官歴には恵まれなかったが、晩年まで様々な著作を著した。『朝野群載』(28巻)や『懐中歴』(10巻)・『掌中歴』(4巻)などが代表的なものである。『懐中歴』・『掌中歴』は散逸したが、
鎌倉時代に両書を元にして編纂された『二中歴』が残されている。また児童向として『続千字文』・『童蒙頌韻』などの啓蒙書を執筆、更に本職である
数学書『三元九紫法』を著したがこちらは散逸した。
また、若い頃から
観音菩薩、後に
浄土教を厚く信仰したことで知られており、
仏教関連の著作も多く残しており、前述の『拾遺往生伝』・『後拾遺往生伝』をはじめ、『仏法感験記』・『六波羅蜜寺縁起』・『叡山根本大師伝』・『世俗往生決疑』(散逸)・『金剛般若験記』(散逸)などがある。
参考文献
- 竹内理三「古文書学からみた『朝野群載』」(『新訂増補国史大系月報』9)。
- 弥永貞三「朝野群載」(『国史大系書目解題』上巻)。
- 木本好信「『朝野群載』と三善為康」(『平安朝日記と逸文の研究』、おうふう、1987年)。
関連項目
ためやす
出典:「フリー百科辞典ウィキペディア」(2009-01-01)