競走の概要
水面(競走水面)に浮かぶ2つの
ブイ(ターンマーク)を目印として、反時計回り(左回り)に3周する。これは水上の交通ルール(
船舶はすべて右側通行)に従っているためである。
ターンマーク(正確にはターンマークと対岸(観戦スタンド側)を垂直に結ぶ線)間の距離は300
mで、約1,800mを航走する。なお、
ボートと選手が着用するカポック(防具)には艇番と枠番別の色が、ボートの舳先には枠番色別の旗がつけられて区別している。
艇
ボート・
エンジンは
競艇場に用意されており、開催初日の前日に抽選で各選手に割り当てられる。開催期間中の選手はモーターの整備と
プロペラのマッチングの調整に多くの時間を費やす。モーターの整備も整備士に相談することはできるが、作業はすべて選手自身で行わなければならない。
モーターは同じロットの量産品であるが、量産時の多少の性能のブレに加え、その後の整備によって、徐々にその性格が変化してくる。元々性能良く仕上がっていたモーターを整備の上手な選手が調整した場合などにはやがて最強のモーターに成長したり、そこそこの仕上がりのモーターを並みの調整で使っていると勝てないモーターに成り下がったりする。また、転覆などでモーターが水を被るとその後の調整如何によってはモーターの性格が大きく変化することがある。ある程度モーターが「育った」状態になると、選手がくじ引きでどのモーターを引くかが、勝敗の分かれ目になる。このため、各紙の着順予想ではモーターの状態を表すマークが付けられている。なお、モーターは定期的に一斉に取り替えられるため、そのときには改めてモーターの成長をチェックし直す必要がある。
モーターやプロペラの整備後、選手は次の競走までの間に水面を利用して試運転を行う。試運転の回数に制限はなく、整備をしてはこまめに試運転を繰り返す選手もいれば、あまり試運転を行わない選手もいる。この試運転も舟券の予想の参考になる。
選手
他の公営競技と比べ、現役選手として活動する期間が長く、経験が豊富で駆け引きの巧みな年長者と新人選手の競走も見所である。先輩・後輩の力関係、日本各地の競艇場を転戦するため選手の出身地も舟券予想の重要なポイントのひとつとされる。一見、機械に依存している様に見えるが、実際には熱い人間ドラマが繰り広げられている。
なお、以前は体重の下限に規定がなく、期間中に過酷な減量を行い体調を崩す選手が多発したため、1988年11月に「体重に関する規定」が設けられ、現在は男子が50kg、女子が47kgを下限とし、これを下回った場合は重りを載せて調整する。
競艇の開催
モーターボート競走法、モーターボート競走法施行令、モーターボート競走法施行規則などにより、競走場・施行者あたりの開催回数および開催日数、1開催あたりの開催日数、1日の競走回数が定められている。1回の開催で最大18日開催可能である。通常法令上の開催回数は、
出走表に記載されるか、勝舟投票券に印字されるなどのほかは意識することはなく、事実上4日から6日の間で設定される「節(シリーズとも呼ぶ)」で開催が構成されている。
競艇の施行者は選手に対して節ごとに出場の斡旋を行う。その節に斡旋された選手は、開催の1日前の規定の時間までに競艇場に集合し、各種の検査を受けた後で後述するようにエンジンとボートの抽選を行う(前検日という)。その後は開催終了(あるいは斡旋解除)まで宿舎に宿泊し、外部との連絡が出来なくなるのは他の公営競技と同じ。競走場(競艇場)への選手個人の私物持ち込みおよび使用が許されているのは、
プラグ、
プロペラおよび
ヘルメットのみで、そのほかのものは競走場で認められたものを購入する。特にエンジンの整備や私物の持込には細かな規定があり、違反した場合には重大なペナルティが科される。
安定板の装着
強風や波浪などで水面が波立っているとボートが水面でバウンドした時に転覆しやすくなり危険を伴うため、主催者判断によりボートに安定板と呼ばれるフィンを装着することがある。安定板を装着すると船体は安定するがダッシュ力が落ち伸びが悪くなるといわれ、着順予想に影響を与えるため主催者からレース前に安定板装着であることが宣告される。
レース前の展示航走
