沖縄wikipedia検索はごーやーどっとネット検索

wikipedia検索
ホーム > wikipedia検索 > スペイン
wikipedia検索[スペイン]

スペイン

スペインエスパーニャ)は、ヨーロッパ南西部、イベリア半島の大部分を占める立憲君主制国家。首都はマドリード
ポルトガルイギリスジブラルタルフランスモロッコ(飛び地となっているセウタメリリャにおいて)、アンドラと接している。本土以外に、大西洋カナリア諸島や、北アフリカにセウタメリリャの2つの飛び地や、アルボラン海にあるアルボラン島を領有している。

国名

正式名称は特に定められていないが、1978年憲法ではスペイン語で、Españaエスパーニャ)、やEstado Españolエスタド・エスパニョル)などが用いられている。Reino de Españaレイノ・デ・エスパーニャ)も用いられる。日本語の表記はそれぞれ、スペインスペイン国スペイン王国。これは英語のSpainに基づく。漢字で西班牙と表記し、西と略す。ただし、江戸時代以前の日本においては、よりスペイン語の発音に近いイスパニアという呼称が用いられていた。
スペインは、国王元首とする王国であるが、1978年憲法では、それまでの憲法では明記されていた国号は特に定められていない。憲法で国号が定められなかったのは、君主制は維持するものの、その位置付けは象徴的な存在に変わり、国を動かすのは国民によって選ばれた議会が中心になることを明確化するためにとられた措置であった。しかし、慣例的に「スペイン王国」と呼称する場合も多い。

歴史

詳細は、スペインの歴史参照。歴代君主の一覧は、スペイン君主一覧を参照。

政治

政体は立憲君主制(議会君主制)。国王は国民統合の象徴と規定されている。かつてはフランコによる独裁政権だったが、現在は民主化されている。議会は2つあり、下院は定数350議席で4年ごとの直接選挙で選ばれ、上院は定数259議席で208議席が選挙によって選ばれ、残り51議席が地方自治体の代表で構成される。現在の与党はスペイン社会労働党で、国民党と共に2大政党制を構成する。その他には、カタルーニャやバスクをはじめ地域政党が存在する。

外交関係

1986年EU加盟以降、EUの一員として他のEU諸国との関係が密接になる一方、旧植民地であった中南米諸国との伝統的友好関係も非常に重要となっており、毎年スペイン・ポルトガルと中南米諸国の間で持ち回りで開催されるイベロアメリカ首脳会議にも参加しているが、中南米にスペイン企業が進出し過ぎていることから一部には、中南米に対するレコンキスタ(本来はイスラム教徒に征服された国土の回復運動だが、ここでは文字通り「再征服」)であるという批判もある。また、特に南部アンダルシア地方にイスラム文化の影響が非常に強く残っていることなどもあり、他のEU諸国と比べるとイスラム諸国との友好関係の構築に比較的積極的であるといえる。

地方行政区画

スペインは、17の自治州から構成される。また、各州は50の県に分かれる。
また、アフリカ沿岸にも5つの領土がある。セウタメリリャの諸都市は、都市と地域の中間的な規模の自治権を付与された都市として統治されている。チャファリナス島、ペニョン・デ・アルフチェマス島、ペニョン・デ・ベレス・デ・ラ・ゴメラ島は、スペインが直轄統治している。

地理

地形

スペイン本土は高原や山地(ピレネー山脈やシエラ・ネバダ山脈)に覆われている。高地からはいくつかの主要な河川(タホ川エブロ川ドゥエロ川グアディアナ川グアダルキビール川)が流れている。沖積平野は沿岸部に見られ、最大のものはアンダルシア州のグアダルキビール川の平野である。東部の海岸にも中規模な河川(セグラ川、フカール川、トゥリア川)による平野が見られる。
南部と東部は地中海に面し、バレアレス諸島が東部の海岸沖にある。北と西は大西洋に面し、北部で面している海域はカンタブリア海(ビスケー湾)と呼ばれる。カナリア諸島はアフリカ大陸の大西洋沖にある。
スペインが接する国境の長さは、アンドラ63.7km、フランス623km、ジブラルタル1.2km、ポルトガル1,214km、モロッコ6.3kmである。

主要都市

人口の多い上位10都市は次のとおり(2006年1月、スペイン統計局の2007年1月発表のデータによる)。
  1. マドリード - 3,128,600人
  2. バルセロナ - 1,605,602人
  3. バレンシア - 805,304人
  4. セビリア - 704,414人
  5. サラゴサ - 649,181人
  6. マラガ - 560,631人
  7. ムルシア - 416,996人
  8. ラス・パルマス・デ・グラン・カナリア - 377,056人
  9. パルマ・デ・マリョルカ - 375,048人
  10. ビルバオ - 354,145人
このほかに、歴史上有名な都市には、サンティアゴ・デ・コンポステーラバリャドリッドブルゴスコルドバグラナダトレドがある。

