歴史
初代(1981-1993年)
第二世代(1994-2001年)
第二世代のラムは徹底した顧客調査の結果得られた情報を元にリデザインされた。顧客調査の結果、この手のフルサイズピックアップトラックを買うカスタマーたちは、より押し出しの強くてあくの強いデザインを好むことが分かっており、それを元に設計された。そのフロントフェイスに見られる
トラクターのような造形や、一目でそれと分かる巨大な
フロントグリルはライバルであるフォードやシボレーとは一線を画し、それまでの4倍以上の年間販売台数を稼ぎ出した。しかしながら、モデル末期においてもフォード、シボレーに販売で追いつくことは無かった。
第三世代(2002-2007年)
この第三世代のラムはエンジン、トランスミッション、サスペンション、フレームなどを一新して投入された。そのキャラクターアイコンとなっていた巨大なフロントグリルはさらに巨大になり、第二世代でつかんだ顧客の目をさらに釘付けとすることに成功した。4輪駆動モデルの1500シリーズはフロントが
独立懸架サスペンションになったものの、2500/3500シリーズは
リジッドアクスルを踏襲した。これは重量付加に対する耐久性を考慮したものである。5.7L
V8エンジンは、かつてのクライスラーの半球型燃焼室を持つ「
Hemi」エンジンを改良した、新世代Hemiとよばれる、独特のエンジンとなり、このエンジン音を好む
ファンも多い。
2003年にはシリーズ最大の年間45万台を売り上げるが、ライバルであるフォードとGMの100万台には遠く及ばなかった。
2004年12月には
ディーゼル・
ハイブリッドエンジンを搭載したモデルを100台製造し、大半が製造前に売れたと発表した。しかしながら故障や問題が多発したためダッジは自社開発を断念し、
BMWと
GMとの共同開発をすることを選択した。また
2005年10月13日、米環境保護局(EPA)とエネルギー省が発表した
2006年型乗用車の燃費番付の調査結果では、同車の二輪駆動モデルが最下位となった。実
燃費は市街地走行モードで1リットル当たりわずか3.8キロである。また、2005年2月のシカゴ・モーターショーでは、後期型で投入された"ラム・キャブエクステンデット"が公開された。これはその名のとおりキャビン部分を延長したモデルで、最大6人が乗れる2列のシートはピックアップ史上最大級であった。
また同ダッジブランドのスーパー・スポーツ、「
ダッジ・バイパー」と同じ8.3リッター・500馬力の大型エンジンを搭載する「SRT-10」というグレードもある。ホイールは
ピレリの22インチタイヤが搭載されていた。このモデルは最高速度247.3 km/hをたたき出し、世界一速いピックアップトラックとして
ギネスブックにも載っている。
2005年に、フェイスリフトを受けた後期型モデルが登場。ヘッドライトの目がつり上がり、アグレッシブさが増した。また
2007年には、
2008年モデルの1500シリーズのフロントドア横のエンブレムが「RAM 1500」から「RAM」に変更されている。
モデル末期である
2007年には北米のピックアップトラック市場にフルモデルチェンジを受けて、よりラムに近い性格を持たされたトヨタ・タンドラが投入され、ダッジはラムの販売を維持するために2008年に第四世代の投入を発表した。
ピックアップトラックの人気が非常に高い
テキサス州向けには「ローンスター・エディション」と呼ばれる地域限定仕様があり、州内では人気が高い。
第四世代(2008年-)
デトロイトモーターショーで発表された第四世代のラムは 5.7 L HEMI V8 は 35hp のアップで 380hp になり(283kW)そのトルクは 404 ft?lbf (548 N?m)である。燃費も若干向上する模様。4.7 L PowerTech V8 は310hp (231kW)、 330 ft?lbf (447 N?m)、 3.7L PowerTech V6 は 215 hp (160 kW)、 235 ft?lbf (319 N?m)を発揮する。このモデルにおいて最大の変更点はリア
サスペンションのコイル化である。耐久性のために長年トラックのお決まりになっていた
リーフ式サスペンションから、ハンドリング性能の追求のために
5リンク式サスペンションに変更された。
2008年
9月25日に
テキサス州ダラスで開かれたイベントで、テキサス州限定で発売する「ローンスター・エディション」が発表された。 フォグライトや専用エンブレムや、2本出しマフラーなどが搭載される。
2009年モデルとして、2008年秋から発売されている。長年のライバルである
フォード・F-150も2009年モデルは全面改良されており、競争が激化するものと思われる。
トリビア
ライバルたちが
ディーゼルエンジンも
V8であったなか、長年にわたり、
カミンズの
直6ディーゼル搭載車をラインナップし続けていたため、トレーラーの牽引用に購入する場合、カミンズエンジンにこだわるファンも多い。
ダッジ・ラムは1994年にモーター・トレンド誌のトラック・オブ・ザ・イヤーを受賞している。そして、同車のヘヴィ・デューティというモデルは2003年に同じ賞を受賞している。
攻撃的で、押しの強いフロントマスクが特徴で、若者に人気がある。
関連項目
脚注
らむ