レース前に行われる「展示航走」は「スタート展示」と「周回展示」の2つがある。主にモーターや選手の調子を見るのが目的。第1競走のみ開始予定時刻が事前に告知され、以降は前レース終了後に以下の展示航走が行われる。
スタート展示
スタート展示では出場選手がピットアウトからスタートまで一連の所作を行う。各選手のピット離れやコース取り、スタートタイミングなどを見るのが目的。「スタ展」と略されることもある。
なおスタート展示に参加しなかった艇は、レース本番では最アウトコースに入ることが規定されている。
スタート展示の詳細は、以下の情報が場内モニターなどで公開される。
- 各選手の進入コース
- 各選手のスタートタイミング(スリット写真)
以前は「スタート練習」と呼ばれ、公式の展示航走とはされていなかったが、参考にするファンも多かった。しかし、練習と本番で進入コースが異なるなどで苦情も多く一度は廃止されたが、一方でスタート練習の復活を望む声も根強くあり、予想の参考のひとつとして名称も「スタート展示」と改められて復活した。
進入についての規程変更
以前はスタート展示において6コースから進入した選手がレース本番で1コースに進入することが認められず、このような事態が発生した場合、当該選手は出走資格の喪失(返還欠場となり、関係する舟券は全額返還される。ただし、レース本番で2コースに入ったが、その後1コースの艇が欠場して結果的に最内になってしまった場合など審判委員長がやむを得ないと認めた場合は除く)とされていたが、この規定は
2008年5月1日以降を初日とする開催から順次廃止された。
周回展示
スタート展示後は、そのまま
周回展示に移行する。
出場選手が単独で1艇ずつ2周回する(荒天の場合には1周回に短縮される場合がある)。ターンの攻め具合や出足(加速力)、伸びを見るのが目的。
なお、審判委員長が全力で航走していないと判断した艇は、再度周回展示航走を指示される。
周回展示の情報は、以下の情報が競艇場内のモニターで発表される(ライナーは一部の競艇場のみ調整可)。
- タイム(1周目のバックストレッチ後半のタイム)
- 選手の体重
- エンジンのチルト角度(傾斜角度)やライナー調整高(上下高)
- モーターの部品やプロペラの交換の有無
これらの情報や
出走表に記載されているデータを参考にして舟券を購入する(有料の
予想屋や
予想紙を参考にするファンもいる)。
レース本番
ピットアウト、待機行動
ピットでの発走合図で全6艇がピットアウト、通常2マークホーム側から小回り防止ブイをバックストレッチ側に回り込んだところから待機行動に入り、再びホーム側に回り込む間にコース取りを行う。スタートラインから2マークよりの水域を「待機行動水面」と呼ぶ。
競走の鉄則として「イン側が有利」とされているため、最インの1コースを目指して動くことになるが、あまり早くインに入ってしまう(「深イン」とも呼ぶ)とスタートまでのダッシュ距離が短くなるため、外側の艇にまくられることになる。また、競艇場によっては1マークをスタンド寄りに設定しているところがあり、その場合は進入から1マークへの角度がついてしまうため、インが不利になる。一旦進入した後でコースを取り直す場合は一番外のコースに入らなければならない。また、新人選手は一番外のコースに入ることが不文律になっている(技術が拙いため内側に入ると他の艇に迷惑をかけるという理由)。
デビュー間もない新人や、アウトからのダッシュ戦を好む選手はピットを出てから位置取りを争う内側の艇を横目に大きく艇を回している場合もある。
スタート
競艇のスタート方法は「
フライングスタート法」というスタート方法を採用している。待機行動に入った後、概ねスタート10秒前から
大時計の0秒ジャストを基準としてスタートラインを通過する様にタイミングを狙って、全艇がスタートラインへダッシュし、そのままスタートラインを通過して第1ターンマークへと向かう(スタートラインを通過したタイミングを「スタートタイミング」という)。
