概要
現在の岩国市は2代目にあたり、
2006年3月20日に旧・岩国市、
玖珂郡由宇町、
玖珂町、
本郷村、
周東町、
錦町、
美川町・
美和町の8市町村が新設合併し誕生したものである。なお、合併後も、旧岩国市の区域を除き、旧町村名は残されているが、読み方が「〜町(ちょう)」「本郷村(ほんごうそん)」から「〜町(まち)」「本郷町(ほんごうまち)」に変更された。
旧岩国市は、
江戸時代には、
吉川氏の治める
岩国領の
城下町であった。
長州藩から永らく支藩として認められなかったため、岩国領が岩国藩となったのは大政奉還後の慶応4年であった。市の北部は、農業、林業、古くは鉱山(河山・玖珂)の町として栄えていた。現在は、その古称を用いて「山代地域」と総称している。
地理
位置
山口県の東端に位置する。市の中央を横断するかのように、
岩国断層帯が通っている。
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市勢
- 面積:872.32km?(山口県最大)
- 人口:151,602人
- 世帯数:67,090世帯
- 人口密度:175.29人/km?
(2007年9月1日現在/岩国市ホームページより)
隣接する自治体
人口
広島との関係
また、旧市内・由宇町の大部分では、山口県内の放送以上に広島県方向にアンテナを向けて広島県のテレビジョン放送を見る世帯が多い。これは元々VHFのみであった昭和30年代のチャンネルプランでは、放送エリアは県域とはされず都市圏単位とされており、広島都市圏局の放送エリアは広島を中心とした60km圏内とされていたため、この中に含まれる岩国市をはじめとする山口県東部はかつて
RCC・
HTVの正式な放送エリアであり(昭和40年代のUHF大量免許時に、3広域圏以外のテレビ局の正式な放送エリアは県域とされたため、現在では正式な放送エリアではなく、スピルオーバーの結果とされる。RCC・HTVのVHF局も以前はテレビ・モニターの応募資格に、岩国市など山口県東部在住者を入れていたが、平成時代に入り、広島県在住者に限定した。HOME・TSSは当初から岩国市など山口県東部在住者を応募資格者に入れていない。これは放送エリアをが県域とされた後に開局したこと、VHF波・UHF波の電波の性質、及びRCC・HTVの送信所がある
黄金山(広島市
南区)から岩国市方向にはほとんど障害物がないものの、HOME・TSSの送信所がある
絵下山(広島市
安芸区)からは場所により、江田島・能美島が障害となるなどにより、RCC・HTVに比べ、HOME・TSSが受信できる範囲が狭いためでもある。)、このときからの視聴習慣が今でも続いているためとされる。このため、山口県各局の
地上デジタルテレビジョン放送・
岩国中継局の置局の際には、絵下山の
広島デジタルテレビジョン放送局と方向が近い、広島県
江田島市の野登呂山に設けられた。また、沿岸部では愛媛県のテレビジョン放送も広島局同様に良好に受信できる。アンテナさえ複数設置すれば、民放局は11局(広島4局・愛媛4局・山口3局)受信できるが、実際には経済・文化圏が違うため、愛媛局まで視聴しているケースは多くはないが、前述のHOME・TSSが難視聴となる地区では重宝されているケースもある。また広島局・愛媛局ともテレビ東京系列はなく、4局ずつにとどまるため、福岡5局が受信できる
下関市をはじめとした県西部ほど受信できる系列は多くないが、総数では西部を上回る「電波銀座」といえる。広島県のテレビ局も過去からの経緯・現状を理解しておりニュース、情報など広島県内と同等に岩国市を扱っている。また岩国市内の企業が出すCMも広島県のテレビ局が放送することが多い。
