瀬戸内海には大小合わせて約90個の島を有す。広島県東部に位置する
備後地方や香川県島嶼部などと合わせ、古くは「
吉備国」と呼ばれた。
1989年からは、降水量1mm未満の日数が全国第1位である事から『
晴れの国 おかやま』を県の標語としている。
地理
気候
自然公園
-
瀬戸内海国立公園、大山隠岐国立公園
-
氷ノ山後山那岐山国定公園
- 高梁川上流県立自然公園、吉備史跡県立自然公園、湯原奥津県立自然公園、吉備路風土記の丘県立自然公園、備作山地県立自然公園、吉備清流県立自然公園、吉井川中流県立自然公園
歴史
原始・古代
倉敷市の鷲羽山
遺跡などから、
旧石器時代から人々が居住していたことが窺える。
岡山市の彦崎貝塚で、
縄文時代前期の
地層から
イネの
プラント・オパールが大量に出土した(2005年2月)。朝寝鼻遺跡でも同様の発見があり、縄文時代前期から畑作によるイネの栽培が始まっていた可能性が高まった。
中世
戦国期を通じ、現在の岡山県域を統一する一大勢力は遂に出なかった。
これは、岡山県が戦国前期には
尼子氏・
大内氏等の草刈場と化し、後期においては東の
織田氏や西の
毛利氏の衝突地点となった為である。その中で、備前の
宇喜多氏や鎌倉期以来の有力地頭・備中の
三村氏等が国人領主を纏めて勢力を誇っていたとはいえ、これも東西勢力の代理戦争との嫌いがないではなかった。
豊臣秀吉との縁を得、戦国末期まで家を保持・成長させた
宇喜多氏は例外であろう。
近世
- 備前・備中・美作3国守護の宇喜多秀家が豊臣秀吉の許しを得て岡山に築城、岡山市の近世はここから始まる。その後、1600年の関ヶ原の戦いで西軍が敗れたため、宇喜多氏は所領没収のうえに八丈島に流された。戦勝側である小早川秀秋が3国51万石を領有したが2年で後嗣なく死去、改易となった。
- 備前には、1603年、西国将軍と称された池田輝政の子池田忠継が備前38万石に入った。忠継・忠雄のあとに岡山に31万5千石で入部した池田輝政の孫の池田光政が岡山藩の基礎を築いた。また領内には、岡山池田家の家老の陣屋が各地に所在し、伊木家3万3千石の虫明陣屋を筆頭に、池田家3万2千石の天城陣屋、池田家2万2千石の周匝(すさい)陣屋、日置(へき)家1万6千石の金川陣屋、池田家1万4千石の建部陣屋、土倉家1万1千石の佐伯陣屋があった。
- 美作には森家が18万6千石で入封。改易の後、越前松平家の宗家筋の津山藩10万石、三浦家の勝山藩2万3千石が成立した。
- 備中は小早川氏改易のあと、一国を管轄する藩が置かれず幕領と大名領・旗本領が錯綜した。備中松山藩を筆頭に、足守藩・庭瀬藩・新見藩、岡田藩、浅尾藩・岡山藩の支藩である岡山新田藩(鴨方藩)及び岡山新田藩(生坂藩)が成立した。交代寄合の山崎家の成羽陣屋(幕末に成羽藩となる)、交代寄合の戸川家の撫川陣屋、戸川家は旗本としても早島・帯江・妹尾・中庄にそれぞれ陣屋を構えた。倉敷に置かれた幕府陣屋は備中のみならず周辺諸国の幕領も管轄統治し、その繁栄は岡山以上とも言われた。
- 19世紀に入り財政状況が悪化すると岡山藩は被差別部落への差別を強化した。その結果、1856年に備前一国を巻き込む渋染一揆が発生した。
-
戊辰戦争の際、備中松山藩は当時の藩主である板倉勝静が老中職にあったため朝敵となり岡山藩などの攻撃を受けた。
近・現代
男女の初婚年齢が、
香川県とともに全国屈指の早さである。
人口
年齢構成
行政
歴代知事(官選)
歴代知事(公選)
- 初代 西岡広吉(1947年4月16日〜1951年3月30日、1期)
- 2代 三木行治(1951年5月3日〜1964年9月21日、4期)
- 3代 加藤武徳(1964年11月15日〜1972年11月11日、2期)
- 4代 長野士郎(1972年11月12日〜1996年11月11日、6期)
- 5代 石井正弘(1996年11月12日〜、4期目)
行政機関
岡山県の行政機関として、3つの県民局が置かれている。
財政
2008年
5月29日の定例記者会見で
2011年度に国から破綻とみなされ、起債制限などを国に管理される
財政再建団体に転落する可能性を示唆した。
2009年度-2018年度の試算によると2010年度に累積赤字が305億円に拡大し、決算後の2011年度に実質赤字比率が自治体財政再建団体の指定基準(5%)を上回る7.43%となり財政再建団体に転落すると想定されている。
平成18年度
- 標準財政規模 3978億円
- 一般会計歳入 6975億円
- 一般会計歳出 6951億円
-
財政力指数 0.49 ( 都道府県平均 0.46 )
- 財政力指数が0.4〜0.5の?グループ(9自治体)に分類されている
- 経常収支比率 97.8% ( 都道府県平均 92.8% 財政硬直化が進んでいる)
- 実質収支比率 0.3
- 人口一人当たり人件費・物件費等決算額 13万0379円 ( 都道府県平均 12万4759円 )