舟の先端がスタートラインを通過するのが0秒より0.01秒でも速い場合は「フライング(F)」、0秒から1秒以内にスタートラインへ到達できなかった場合(スタートラインの直前・直後で転覆した場合を含む)は「出遅れ(L)」と判定される(微妙な場合はスリット写真が用いられる)。なお、「フライング」および「出遅れ」対象艇が含まれた舟券は全額返還されるほか、同一レースにおいて6艇全て、若しくは5艇がフライング、または出遅れ(混合の場合を含む)となった場合は「レース不成立」となり、当該レースの舟券は全額返還となる。
- (参考)
- * 5艇もしくは全艇のフライング、出遅れ…全賭式不成立
- * 4艇フライング、出遅れ…3連単・3連複・2連複・拡連複・複勝式の賭式が不成立(2連単・単勝式は成立)
- * 3艇フライング、出遅れ…3連複・拡連複の賭式が不成立
- * 2艇以上が正常スタートし、全艇が返還欠場・失格…全賭式不成立
- * 2艇が正常スタートし、うち1艇が失格(全体で5艇が返還欠場・失格)…単勝式のみ成立
- * 3艇以上が正常スタートし、全体で5艇が返還欠場・失格…単勝式・複勝式のみ成立
- * 4艇以上が正常スタートし、全体で4艇が返還欠場・失格…3連単・3連複の賭式が不成立(このケースは拡連複は的中組み合わせは1組のみであるが成立する)
- * 4艇以上が正常スタートし、全体で3艇以下が返還欠場・失格…全賭式が成立、返還欠場となった番号の組み合わせのみ返還
また「フライング」や「出遅れ」をした選手には、当該節の賞典除外(開催節1回目の場合。同一節において2回目の場合は即日帰郷を命ぜられ、競艇場から”追放”される)となり、一定期間の斡旋停止(1本目:30日、2本目:60日、3本目:90日)され、訓練施設での再訓練などペナルティーが科せられる。
特に、下記のグレードレースにおける優勝戦や準優勝戦で選手責任によるフライングや出遅れが発生した場合は厳しい罰則が課せられる。ただし、選手責任外による出遅れ(強風や転覆などによる場合)の場合は前述の罰則はない。
- *SG優勝戦:12か月SG選出除外(賞金王決定戦のみ資格を満たせば出場可能・賞金王シリーズは出場できない)と6か月間G1選出除外
- *SG準優勝戦:以後4大会SG選出除外(賞金王決定戦のみ資格を満たせば出場可能・賞金王シリーズは出場できない)と3か月間G1選出除外
- *G1優勝戦:6か月間G1選出除外
- *G1準優勝戦:3か月間G1選出除外
1周目1ターンマークの攻防
戦法としては、イン(1コース)の利を生かしてそのまま内側から最短距離で旋回して逃げる「逃げ」、「逃げ」を打つ艇に対して外側からスピードをつけて内寄りの艇を抜く「まくり」「ツケマイ」、内寄りの艇を先に行かせて更に内側を突く「差し」、「まくり」と「差し」の複合技である「まくり差し」がある。「まくり差し」の例としては、1マークへの到達の遅れた選手等を「まくり」、全速ターンでターンマークをはずした選手等を「差し」て勝利をうばった場合や、外側の艇が1マークで空いているところを見つけて突っ込んできた場合等がある。高速でターンをしてさらに「差し」をきめるために艇を自在にコントロールする必要があるため、難易度はかなり高い。
1980年代まではターンマークを回るときはスピードを落として小回りに回る「落としマイ」が定石だったが、
1990年代に
今村豊が「全速ターン」を開発した。その後、それまでの正座の姿勢でひざで立って、両ひざで艇を押しながら身体を安定させて回っていた旋回が、両足を伸ばした状態で腰を浮かせ、足で艇を蹴るように旋回する「
モンキーターン」になったことにより、旋回スピードが増し、外側の艇が内側の艇より先に回ることが多くなった。今ではほとんどの選手がモンキーターンを行っている。
1マークを回った時点でそのレースの大まかな着順が決まるため、ここでの攻防がレースの最大の見所となる。1着艇が1着を確定させた行動により、「決まり手」が判定される。
道中(ゴールまで)の攻防
1周目1マークで後手を踏んだ艇は1つでも着順を上げるべく、「抜き」を試みることになる。1周目1マークで2番手以下だった艇が、その後逆転して1着になった場合、決まり手は「抜き」となる。なお、イン(1コース)の選手が「逃げ」に失敗したのち、追い上げて逆転した場合も「抜き」となる。スポーツ新聞等には「抜き」は「道中競り」(○周○マーク)と記述される場合もある。
