から。
ナベン・ワタ
ナムワン型オーラシップの艦長。ドラムロ隊のトリオコンビネーションによりグラン・ガランが被弾したのを見て盾となるべく突出する。艦の対空砲火と搭載機により敵AB数機を撃破し編隊の切り崩しに一部成功するものの、単艦で突出したために味方からの支援を受けられず、編隊を解除したAB隊の包囲攻撃を受け乗艦とともに爆散する。第44話のみ登場。名は脚本家の渡邊由自から。

ラウの国

フォイゾン・ゴウ
声 - 西村知道
ラウの国の国王でエレの祖父。ニー・ギブンと協力して物語の前半において反ドレイク陣営の主力となり、オーラバトルシップ・ゴラオンを建造した。ショウを聖戦士と認める。自らも専用カラーのABボチューンに乗り込んで戦うが、第29話で戦死する。
エレ・ハンム
声 - 佐々木るん
ミの国の王女。ラウの国フォイゾン王の孫娘で、後にラウの国の女王となる。霊力(オーラ力が異質な形で発現したもの)をもち、未来の予見や悪意の察知などのかたちで度々ショウたちに危機を報せた。ドレイクの攻撃で母親の故郷に共に逃れるが受け入れられず、またドレイクの脅威に対抗するために霊力を高めようと霊山・ボンヤー山に篭る。強獣ズバダに襲われた際に発散したその力が、東京のショウを再度バイストン・ウェルに呼び寄せる助力となる。フォイゾン王亡きあとはゴラオンを率いてショウたちと共に戦い、後に地上世界へゴラオンと共に送られる。互いに惹かれあったソ連特使トルストールの戦死に際しては立場も忘れて泣き暮らすが、キーンやマーベルらの励ましで立ち直り指導者として生きることを決意する。
大国のラウやナではなく小国のミで育ったためか、高貴な雰囲気を漂わすシーラと異なり、より庶民的で親しみやすい性格である。
エイブ・タマリ
声 - 堀部隆一
ラウの国フォイゾン王の家臣。オーラシップ・グリムリーの艦長。フォイゾン王の死後はオーラバトルシップ・ゴラオンの艦長として、王の戦死後もエレを支える。新型AB・ビルバインを与えられ図に乗っていたショウを殴って諌めるなど、各所において年長者としての役目もこなした。最後は霊力を使い果たし息絶えたエレの亡骸を抱えながらゲア・ガリングに特攻し戦死する。
プラドン
ペーゲル
ガント
ラウの国の家臣。プラドンはフォイゾン王との別離の描写から、古くからの臣と思われる。3名ともタータラ城攻防戦で戦死する。プラドンはその死に際し「花は春 夏は陽炎 秋紅葉 冬の白雪 既に無し」と辞世の句を詠んでいる。名前の由来は古代ギリシアプロイセンの哲学者プラトンヘーゲルカントから。

ミの国

ピネガン・ハンム
声 - 中村秀利
ミの国の国王。エレの父親。ドレイクの侵略の矛先を向けられたため、和平交渉のために重臣をドレイクのもとに送ったが、ドレイク側の返答は使者の殺害だった。その後、パットフットとエレを避難させてニー・ギブンらとともに居城キロン城で防戦するが、乗艦の「ナムワン2」を撃沈され戦死。
パットフット・ハンム
ミの国の王妃。ラウの国の国王フォイゾン・ゴウの娘だが、かつてピネガンと駆け落ちしたため、親子の縁を切られている。キロン城落城後、父を頼ってラウの国へ赴くが拒絶されてしまい、霊力を高めるために山に篭ることを決めた娘を連れて退去する。後に娘のエレを攫いに来たジェリルの部下によって殺されてしまう。
ショタン
ピネガンの側近。和平交渉のため志願してドレイクの陣屋へ赴くが、交渉の席で暗殺される。

フェラリオ

ナックル・ビー
声 - 佐々木優子
マーベル・フローズンを地上に召喚したエ・フェラリオ。その罪でガロウ・ランに変えられコモンの世界に落とされていた(そんな中トッド・ギネスを助けてもいる)が、マーベルの懇願を受けたジャコバによって罪を軽減された。
ジャコバ・アオン
声 - 吉田理保子
妖精(フェラリオ)の長。ショウにオーラマシンを全て破壊するように依頼するが、激しくなるばかりの戦火に業を煮やし、自らの命と引き換えに全てのオーラマシンとその乗員を地上へ送ってしまった。同名の存在がOVA版「リーンの翼」にも登場しているが、パラレルワールド性が加味されているため、全くの同一人物というわけではない模様。また、「重戦機エルガイム」の世界観にも関与しているという永野護による説がある。
ゲーム『聖戦士伝説』では、主人公がオーラバトラーを作っていないと、ロウルートのみではあるが、強化パンツァーを与えてくれる。
シルキー・マウ
声 - 池田昌子
上級妖精(エ・フェラリオ)。ドレイクに捕らわれ、ショウ達地上人を召喚させられる。後にショウに助けられ、ショウがジャコバに会うきっかけを作ったが、自身は罰を受けミ・フェラリオにされた。その後の姿は「New Story of Aura Battler DUNBINE」で描かれている。