ただし放送のデジタル化にあたり、民放連を中心として、地方テレビ局の正式な放送エリアが県域であることに厳格に対応すべきとする意見がまとまり、その結果ケーブルテレビ局での区域外再送信は混乱している(大臣裁定の場で、広島民放4局は、「岩国市は山口県なのだから、山口の民放を見るべきであり、広島局を見るべきではない」という特に強硬な意見を提出している。
アイ・キャンではアナログ波では行えた区域外再送信も、デジタル波では当初広島局の再送信はNHK以外同意を得られなかった。山口民放局にないフジ系列のTSSについては2008年8月8日より、ようやく可能となったものの、残る3局の再送信はいまだに開始されていない)。
上記の経済圏、報道状況、さらには観光ツアーで、
宮島(広島県廿日市市)と錦帯橋をセットで巡るツアーが多いなど観光面での交流も深いこともあって、岩国市を広島県と勘違いしている人が多く、
広島県岩国市と揶揄されることも少なくない。
姉妹都市
国内
海外
行政
市議会
定数は34人。
構成
歴史
岩国の名前は
万葉集にも見られ、古くから
山陽道の交通の要衝であった。守護大名・大内氏が
中国地方を統治していた室町期まで、岩国氏・広中氏といった豪族がこの地を治めていた。
関ヶ原の戦いの後、
長門・
周防の2国に減封された
毛利家前当主・
毛利輝元は、東の守りとして、毛利元就の次男・
吉川元春の三男で、吉川家を相続していた
吉川広家(広家は武断派と言ってよかろう、関ヶ原の戦いにおいて徳川方に通じ、毛利本家を参戦させないように画策した。結果として家康より広家に対して防長2州を与えられたが毛利本家安泰のため固辞した)に岩国を与えた。以後、岩国は、
吉川家が治める
岩国領6万石の
城下町として発展していく。後述のように、関ヶ原敗戦の原因を毛利両川(小早川の裏切りと吉川の内応)のためと考えていた毛利本家から、幕府に対して支藩としての推挙がなかったため、岩国領と称された。吉川氏が諸侯に列し、大名となったのは慶応4年のことである。したがって岩国藩と呼べるのは、それ以後からのこととなる。旧市街である、錦見(にしみ)・岩国・横山といった現
西岩国駅・
川西駅の周辺が繁栄した。江戸年間、岩国藩と長州藩は幕末まで吉川家の家格をめぐって疎遠であった。このためか旧岩国市域の住民は山口県に帰属しているという意識は薄い。また、現在の錦川下流の沖積平野は、吉川藩時代における殖産興業政策により埋め立て開墾された部分がほとんどである。この質素倹約政策のため、徳川政権時代に始まった派手な祭りは無いと言って良い。関ヶ原の戦いにおける吉川広家の施策のためか、第一次長州戦争の際、萩藩と幕府側の仲裁に岩国藩主・
吉川経幹(監物)が出向いた。また四境の役(第二次長州戦争)では小瀬川を挟んで芸州口の戦いの兵站地となった。
昭和に入り、近隣の
広島や
呉や
江田島と並んで、
日本陸軍燃料廠や海軍潜水艦訓練基地や海軍岩国航空隊などが設置され、軍事都市としての色が濃くなり、別々の町だった岩国と麻里布が合併して市制を敷いた。同市の
柱島には
日本海軍の錨地が置かれ、戦前、戦中を通して泊地として使われた。また、太平洋戦争末期には旧市内の藤河地区には牧場に偽装された特攻隊発進基地が準備され、平田地区では丘陵に防空壕を備えた一般道路に似せた飛行機用滑走路を準備したが、本格的運用を見ないで終戦となっている。また、終戦前日の
1945年(昭和20年)8月14日、山陽本線・柳井線(当時は現在の岩徳線が山陽本線であり、海沿いが支線であった)の分岐点であった岩国駅は米軍の戦略空襲を受けている。
戦後は旧来よりの企業により工業都市として発展を遂げる。旧日本海軍の航空基地跡に
在日米軍の