道中2、3番手の艇が「抜き」で1着になる例はままあるが、6番手(最下位)の艇が追い上げて1着となることは極めて稀である。これは、水上では艇の後ろに「引き波」が生じ、後ろの艇の推進力を大きく損なうためである。なお、前述のフライング等があったときの決まり手は「恵まれ」となる。1位の選手は1周目でほぼ固まってしまう場合が多いが、2着以下については前に行く艇の引き波がターンマーク近くに残ることで最後まで順位争いがもつれる要因となる。
その他の競技規程について
モーターボート競走競技規程により、以下の状態になった場合は失格となる。
- 競走中にモーターボートが転覆(転覆失格)・沈没(沈没失格)、選手が落水(落水失格)、またはモーターが停止(エンスト失格)した場合であって速やかに元の状態に戻ることができないとき。
- 他のモーターボートの正常な航走を妨げた場合(妨害失格)
- 先頭のモーターボートがゴールインした時から30秒以内にゴールインできなかった場合(不完走失格)
- ターンマークを著しく破損させた場合
- 事故艇または救助艇がある場合に当該事故艇または救助艇と安全な間隔を保って航走しなかった場合
レース終了
- 的中者には的中した舟券の払戻が行われるほか、返還がある場合は確定後に返還される。
- 終了後は直ちに次レースのスタート展示・周回展示が行われ、これを最終レースまで繰り返す。
参考事項
一節間の進行
レース番組は、初日が前検日(前検終了後)、2日目以降は前日のレース終了後に主催者から発表される。
選手は1日に1回ないしは2回出走する。節間の出走回数は抽選によって決められる。
競艇は3 - 7日間(通常は4 - 6日間)を一節として開催される。勝ち上がりは原則として
リーグ戦と
トーナメント方式の併用で、前3 - 4日間を「予選」として総当りで争い、予選成績上位18名が「準優勝戦」に進出。そこで上位2着に入った6選手によって「優勝戦」が行われる。準優勝戦で3着以下に敗れた選手は、中位グループと下位グループに分けられた「特別選抜戦」に回る(規定により「準優勝戦」が2レースで、上位3着までの選手が「優勝戦」に進出する開催もある)。
ただし、準優勝戦に進めなかった選手の中で競走成績を極端に落とす可能性がある(モーターの調子がすこぶる悪いなど)選手は出走調整を希望すれば5、6日目は1走のみの場合もある。
競輪のように途中で帰郷する選手はけがなどをした選手を除きほとんどない。
3 - 4日間の短い節では準優勝戦を行わず、優勝戦は前日までの成績上位6選手で争う形態が多い。また
賞金王決定戦のように、予選の番組を1レースごとに抽選で決める節もある。
進入固定競走
各艇の進入コースを1コースを1号艇 - 6コース6号艇と決めておく「
進入固定競走」が全競艇場で行なわれていた時期があった(ある競艇場では全開催レースを進入固定にしたこともあった)。当然1コースつまり1号艇が断然有利になるため、レースの紛れが少なくなって、あまりファンからの支持を得られず、現在では
蒲郡競艇場・
浜名湖競艇場・
大村競艇場・
下関競艇場で1日1 - 2レース行われるのみとなった。
2着の決まり手
2着に関しては前述の通り道中で逆転する場合が多いため、競走成績では「決まり手」を公示しない。しかし、道中での逆転がない場合、もしくは1周1マーク終了時点では次のような状態になることが多い。
- 競艇の2連単では「1-2」で決まることが多いが、これは2コースの艇が1コースの艇をマークして差しに構えることが多いためである。大外から、最内に差して2着に残るケースもあるが、上記の1-2と比較すると発生確率が低く、高配当となる。
- まくりに来た艇に対して内側の艇が反発して、まくった艇が後退してしまったときに、間隙を縫ってきた艇(まくりに来た艇の1つ外側の艇が多い)が2着になる場合、および、まくりに来た艇が途中でまくりをあきらめてまくり差しに変更した場合が考えられる。これらのケースも非常に多い。
- 差しもしくはまくり差しが届いて1着になってしまったケースである。まくりが決まったときにはイン(1コース)は2着にも残れないことが多いが、差しの場合には、インがドカ遅れしていなければ残るケースが多い。大外からの最内差しが成功した場合には、2着が1コースの場合でも高配当になることが多い。
