山海関(さんかいかん)は
中国万里の長城の東端にある
要塞。
河北省と
遼寧省との境にあり、
女真に対する国防の要とされた。「天下第一関」と称されるが、これは山海関が天下に名高い
関所だからというわけではなく、東から数えて最初の関所だからである。
ここを越えて中原に向かうことを「入関して、関内に入る」と言い、東北地域を「関外」もしくは「関東」という。したがって、
関東州と
関東軍の名前も、この関より東を関東と称したことに由来する。
歴史
漢代には
臨楡関と呼ばれ、
明代に山海衛が置かれてから山海関と呼ばれるようになった。明末の
ヌルハチ、
ホンタイジによる
満洲族の侵入を何度も跳ね除け、守将
呉三桂が清に降伏するまで不落の要塞だった。清になってから名前が臨楡県と元に戻されたが、それ以降も山海関と呼ばれた。
出典:「フリー百科辞典ウィキペディア」(2009-01-01)