内容
資本主義社会を生きている上で、
人間の尊厳が失われ、機械の一部分のようになっている世の中を笑いで表現している。
本作はチャップリンが初めてスクリーンで肉声を発した映画としても有名である。酒場で
インチキ外国語(一説にはフランス語風)による“ティティーナ”を歌うシーンで、チャップリン自身の歌声を聴くことができる。
トーキー映画が
1927年に登場した中で、
1936年当時、世界でサイレント映画を作っていた有名な映画作家はチャップリンぐらいだったと言われる。
前作の『
街の灯』(
1931年)からチャップリンは、「サウンド版」としてサイレントながらも自作の映画音楽を映像にのせ、その音楽的才能を開花させた。『モダン・タイムス』でも、前述の“ティティーナ”、ラストシーンで印象的だった“スマイル”など、見事な映画音楽を聴かせている。
ストーリー
工場で働くチャーリーは、ひたすらねじ回しを繰り返す作業の末に発狂しトラブルを起こす(巨大歯車に巻き込まれる有名なシーンはここで観られる)。最終的に病院送りになった彼は退院した矢先にふとしたことがきっかけでデモ団体のリーダーと間違われ捕まってしまうが、脱獄囚を撃退した功績で模範囚として放免される。仕事も紹介されたが上手くいかず辞めてしまい、街をうろつく生活に。そんな中チャーリーは独りぼっちの浮浪少女(ポーレット・ゴダード)と出会う。
意気投合したチャーリーは二人の為に家を建てるという夢を胸に一念発起とばかり働き出す。
デパートの夜回り、工場の技師の助手と仕事を獲得するが結局駄目で、しかも二件とも警察沙汰になるという不運な結果に終わるが、少女が勤め始めたキャバレー(今日見られる男性向けのものとは違い、ダンスステージつき居酒屋のような所)のウェイターの職を得る。
見世物も大成功するなど上々だったのだが、少女の微罪の為そこも追われてしまう。
そして最後に二人は、現代社会の冷たさと束縛に囚われない自由な生活を求め、旅立っていくのであった。
スタッフ
- 製作・監督・脚本・作曲:チャールズ・チャップリン
- 撮影:ローランド・トザロー、アイラ・モーガン
- 美術:チャールズ・D・ホール、ラッセル・スペンサー
- 編曲:アルフレッド・ニューマン、デイヴィッド・ラクシン
- 演奏指揮:エドワード・バウエル
キャスト
関連項目
出典:「フリー百科辞典ウィキペディア」(2009-01-01)