- まくりが成功して、まくった艇が1着になった場合には、まくった艇の一つ外側の艇が2着になることが多い。まくり(つけまい)が決まると内側の艇はまくった艇の引き波に飲み込まれて大きく減速するため、その場合には2着には外側の艇が、減速している内側の艇とまくった艇の間のスペースにまくり差しを入れて2着をとることが多い。なお、大外まくりの場合には、外側に艇がいないため、最後にまくられたインコースは2着に来ることは少ないが、どの艇が2着に残るかは状況による。
- まくって来た艇に内側の艇が反発して、両者が飛んで大回りになった場合等に発生する。大きな差し場ができるので、外側の艇は容易に差しもしくはまくり差しを決めることができるため、外側の艇で上位を独占するケースが多い。この場合には、ほぼ確実に高配当になる。
鉄板番組
その節中に、好調子の選手と不調子の選手とをわざと同じカードに組むこと。これによって観客は本命一本の頭流しなどでの安易な予想がしやすくなるが、展開によっては高配当になる場合もある。しかし、初めて船券を買う人などの競艇初心者にわかりやすいレース展開となることがほとんどで、大抵は低配当になる。
歴史
競走格付け
競艇の競走格付けには
グレード制が採用されており、上位のグレードから以下のように分類される。
競艇場
舟券の発売種類
舟券の発売種類は、以下の7種類である。
- 単勝式→1着になりそうな舟番を予想する
- 複勝式(2着払い)→2着までに入りそうな舟番を予想する
- 普通二連勝複式(二連複)→着順に関係無く1着・2着を予想する
- 拡大二連勝複式(拡連複)→3着までに入りそうな舟券を予想する
- 二連勝単式(二連単)→1着・2着を着順通りに予想する
- 三連勝複式(三連複)→1着・2着・3着を着順に関係無く予想する
- 三連勝単式(三連単)→1着・2着・3着を着順通りに予想する
競艇の場合、現在は売り上げの大半が三連単となっている。これはレースが6艇で行われることから、他の賭式がいずれも的中確率が高いため、高配当の可能性が低いことが理由としてあげられる。
電話投票
-
テレボート
- : テレボートとは、電話・インターネット投票に関わる事務を一括して行うセンターの愛称。かつては地区ごとに「テレボート九州」「テレボートせと」などと分かれて存在し、各テレボートごとに競艇を紹介する小さな展示館のような施設を持っていたが、数年前に全国の事務を一括して受け付ける「テレボート」に統合され、各地の展示施設も廃止された。現在のテレボートは、電話・インターネット投票の募集や情報提供を主に行っている。
場外発売場
競艇主催者の中には、競艇場以外の場所に「ボートピア」などの愛称で知られる場外発売場を設置して、舟券の発売を行っている者も多数いる。詳細は
競艇場外発売場の項を参照のこと。
競艇の放送媒体での中継
- SGレースのテレビ解説者
- * 夢大作
- * 立川談春
- SGレースのテレビ出演者
概ね下記の各出演者が担当する。
- * 生島ヒロシ−メイン(主に優勝戦の司会を担当)
- * 青島健太−メイン
- * 梶原しげる−メイン
- * 永山美穂−アシスタント
- * 桑野信義−優勝戦中継時は、主にスタンドからリポートする。
- * 高尾晶子−ピットリポートを担当することが多い。優勝戦直後には優勝者インタビュアーも担当。
- * この他ゲストとして、芸能人・元スポーツ選手(蛭子能収、川口和久など)が出演する。
- SGレースのラジオ出演者
- * 松島茂(文化放送アナウンサー)−司会・実況担当(過去には鈴木光裕も担当していた)
- * 芸能人などがゲストとして出演している。
- また、GIのうちの周年記念・ダイヤモンドカップ、並びにGII、GIIIなどは主として開催場や場外発売の行われる地域の独立UHF放送局へ向けて実況が行われる。
- その他一般戦などはCS放送の日本レジャーチャンネルでは、ライブ中継は、最低5場分、レースダイジェストは全レースに対応して放送される。
-
