日本における
三大都市圏(さんだいとしけん)とは、日本の三大都市の都市圏である
東京圏(または
首都圏)・名古屋圏(または
中京圏、中部圏)・大阪圏(または
京阪神圏、近畿圏)の総称である。これらを総称して
東名阪とも呼ばれる。
定義
通常の解釈
都市圏は、本来は境界のあいまいな用語であるため、三大都市圏に属する各大都市圏の範囲として一元的な定義は存在しないが、一般的には次のようにとらえられることが多い。
多くの場合、以上の13都府県が三大都市圏(又は単に
大都市圏)と呼ばれ、その他34道県は「
地方圏」と呼ばれる。
大都市圏整備計画による定義
経済的定義
通勤圏などの経済的定義に基づいて各都市の都市圏を分析すると、東京都市圏と名古屋都市圏は
東京都区部と
名古屋市という単一の中心都市しか持たないが、京阪神圏では
京都市・
神戸市・
姫路市・
和歌山市において
昼間人口が
常住人口を越えており、各都市が大阪とは個別の中心機能を持って通勤・通学者を求心しているため、京都都市圏及び神戸都市圏は大阪都市圏と異なる個別の
都市圏として解釈される場合もある。このため、「大阪圏」という呼称よりも、神戸・京都各都市域まで含むことが明確な「京阪神」または「近畿圏」という呼称のほうがより好まれる。
六大都市
現在は法的根拠がないものの、慣例的に「六大都市」(あるいは「六大都市圏」)と言った場合に旧六大都市を元にする都市を指すことがある。この場合、旧東京市についてはその範囲にある
東京都区部を指す。
三大都市圏への集中
日本の
人口・
企業活動・
大学などの
教育機関は三大都市圏に集中している。人口に関しては、全人口の50.01%が三大都市圏(東京、名古屋、大阪の各都心から50キロメートルの範囲)に集中している。近年では東京圏、名古屋圏では依然として人口が増加しているものの、大阪圏では人口が拮抗から減少に転じ始めている。
三大都市圏の中でも、1970年以降、東京圏への集中が最も著しい。国内の銀行貸出残高の50%は東京圏に集中し、国内の外国法人数の91.1%が東京圏に集中、資本金10億円以上の企業の本社数は56.5%が東京圏といった統計が出ている。かつては経済の中心として東京を凌駕していた大阪圏は、昭和初期の戦時集中
統制以降大手企業の相次ぐ東京移転が続き、さらに戦後はいわゆる
工場三法による悪影響や、
中部圏開発整備法による製造業の名古屋圏への流出などによって東京圏との格差が広がりつつある。ただし、近年
工場三法は工場立地法を除いて廃止され、大阪圏では相次いで大規模工場の建設が始まるなど復調の兆しを見せている。
こうした、人口や企業の三大都市圏への過度の集中(過密化)によって、さまざまな
都市問題が起こっている。通勤ラッシュ、交通渋滞、政的統制の飽和、
ヒートアイランド現象などである。
一方、地方では
過疎化が進み、人口は減少して労働者不足が深刻化し、高齢者の割合が増加、経済も縮小している。
大都市への人口・経済活動の集中は、問題を多く抱える一方で、経済活動の効率化につながるメリットもある。企業が狭い範囲に集中することにより、輸送費や通信費が少なくて済み、企業間の取引が低コストになることなどである。
文化面でも、三大都市圏には出版・放送などの
マスコミ各社や、商業施設・イベント施設が多く集中し、また著名人も多い。
このため流行や新語も三大都市圏から発生することが多い。
脚注
関連項目
外部リンク
としけん
*3たい