その他地上人

トルストール・チェシレンコ
ソ連からゴラオンへ和平の特使としてやってきた青年将校。エレに惹かれ、エレのためにAB・ポゾンに乗り込むが、撃破され、AB・ボチューンに乗り換えて黒騎士に対して相討ちをねらうが、返り討ちに合い戦死。第35話のみ登場。
ニジェンスキー
ソ連政府の秘書官。キエフ付近に出現したグラン・ガランへ、友好のための使者として派遣される。乗艦の際、衣装棚に偽装した時限式の核爆弾を持ち込むが、下艦後にエル・フィノらに見破られてしまう。
チャーリー・カミングス
声 - 龍田直樹
アメリカ大手電機メーカーIBNのニューデリー支社の社員。レーダー機器のメンテナンスのためにゴラオンへ乗り込む羽目になる。ラナ・パーキンスンとは過去に恋仲であった模様。
フレデリック
声 - 林一夫
ラナ・パーキンスン
声 - 島津冴子
2名ともアメリカIBN社の社員。ニューデリー支社がゴラオンへの機器の売り込みに成功したことを知り、それに倣ってゲア・ガリングへ機器を売り込む。ラナは後にリムルと共にゲア・ガリングから脱出し、ドレイクの計らいによってアメリカへ帰還した。
チヨ・ザマ
声 - 高島雅羅
ショウの母親。教育評論家。ショウがダンバインと共に地上界に出現した際、世間体と固定観念から頑なにショウを拒絶した。
シュンカ・ザマ
声 - 土師孝也
ショウの父親。ショウを受け入れようとしたが妻の強烈な拒絶にあい断念。
ヨウコ・カワハラ
シュンカ・ザマの秘書。
バルベラ
声 - MIO ※現・MIQ、ゲスト出演
マーベルの友人。ハワイに住んでいる。
ジャバ
ショット・ウェポンの幼馴染。オーストラリアでスプリガンに収容される。搭乗機はライネックでパイロットとしての能力は非常に高く、二度に渡ってビルバインに損傷を与えた。巨大戦艦のバリアーの内側から攻撃を行う通称「バリアー破り」と呼ばれる攻撃を初めて行った人物であり、ゲア・ガリングがナ・ラウ連合軍に包囲された際、グラン・ガランの艦橋を攻撃してシーラ・ラパーナに重傷を負わせ、ナの国軍を脱落させたが(この戦いの後、巨大戦艦に対する攻撃は専ら体当たり攻撃が主流となる。)直後にショウ・ザマに討たれて戦死した。内容は異なるがトルストールと並んで、物語の展開に影響を与えてしまった「通常の地上人」と言える。第41話のみ登場。

ナレーション

声 - 若本紀昭
次回予告の最後のセリフ「戦雲がショウを呼ぶ」は後に「砂ぼうず」「ハヤテのごとく!」の次回予告でもパロディとして使われた(しかも若本本人の声で)。

スタッフ

主題歌

オープニング「ダンバイン とぶ」 歌:MIO(現・MIQ
作詞:井荻麟 作曲:網倉一也 編曲:矢野立美
エンディング「みえるだろうバイストン・ウェル」 歌:MIO
作詞:井荻麟 作曲:網倉一也 編曲:矢野立美
挿入歌「青のスピーチ・バルーン」 歌:小出広美
作詞:三浦徳子 作曲:網倉一也 編曲:矢野立美
挿入歌「水色の輝き」 歌:小出広美
作詞:三浦徳子 作曲:網倉一也 編曲:矢野立美

放映リスト

当時のネット局

☆の局は同時ネット、★の局は時差ネット。

派生作品

漫画

アニメブック

  • テレビ放映終了後に全3巻の総集編が発売された。各巻に1話ずつ、全3話からなる新作、『New Story of Aura Battler DUNBINE』が1話ずつ収録された。世界観などの内容は本編とかなり違っている。
また、富野由悠季は、本作以降も“バイストン・ウェル”を舞台とする小説やアニメを多数発表しており、ガンダムシリーズと並ぶライフワークとなっている。また、作品世界を舞台としたゲームも発売されている。以下はその作品一覧。

小説

ボード(ウォー・シミュレーションゲーム

  • FS-002 グランアタック ダンバイン 戦術級(ツクダホビー)
  • オーラバトラー(ツクダホビー)
  • バイストン・ウェル(ツクダホビー)
  • ウイングキャリバー(ツクダホビー)

