概要
一方、販売面においては好調な滑り出しのベントレー・コンチネンタル・フライング・スパーとは対照的に、同車の販売実績は販売が開始された当初から苦戦を強いられており、全世界での販売台数は当初の年間計画販売目標台数であった2万台を大きく下回る5千台程度が販売されるにとどまっている。そのため、
フォルクスワーゲン グループ ジャパンにより2003年に予定されていた
日本国への導入も未だに実施されていない。また、メインマーケットとして位置付けられていた
アメリカ合衆国での販売も芳しくなく、同国での販売も2006年には打ち切られた。
なお、特別なセキュリティ対策が施され革新的な専用装備等が搭載された同車が、当時
ドイツ社会民主党の党首でドイツ連邦共和国の
連邦首相であった
ゲアハルト・シュレーダー氏の公用車として、当時同社の次期取締役会会長候補とされていたベルント・ピシェツリーダー氏により贈呈されている。
ラインナップ
販売が開始された当初は、標準ボディのみがラインナップされていたフェートンではあったが、2003年9月に開催されたフランクフルト・モーターショーで新たにホイールベースを200mm延長したロング・ホイールベース仕様が追加された。
同車に搭載されるW型12気筒エンジンは、2001年10月に開催された第35回
東京モーターショーに参考出品された
フォルクスワーゲン・W12クーペ コンセプトに搭載されるW型12気筒エンジンをベースに開発された。同車に搭載されるW型12気筒エンジンは、左右72°のバンク角で組み合わされた
シリンダーブロックに左右の片バンクに狭狭角15°のVブロックを持つという非常に巧妙で複雑な構造とされており、結果として従来の90°のバンク角で組み合わされたV型エンジンと比較し軽量かつコンパクトなエンジンとなっている。なお、エンジン形式である「W型」は左右の片バンクに狭角15°のVブロックを持つことから「V」+「V」を組み合わせたことに由来する。
2007年3月に実施されたマイナーチェンジでは、エクステリアのデザインの一部変更とともにグレード構成の見直しがされ、これまで同車にラインナップされていた5.0L V型10気筒TDIエンジンはヨーロッパ諸国で2009年から施行される
自動車排出ガス規制Euro5の規制値に適合しないため廃止された。
脚注
関連項目
外部リンク
ふぇーとん
出典:「フリー百科辞典ウィキペディア」(2009-01-01)