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警視庁捜査一課9係

警視庁捜査一課9係(けいしちょうそうさいっか9がかり)は、テレビ朝日系列でシリーズ化されている水曜21時枠の刑事ドラマである。2008年までに3シリーズが放映された。

概要

はぐれ刑事純情派』『さすらい刑事旅情編』『はみだし刑事情熱系』『相棒』など、数多くの大ヒットシリーズを世に送り出したテレビ朝日の水曜21時刑事ドラマ枠のシリーズ。放送が終了した『はぐれ刑事純情派』『さすらい刑事旅情編』『はみだし刑事情熱系』に代わり、『相棒』とともに、2006年の春より、テレビ朝日の水曜21時刑事ドラマ枠のレギュラーシリーズとなっている。
大都会・東京で日々多発する凶悪犯罪。警視庁は、その事件解決のために「捜査一課9係」を新設した。渡瀬恒彦演ずる捜査一課9係の係長「加納 倫太郎」、井ノ原快彦演ずる「浅輪直樹」、羽田美智子演ずる「小宮山志保」、津田寛治演ずる「村瀬健吾」、吹越満演ずる「青柳靖 」、田口浩正演ずる、「矢沢英明」の6人の刑事たちが、難事件を解決していく。
重厚なストーリーを重視する為、2週1話完結のエピソードもある。
2006年12月27日に放送された「警視庁捜査一課9係 特別編」では同局の人気ドラマ「相棒」に登場する鑑識の米沢守が登場している。

キャスト

捜査一課9係

加納倫太郎…渡瀬恒彦警部
55歳。捜査一課で最も高い検挙率を誇る9係の係長である。部下に命令するのではなく、勝手に動くように促すタイプである。部下にダメ上司と思われているようだが、実際はその反対で、鋭い洞察力と勘を持ち、情報収集力も優れている。変人タイプ。たまに、上司の命令は聞き流す事も。刑事部長など上司の前ではネクタイをする事もあるが、基本的にはノーネクタイ。コーヒーの味など食にこだわりが多く、職場で何かを食べているシーンが多い。さらに、庁舎内(9係)で料理をするため、捜査一課のフロアはダシの匂いなどで充満する。そのため是枝から注意を受けることが多々ある。過去は、一匹狼の刑事で、神宮司とコンビを組んだ事もある。30年前に上司の娘である石川登紀子と結婚したが、17年前に離婚。一人娘の倫子からは嫌われていたがシーズン3の最終回では誤解がある事が判明し、仲直りし始めた。神宮司から『ツンデレ』と発言された。
浅輪直樹…井ノ原快彦V6):巡査
31歳。新宿中央署・刑事課から9係に転属となった新人刑事。大抜擢ではあるが、警察関係者の縁故ではない。加納とコンビを組み、誠実さが気に入られている。小宮山からは「青年」と呼ばれる。加納の娘・倫子と付き合っている。大学時代のあだ名は「オセロ」で、理由は白黒はっきり付けているから(2006年年末スペシャルより)。シーズン3で兄がいることが明らかになったが、何らかの確執があり不仲だったが最終回では完全に仲直りをした。
小宮山志保…羽田美智子巡査部長
34歳。村瀬とコンビを組む刑事。片山という恋人がいたが、刑事を辞めることを結婚の条件にされ破局。「片付け・整理整頓できないタイプ」と加納には見られている。シーズン3では外科医・東条にさりげなくアプローチ。
村瀬健吾…津田寛治警部補
37歳。9係の主任を任される。スペシャルでは7係の係長への昇進が内定するも、犯人逮捕時の小宮山の威嚇射撃が問題になり、取り消しになってしまう。そういう事もあってか、出世志向が段々空回りしている。参事官の一人娘・つかさと付き合っているせいか、政治ネタや権威に弱く、自らの信念を曲げてしまう事も。捜査では小宮山とコンビを組んでいるが、つかさの存在がありながらも彼女の事が気になり出している。
幼少期に父と妹を亡くし、惨めな生活を送ってきたという思いが強く、現在の上昇志向につながっている。
シーズン3にて、被害者遺族の思いと「正義」の言葉に動かされ、自らの出処進退及びつかさとの未来を覚悟した上で、つかさの父も絡む汚職問題に手をつける。それが原因となり、つかさから別れを告げられるがシーズン3の最終回では、再び交際をした。
青柳靖…吹越満警部補
42歳。矢沢とコンビを組む。村瀬に対しては、対抗意識が強い。口は悪いが、矢沢いわく「悪い人ではない」。取調室の机をひっくり返す事が多く、さらに捜査で掴んだ情報を自分だけにとどめる事もあり、村瀬はそれを気にしている。次期主任の座を狙っている。過去に、ヤクザに麻薬中毒にされていたところを救出したのがきっかけで妙子と恋人関係になり、現在同棲している。過去や刑事と事件関係者との恋だけに神経質になっている部分がある。妙子が一時的に彼の元を去った時に人格が変わってしまうほど(season2-6より)、彼女の事を大事な存在としている。矢沢とは家族ぐるみの付き合いである。
矢沢英明…田口浩正巡査部長
36歳。青柳とコンビを組む。売れっ子漫画家の妻・早苗に、「刑事を辞めて、アシスタントに」と言われているため、徹夜で仕事に付き合わされる事も多く、刑事の仕事に影響が出る事も。いびきがうるさく、一時的に泊めた青柳と妙子を悩ませた事がある(season2-2より)。シーズン3では早苗との間に一児(通称・福ちゃん)を儲けるも、早苗が育児ノイローゼで入院、更に命に関わる病気であると診断され、自身も気の休まる時間がなくなる。

