三代格式のうちほぼ完全な形で残っているのは延喜式だけであり、かつ細かな事柄まで規定されていることから、古代史の研究では重要な文献となっている。
編纂経緯
巻次構成
全50巻、約3300条からなる。律令官制に従い、
- 巻1〜10の神祇官関係の式、
- 巻11〜40の太政官八省関係の式、
- 巻41〜49のその他の官司関係の式、
- 巻50の雑式の順となっている。
内容
神祇官関係の式
巻8には
祝詞が掲載されている。巻9・10は
神名帳(神社の一覧表)となっていて、祈年祭奉幣を受けるべき2861社の
神社が記載されている。延喜式神名帳に記載のある神社を一般に
式内社と言って
社格の一つとされ、当時
朝廷から重要視された神社であることを示している。現在では消滅したり不明となっている神社も多い。
太政官八省関係の式
巻22の
民部省上の中に、「凡諸国部内郡里等名 並用二字 必取嘉名」とあり、全国の
地名が変更された。
巻24の
主計寮上には、全国への
庸、
調、中男作物の割り当て等が書かれており、当時全国の農産物、漁獲物、特産物を知ることができる。
巻28は
兵部省に関わるものである。その中の諸国駅伝馬条には
五畿七道の402ヶ所にのぼる宿駅の名称と備えるべき駅馬や伝馬の数が記載されている。
関連項目
外部リンク
出典:「フリー百科辞典ウィキペディア」(2009-01-01)