歴史
路線
伊勢線の本来の建設目的のとおり、現在も
名古屋駅からの特急「
南紀」や快速「
みえ」が同線を直通しており、
津、
松阪、南紀方面等への速達化に寄与している。このような通過列車からの運賃収入は伊勢鉄道にとって重要な収益源となっており、同社の収益の85%程度を占めるとも言われている。一方の普通列車は、並行する
近鉄名古屋線に比べるとお世辞にも運行本数が多いとはいえず、沿線住民であっても
自家用車や路線バス(
三重交通)から乗り継いで近鉄を利用する傾向が大きいことなどから利用者数は多くない。
路線は中瀬古 - 南四日市間は
複線、津 - 中瀬古間・南四日市 - 四日市間は
単線となっている。単線区間の津 - 中瀬古間では、津 - 伊勢上野間の高架橋や伊勢上野 - 中瀬古間のトンネルなどほぼ全線に渡って線路の用地が確保されているが、複線化は現在も検討されていない。
車両
現有車両
- イセIII形(101・102・103・104)
- :イセI形、イセII形の老朽化による置き換え用に、富士重工業(101のみ)および新潟トランシス(102 - 104)で製造された軽快気動車である。車体は軽量ステンレス製となり、18m級に大型化された。走行性能も、最高運転速度100km/hと、従来車の80km/hに比べ、大幅に向上している。2003年(平成15年)に2月17日に営業運転を開始した。
- :現在伊勢鉄道の列車として運行されている列車はすべてこのイセIII形を使用している。
- :101は鉄道車両事業から撤退した富士重工業最後の気動車でもある。
廃止車両
- イセI形(1・2・3)
- :1987年(昭和62年)3月27日の伊勢鉄道開業用に新製されたもので、富士重工業が開発した軽快気動車LE-CarIIシリーズである。車体は16m級、前面は非貫通構造で運転台は中央に配置されている。老朽化のため、2004年(平成16年)12月31日限りで引退した。現在は全車が廃車となり、ミャンマーに輸出された。ミャンマーでは同じくミャンマーに輸出された名鉄の気動車に合わせ赤と白の塗装に変更した上で使用されている。
- イセII形(4)
- :1989年(平成元年)に1両のみ増備された、富士重工業製LE-CarIIシリーズの軽快気動車である。前面が貫通型となったのがイセI形と異なる。2005年(平成17年)9月30日で営業運転を終了、廃車となる予定だったが新製車イセ104が搬入時に車体の一部を破損したため、継続運転されていた。同年12月18日完全引退。なお鉄道模型がマスターピースからNゲージの金属キットで製品化されている。
画像:Ise Railway-ISEiii.JPG|イセIII形101
画像:イセII形.jpg|イセII形イセ4(津駅にて)
画像:ISE%E2%85%A1.JPG|イセII形イセ4(玉垣車庫で撮影)
関連項目
脚注
外部リンク
社
出典:「フリー百科辞典ウィキペディア」(2009-01-01)