周りの人々

石川倫子… - 中越典子
加納倫太郎の娘、26歳。職業はパティシエール。仕事の虫であった父親の加納を憎んでいたが、浅輪と付き合いだしてから、理解していくようになる。寿司、特に鯖寿司が好き(シーズン1-最終回より)。シーズン2第1話で、加納に怨みを持つ男に誘拐されるが、間一髪、加納に救出される。浅輪からは、「倫子ちゃん」と呼ばれている。シーズン3の最終回では父親と仲直りし始めた。
垣内妙子…遠藤久美子
青柳の恋人、30歳。職業はクラブ歌手。過去に、ヤクザに麻薬中毒にされていたところを青柳に救出され、青柳と恋人関係に。青柳が刑事である立場上、関係を公表しづらい時期が一時期あり、別の事件での関係者に挙がった時も、青柳は必死に隠そうとしていた。自分の事よりも周囲の人の事を考えてしまうタイプで、青柳が刑事を続けて欲しいために自ら彼の元を去った事もある(season2-5より)。その後、9係のもとに再び姿を現した際に、浅輪をかばって撃たれ、重傷を負う(season2-9より)。青柳の事を「青ちゃん」と呼ぶ。
宮原礼二…金児憲史
倫子の勤める洋菓子店「パンとケーキの店 ミヤハラ」の息子でパティシエでもある、28歳。父から、店を受け継いでいる。倫子が好きらしく、浅輪をライバル視している。倫子にふられても、まだあきらめられない一面があったが、最近では浅輪と倫子の関係を応援している。
片山学…石橋保(シーズン1のみ)
小宮山の恋人。銀行員。実家は呉服店。小宮山と結婚したいのだが、「小宮山が刑事を辞める事」が条件であったため、破局する。
安西つかさ…浅見れいな
村瀬の恋人。25歳。父親は安西大二郎 官房参事官である。父にお願いして、村瀬を昇進させようとするクリスマスプレゼントを贈るも、昇進は白紙となる(スペシャルより)。刑事の仕事を理解しているかは微妙であり、残業や急な呼び出しに機嫌を損ねることも良くある。愛車は白のフェアレディZ(シーズン2からはロードスター)である。村瀬が自分を「〜ちゃん」呼びする事が気に入らず、呼び捨てするように要求。さらに、村瀬が小宮山に傾きかけている事に危機感を持っているためか、彼に自分専用の携帯電話を持たせたり、誓約書を書かせていたが、シーズン3で父親が絡む汚職問題に村瀬が手をつけた為、村瀬に別れを告げたが 、最終回で復縁した。
矢沢早苗… - 畑野ひろ子
矢沢の妻、36歳。人気漫画家である。夫を「ヒデちゃん」と呼ぶ。夫の職業である刑事は副業だと思っていて、早く自分のアシスタントを専業とするようにと願っている。自分のアシスタントは他にも雇うのだが、長続きしないため、夫だけでなく、青柳や妙子にまで手伝ってもらう事も。養護施設に定期的に慰問をしていた事もあり、事件を機に養護施設の理事長に就任する(season2-4より)。シーズン2で妊娠が判明(第6話)し、シーズン3では既に生後数カ月、育児ノイローゼになり入院。同時に受けた検査で命に関わる病気が見つかる。
園田俊介…中村俊介(シーズン2)
倫子がパリ留学していた時のルームメイト。画家でその世界では注目されているらしい。「飲まず食わずで絵を描き続ける」という変な癖を持っており、それが原因で倒れたところを倫子に助けられ友人・ルームメイトへ。ある日突然姿を消したらしいが、倫子と日本で再会する(シーズン2-9より)。
鳥越輝明…椛島永次(シーズン2)
早苗担当の編集者。
徳島さやか…加藤貴子(スペシャル以後レギュラー)
テレビ局の報道記者で、小宮山の友人、33歳。小宮山のおかげにより、念願のスクープをものにして以来、9係を情報源に捜査情報を聞き出そうとするも、その後は難航している。妻子ある男と付き合っていたが、別れている(スペシャルより)。その後はつかさの存在を知りながらも村瀬に接近しようとしている。
東条周作…田中実(シーズン3)
外科医。
浅輪和樹…豊原功補(シーズン3)
浅輪直樹の兄。長らく海外を放浪していたが、突然弟の前に現れる。金の問題で家族に迷惑をかけたらしく、直樹からは嫌われていたが、最終回では完全に仲直りをした。