- 実質公債費比率 17.8% ( 都道府県平均14.7 18%を超えると起債に制限 )
- 人口100,000人当たり職員数 1,237.10人 ( 都道府県平均 1,173.11人)
- 平成17年度に対して平成22年度の総定員数を1,400人程度削減予定
-
ラスパイレス指数 96.2 ( 都道府県平均 99.6 )
地方債残高
- 普通会計分の地方債現在高 1兆2170億円
- 上記以外の特別会計分の地方債現在高 1092億円
- 上記以外に第3セクター等(財団法人含む)に対する債務保証にかかわる債務残高がある。
議会
岡山県議会
- 定数 56人
- 任期 2007年4月30日から2011年4月29日まで
構成
2007年5月1日現在
選挙区
現在の選挙区は2006年5月の県議会で見直しが行われ、
2007年4月8日執行の岡山県議会議員選挙から適用された。
経済
第1次産業
- 農業
<桃>
<葡萄>
岡山県に本社を置く主要企業
- 建設業
-
大本組
- アイサワ工業
- 日本植生
- 日本フィールドシステム
- 製造業(食料品)
- 製造業(繊維製品)
- 製造業(化学)
- 製造業(医薬品)
- 製造業(ゴム製品)
- 製造業(ガラス・土石製品)
- 製造業(機械)
- 製造業(電気機器)
- 製造業(精密機械)
- 製造業(その他)
- 交通・運輸業
- 卸・小売業
- 金融業
- サービス (その他)
岡山県で創業し拠点事業所を置く主要企業
-
クラレ - 倉敷市で創業。現在の本社は東京(ただし登記上の本店は現在も倉敷市)。現在も倉敷事業所、岡山事業所を置いている。
-
倉敷紡績(クラボウ) - 倉敷市で創業。現在の本社は大阪(ただし登記上の本店は現在も倉敷市)。現在も岡山工場を置いている。工場跡地のホテル倉敷アイビースクエアや倉敷中央病院を設立し、現在でも倉敷と繋がりの深い企業である。
-
三井造船 - 玉野市で創業。現在の本社は東京。現在でも創業の地である玉野市に玉野事業所を置いている。
岡山県に拠点事業所を置く主要企業
地域
以下の15市・10郡・10町・2村がある。町はすべて「ちょう」、村はすべて「そん」と読む。
- 市部
- 郡部
また岡山県の広域行政圏は旧地方振興局単位で分けられる
- 岡山圏 - 岡山市、玉野市、瀬戸内市、吉備中央町(加茂川)
- 倉敷圏 - 倉敷市、総社市、早島町
- 東備圏 - 備前市、赤磐市、和気町
- 井笠圏 - 笠岡市、井原市、浅口市、里庄町、矢掛町
- 津山圏 - 津山市(勝北を除く)、鏡野町、美咲町、久米南町
- 高梁圏 - 高梁市、真庭市(北房)、吉備中央町(賀陽)
- 真庭圏 - 真庭市(北房を除く)、新庄村
- 勝英圏 - 美作市、津山市(勝北)、西粟倉村、勝央町、奈義町
- 阿新圏 - 新見市
商工会連合会の地区は上記と異なる
- 岡山地区 - 岡山市
- 備南地区 - 総社市、玉野市、倉敷市(真備、庄、茶屋町)、岡山市(灘崎)
- 備西地区 - 倉敷市、笠岡市、浅口市、井原市、矢掛町、
- 御津・東備地区 - 備前市、瀬戸内市、赤磐市、岡山市(御津、上道)、和気町、吉備中央町(加茂川)
- 備北・阿哲地区 - 新見市、高梁市、吉備中央町(賀陽)
- 真庭地区 - 真庭市、新庄村
- 苫田・久米地区 - 津山市、鏡野町、美咲町、久米南町
- 勝英地区 - 津山市(勝北)、美作市、奈義町、勝央町、西粟倉村
教育
大学
- 現在、岡山県には2つの国公立大学、15の私立大学が設置されている。又平成18年度からは、大学コンソーシアム岡山が開始される。
国公立
私立
短期大学
私立
高等専門学校
国立
高等学校
岡山県警察本部の管轄にあり、以下の22警察署が置かれている。ここ数年の市町村合併に伴い、
2006年4月1日に警察署管轄地域の見直しが行われた。(2007年1月22日現在)
地上デジタル放送
2006年12月1日より地上デジタル放送が本格的に開始されたが、県内全域で受信可能ではないため受信可能の地域を下に著した。
※2008年4月時点
- 全域視聴可能 - 倉敷市、玉野市、瀬戸内市、浅口市、早島町
- 一部視聴可能 - 岡山市、笠岡市、総社市、備前市、赤磐市、高梁市、津山市、真庭市、新見市、和気町、里庄町、矢掛町
リモコン番号は
リモコンキーIDの中国・四国に表記されてある岡山県を参考にしていただきたい。独立UHF局がないことを除けば関東広域圏と同じである。
交通
空港
岡山の空港外部リンク
鉄道路線
道路
スポーツ
有形文化財建造物
- 国宝
- 重要伝統的建造物群保存地区
岡山県を舞台にした作品
映画
小説
横溝正史による作品の多くは岡山県を舞台としている。
漫画
テレビ
- 津山市 ゲスト・高橋かおり
- 下津井 ゲスト・小川範子
アニメ
ゲーム
脚注
関連項目
外部リンク
- 公式
- 観光
おかやまけん
*おかやまけん
出典:「フリー百科辞典ウィキペディア」(2009-01-01)