テレビ埼玉では、バッハプラザというレースダイジェストで戸田競艇場の全レース結果と翌日後半レースの展望が放映される。元選手の金子安雄が解説することもある。
- 漫画家の蛭子能収が舟券を買うときに、買い目を絞らず細かく十数点買い広げることが有名になり、このような買い方を「蛭子買い」と呼んでいた。他にも徳光和夫や喜多条忠などが競艇通といわれる有名人である。
- 競艇のイメージソングは2005年まではTUBEが歌っていたが、2006年と2007年は小柳ゆき、2008年からは和田アキ子が歌っている。
- 画像処理により、水面上に距離を表す数字とラインを重畳して、レースをより楽しめるような工夫もある。
なお、競艇を扱う雑誌としては、
競艇マクールとBOAT Boyがある。
コマーシャルメッセージ (CM)
CMソング・イメージソング
出演
競艇学校
競艇選手になるためには、競艇学校といわれる選手養成所での1年間の訓練をこなさなければならない。全国モーターボート競走会連合会は
福岡県柳川市に「やまと競艇学校」を設置しており、競艇選手の養成を行っている。
男女が同じ条件で戦う競艇
競艇の特色の一つは「男女が同じ条件で戦う」ことである。
競艇の産みの親の一人である
笹川良一は、太平洋戦争後「これからは男女が同じ立場になる時代が来る」と痛感。当初から女子にも選手への道を開くことを構想し、実践した。第1回全日本選手権には早くも4人の女子選手が出場し、
1950年代には周年記念で3人が優勝している。
1960年代には女子選手の数は激減し、一時は4人にまで落ち込んだが、
1980年(昭和55年)にデビューした田中弓子の活躍を機に再び増加に転じ、現在は約1500人いる選手の1割を占める。
女子選手限定のレースも行われている(GI女子王座決定戦、GIII女子リーグ、オール女子。男女混合戦でもシリーズ中に女子選手のみのレースが組まれることがある)が、男女混合のレースもあり、体重制限が3kg軽い(男子は50 kg以上、女子は47 kg以上)以外はすべて同じ条件で戦う。この体重の差がレース展開に大きな影響を及ぼすこともあり、一周1マークでは前を許したものの、バックストレッチで驚異的な伸びを見せて追いついてから2マークで逆転する、などといった走法も多々見られる。よって男女混合のレースで女子選手が勝つことは日常茶飯事で、一般戦では女子選手がシリーズ優勝することもそれほど珍しくなく、中堅以下の男子選手がトップクラスの女子選手に勝つことは容易ではない。
女子選手とSG・GIの主な記録
2008年4月現在、女子選手によるSG優勝は記録されていない。
-
1999年(平成11年)には山川美由紀が女子選手として41年ぶりにGI(四国地区選手権)で優勝した。
-
2001年(平成13年)には寺田千恵が女子選手として初めてSG(第11回グランドチャンピオン決定戦競走)優勝戦に進出した(優勝戦は5着)。
- 2001年(平成13年)は大島聖子が男子選手を抑えて最多勝タイトルを獲得した。これは女子選手としては初めて。
- 2006年(平成18年)には横西奏恵が女子では2度目のSG(第41回総理大臣杯競走)優勝戦に進出した(優勝戦は6着)。
競艇をテーマにした作品
漫画
ゲーム
関連項目
競艇イメージキャラクター
競艇ではイメージキャラクターを採用しており、主にPR活動のほか、表彰式や開会式での司会を担当する。
歴代のイメージキャラクターは次の通り。
韓国の競艇
1991年12月31日に競輪競艇法が成立。エンジン開発や選手養成等の準備期間を経て2002年10月18日、渼沙里漕艇競技場において初開催。実施主体はソウルオリンピック記念国民体育振興公団競艇運営本部。当初は毎週火曜日・水曜日に1日8R、単勝・複勝・2連単・2連複の各賭け式の舟券が発売された。翌年から水・木曜日に変更、2004年に3連複が導入され、2008年現在は1日15R行われている。競技形式は日本のものを取り入れているが、スタートタイミングが2秒以上で出遅れとなるなど若干の違いがある。
2008年4月6日、日本の
大村競艇が韓国競艇のトップ選手6名(男子4、女子2)を招いて、レース発売中に模擬競走が行われた。
脚注
外部リンク
*