警視庁のその他の人々

是枝正志…誠直也警視
警視庁刑事部長、51歳。上司として、加納に指示を与える立場だが、時には非情な指示を下す事もある。加納が庁舎内で料理をするのを注意しているのだが、全く聞かなくて困っている。
庄司真美…牛尾田恭代(シーズン1のみ)
警視庁刑事部鑑識課員、32歳。陰で加納を指す時に「変人係長」と言っている。
夏樹理沙子…加賀美早紀(シーズン2より)
警視庁刑事部鑑識課員。浅輪直樹の大学時代の後輩。新宿中央署・鑑識課から本庁の鑑識課へ直樹の後を追うように異動してきた。

警察庁の人々

神宮司桃子…名取裕子警視正
警察庁刑事局参事官。加納とは、研修期間時代の彼女が孤立していた時、コンビを組んでからの長い付き合いで、加納の数少ない理解者。誰とも組まない一匹狼の加納が唯一コンビを組んだ人間と自ら思っている。年末ペシャルでは彼が事件解決した事によって、目の上のタンコブだった存在の人物を取り去ってくれた事に恩義を感じる。以後加納率いる9係を陰ながらサポートをする。神宮寺が参事官である事は加納以外の9係は知らない。年末スペシャルで着物で登場したため、その姿を見た小宮山はクラブのママと勘違いをしている。
水野治久…佐戸井けん太(スペシャル以後レギュラー)
警察庁刑事局長。神宮寺の上司である。
安西大二郎…三浦浩一(シーズン3、名前はシーズン1より)
警察庁長官官房参事官。つかさの父親。娘と村瀬の交際には好意的。シーズン3にて刑事局長へ昇進したが最終回ではある事件に関係していたため失脚した。
ほか多数

スタッフ

  • 脚本…深沢正樹ほか
  • チーフプロデューサー…松本基弘(テレビ朝日)
  • プロデューサー…大川武宏(テレビ朝日/シーズン2まで)・金丸哲也、丸山真哉(東映)
  • 演出…吉田啓一郎ほか
  • 制作…テレビ朝日・東映
  • 主題歌…V6

各話サブタイトル・ゲスト・脚本・監督・放送日・視聴率

シリーズ1

  • 放映期間:2006年4月19日6月21日
  • 番組キャッチコピーは「切れ者がいる。クセ者がいる。変わり者がいる。」。

年末スペシャル

シリーズ2

シリーズ3

  • 放映期間:2008年4月16日
  • 番組キャッチコピーは「こんなですが、検挙率NO.1。」。
  • 福井放送では本作品以降、月曜22時台から移ってきたばかりの木曜ドラマ枠と連結されるようになる。

脚注

外部リンク

作品の変遷


出典:「フリー百科辞典ウィキペディア」(2009-01-01)
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