コンピュータゲーム

  • 聖戦士ダンバイン 聖戦士伝説プレイステーション用ゲームソフト。オリジナルの主人公を中心に、TV版の「if」を体験できる。主人公の行動によって、結末や他のキャラクターの運命も大きく変わる。ルートはニー達に味方するロウルートとドレイクと手を結ぶカオスルートの二種類ある。カオスからロウに移ることができるが、その逆は不可能である。基本はテキストのみだが、一部戦闘シーンにボイスあり)
シュンジ・イザワ
声 - 上田祐司(現・うえだゆうじ
主人公
フィナ・エスティナ
声 - 杉本ゆう
ショウ・ザマ
声 - 中原茂
マーベル・フローズン
声 - 土井美加
ニー・ギブン
声 - 安宅誠)(※キャストとして表示されるが本編中に出力されるシーン無し?
バーン・バニングス/黒騎士
声 - 速水奨
ガラリア・ニャムヒー
声 - 伊倉一恵
トッド・ギネス
声 - 堀内賢雄
ミュージィ・ポー
声 - 横尾まり
ジェリル・クチビ
声 - 大塚智子
フェイ・チェンカ
声 - 橋本晃一
アレン・ブレディ/ナレーション
声 - 若本規夫

その他

  • 第1話について、富野由悠季総監督は「そもそもあれが作劇上の失敗で、異世界に召喚されたショウ・ザマを一晩寝かせ、ワンクッションを置いて翌朝から世界観の説明をだらだらとやった結果、主人公としての動機付けができず、その後も状況に対し能動的に動けない、流されがちなキャラになってしまった。あそこで戦火の只中に投げ入れておけば、もっと物語も弾んだことだろう」と悔いている。その反省か、後年製作された「ガーゼィの翼」導入部では、主人公がいきなり激しい戦いの渦中に放り込まれている。
  • また、第1話の完成したフィルムを見た時点で、富野は「自身の趣味性のみで作品を制作している」と感じ、番組内容を当初の構想から大幅に変更することを決意した。「東京上空」を可能な限り前倒しし、オーラマシンが地上に出た時点で終わる予定だった内容を変更した。同時に自分の趣味性だけで終わらないようにシーラ・ラパーナを男性の老人から美少女に変更(これは脚本の富田祐弘が提案)した。それに伴いエンディングのみ出演予定だったエル・フィノも本編に出演することになった。
  • 出渕裕によると「富野さんナウシカに影響受けているよな」とのこと。当時、富野は宮崎駿のやっていることに憧れを持っていたそうである。
  • オーラシップは当初、オーラバトラーを運ぶ小型の母艦として設定されていたが、「地上編」近くにきてオーラバトラーを有する各国が大艦巨砲主義の生き残りのような巨大オーラシップを建造、圧倒的な戦闘力で地上を焦土とする場面も見られた。ゴラオンに至っては、何故か「宇宙戦艦ヤマト」に出てきそうな戦艦的デザインになっている。これについて富野は一言「出渕のアホが」とこぼしている(アニメック誌より)。
  • 最終話のシナリオ段階(そのシナリオは「マイアニメ」85年3月号に掲載)では、命を落とした登場人物達がミ・フェラリオとして生まれ変わることになっていたが、「それでは『伝説巨神イデオン』と同じ結末になってしまう」という富野の演出意図により、完成したフィルムからは削除されている。これに関しては、国内だけでなく海外でも賛否両論を呼んだ。翌年アメリカのアニメイベントにパネリストとして参加した富野が、現地のファンから「『聖戦士ダンバイン』のラストは、あなたにとって不本意だったのでは?」との質問を受けた。上述の返答をしたところ、なおも「それは了解したが、作品全体として考えると、やはりあの終り方は消化不良なのではないか」と指摘され、富野は「ゴメン!」と謝った。
  • 1994年頃、永野護が「聖戦士ダンバイン」の劇場用完全新作に向けたオーラバトラーのデザイン依頼を富野から受けて描いたものが、ファイブスターストーリーズにて登場するMHファントムとバナロッテ、とのこと。これについては永野護著・F.S.S DESIGNS2 ADDLER:JUNO(P159)のバナロッテの解説を参照。
  • 岩手放送での本放送の際、40話の「パリ炎上」を飛ばして放送してしまい、ファンからの抗議で最終回放送の翌週に「パリ炎上」が放送された。
  • チャム・ファウは『ザテレビジョン』のアニメキャラクター初の表紙になった(1985年3月9日-15日号)。
  • 高橋美紀川村万梨阿富沢美智恵立木文彦菊池正美などといった数多くの人気声優が、この作品からデビューしている。
  • 秋田大学アニメーション製作研究会が1985年に製作し、アニメ雑誌などで話題になっていた、主題歌「ダンバインとぶ」の替え歌に併せて農家の様子が描かれたパロディである『農耕士コンバイン』という作品が、自主制作映像を発表する番組、平成名物TV三宅裕司のえびぞり巨匠天国の第3回(1991年1月26日放映)で放送された。
  • 元プロレスラー前田日明新日本プロレス在籍時、入場テーマ曲に主題歌の「ダンバインとぶ」が使用された。イントロのみをリピートし続けるというオリジナル編集されたもの。

参考文献

  • サンライズ監修 Bad Taste編 『聖戦士ダンバイン大全』 ISBN 4575296538
  • 『聖戦士ダンバイン・ノスタルジア』 ソフトバンク・パブリッシング編

脚注

関連項目

外部リンク

前後番組の変遷

いせんしたんはいん *

出典:「フリー百科辞典ウィキペディア」(2009-01-01)
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