岩国基地も設置され、米軍の日本国内での軍事拠点の一つとなっている。このため、煙突等の高さに規制がかかり、新規企業の誘致が困難になった。岩国空港は米軍に接収される前は民間航空機も就航する国際空港であった。現在、民間空港再開は市民の篤い要望であり、航空自衛隊・米軍との共用への動きが見られる。
年表
経済
企業
主な工場
商業
漁業
市内に在る銀行・証券の支店
銀行(地方銀行、都市銀行)
信用金庫、信用組合、JA
証券会社
地域メディア
新聞
放送
交通
鉄道
バス路線
タクシー
- 構内タクシー
- 双葉タクシー
- 朝日タクシー
- 第一タクシー
- 通津タクシー
- にしきタクシー
- 由宇タクシー
- 富士タクシー
港湾
道路
高速道路
一般国道
県道
警察
学校
短期大学
私立
高等学校
中学校
公立
小学校
公立
特別支援学校
専修学校・各種学校
観光
観光地
岩国地域
錦地域
本郷地域
美川地域
美和地域
由宇地域
百選
名物
銘菓
- 岩まん
- 錦帯せんべい
- はす餅
- 五橋ジュレ(地酒五橋の風味入りゼリー)
- 岩国のいがもち(三木屋)
- 古田のういろう
- 錦川の鮎(蔵前堂)
公園・遊び場
行事・イベント
- 錦帯橋まつり(4月29日)
- 日米親善デー(5月5日)米軍岩国基地を一般開放、軍用機展示、航空ショーほか
- 錦川の鵜飼い(6月1日〜8月31日 錦帯橋そばの錦川)
- 弥栄湖スポーツフェスティバル(7月最終土、日曜)
- 錦川水の祭典(8月第一土曜)錦帯橋周辺で花火大会
- 周防祖生の柱松行事(8月中旬)周東町祖生地区周辺 国の重要無形民俗文化財
-
岩国行波の神舞(10月中旬)行波地区 国の重要無形民俗文化財
- 岩国まつり(10月第三土、日曜日)岩国駅前周辺
- ゆうyouフェスタ(10月)由宇町周辺
- 鞍掛城まつり(11月)玖珂町周辺
- サンチャロウまつり(11月)美和町周辺
- 周東食肉フェア(11月最終日曜日)周東町周辺
岩国市を舞台とした作品
- おはん(宇野千代)
- 水西書院の娘(宇野千代)
- 生きていく私(宇野千代)
- 河霧(国木田独歩)
- 画の悲しみ(国木田独歩)
- 欺かざるの記(国木田独歩)
- 自叙伝(河上肇)
- 朝はだんだん見えてくる(岩瀬成子)
- 額の中の街(岩瀬成子)
-
箱庭(内田康夫)
- 彼の歩んだ道(末川博)
- 錦帯橋物語(伊藤正一)
- まぼろしの木橋(かつおきんや)
- 永興寺へ〜岩国の心を尋ねて〜(田山千恵子)
- はじめてのひとり旅〜瀬戸内海ラブ・ストーリー(村上桜子)
-
アニメ
-
音楽
- 岩国の夜(岡ゆう子)
- いつかもうすぐ/アルバム「君が人生の時」収録(浜田省吾)
- 清河への道〜48番(新井英一)
-
漫画
-
CM
- ネスカフェゴールドブレンド(With/オペラ歌手錦織健)
岩国市出身の著名人
米軍岩国基地を巡る問題
その他
市外局番は0827(20〜50、52〜99)となっている。
-
郵便番号は、以下の通りとなっている。
- 岩国支店:740-00xx、740-85xx、740-86xx、740-87xx
- 岩国支店北河内集配センター:740-03xx
- 岩国支店河山集配センター:740-05xx
- 岩国支店広瀬集配センター:740-07xx、740-08xx、740-09xx
- 岩国支店美和集配センター:740-12xx、740-06xx
- 岩国支店由宇集配センター:740-14xx
- 岩国支店玖珂集配センター:742-03xx
- 岩国支店高森集配センター:742-04xx
- 岩国西支店:741-00xx、741-85xx、741-86xx、741-87xx
関連項目
外部リンク
いわくに
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