経済

1960年代以来、「スペインの年」と一部では呼ばれていた1992年頃までの高度成長期が過ぎ去り、低迷していたが、ヨーロッパの経済的な統合と、通貨のユーロへの切替えとともに経済的な発展が急速に進んでいる(2003年現在)。市場為替相場を基とした国内総生産は世界8位で カナダロシアを超えるがサミットには参加していない。企業は自動車会社のセアトペガソ、通信関連企業のテレフォニカ、アパレルのザラが有名。

鉱業

スペインの鉱業資源は種類に富む。著名なすべての鉱物が存在するとも言われる。しかしながら、鉱業の歴史が長く、21世紀に至ると採掘量は減少してきた。
有機鉱物資源では、世界の市場占有率の1.4%(2003年時点)を占める亜炭(1228万トン)が有力。品質の高い石炭(975万トン)、原油(32万トン)、天然ガス(22千兆ジュール)も採掘されている。主な炭鉱はアストゥリアスとカスティーリャ・イ・レオンにある。石炭の埋蔵量は5億トンであり、スペインで最も有力な鉱物である。
金属鉱物資源では、世界第4位(占有率9.8%)の水銀(150トン)のほか、2.1%の占有率のマグネシウム鉱(2.1万トン)の産出が目立つ。そのほか、金、銀、亜鉛、銅、鉛、わずかながらスズも対象となっている。鉱山はプレート境界に近い南部地中海岸のシエラネバダ山脈とシエラモリナ山脈に集中している。水銀はシエラモリナ山脈が伸びるカスティーリャ地方のシウダー・レアル県に分布する。アルマデン鉱山は2300年以上に渡って、スペインの水銀を支えてきた。鉄は北部バスク地方に分布する。ビルバオが著名。しかしながらスペイン全体の埋蔵量は600万トンを下回り、枯渇が近い。
その他の鉱物資源では、世界第10位(市場占有率1.5%)のカリ塩、イオウ(同1.1%)、塩(同1.5%)を産出する。

国民

ラテン系を中核とするスペイン人が多数を占める。一方で統一以前の地方意識が根強く、特にカタルーニャバスクなどの住人はスペイン人としてのアイデンティティを否定する傾向にあり、ガリシアカナリア諸島の住民もそれほど強硬ではないが地方民族としての意識を強く抱いている。また一般に「スペイン人」とされる旧カスティーリャ王国圏内の住民の間でも、イスラム文化の浸透程度や前身国家の存在などから、アラゴンアンダルシアの住人とその他のスペイン人とでは大きな違いがある。

言語

スペイン語(カスティーリャ語とも呼ばれる)が全国の公用語で、その他カタルーニャ語バスク語ガリシア語が地方公用語になっている。バスク語以外は全てラテン語に由来している、また、中南米等で話されているスペイン語は、1492年以降スペイン人征服者や入植者が持ち込んだものがその起源。中南米で話されるスペイン語とは若干の違いがあるが、当然相互に意思疎通は問題なく可能である。ローマ帝国の支配以前は、ケルト系の言語を話しており、ケルト系の遺跡が散在する。現在はケルト系の言葉はすたれている。
北スペインのフランス寄りに、バスク語を話すバスク人が暮らしている。バスク民族の文化や言葉は、他のヨーロッパと共通することがほとんどなく、どこからバスク人がやって来たのかが不思議とされる。このことが、バスク人がスペインからの独立を望む原因となっている。地域の学校ではバスク語が教えられているが、スペイン語との共通点はほとんどなく、学ぶのが困難とされている。

言語の一覧

現在、エスノローグはスペイン国内に以下の言語の存在を認めている。

宗教

カトリックが94%である。イベリア半島では近代に入って多様な宗教の公認とともに、隠れて暮らしていたユダヤ教徒が信仰を取り戻し始めている。戦争時など様々な折にスペインに「帰還」し、祖国のために闘ったセファルディムもいた。残りは、ムスリムなど。
なお、国民の大多数がカトリック教徒であるにも関わらず、近年ではローマ教皇庁が反対している避妊具の使用や同性婚を解禁するなど社会的には政教分離の思想が進んでいる点も特徴である。

教育

文化

サグラダ・ファミリア]] 情熱的で明るい、気さくなスペイン人という印象が強いが、これは南スペインの人々で、北側の人々は違った性格が強い。 数百年の歴史を持つ闘牛は世界中に知られている。南部のアンダルシア地方のジプシー系の人々から発祥したとされるフラメンコという踊りと歌でも有名である。

スポーツ

サッカーが最も盛ん。スペイン代表FIFAワールドカップに11回の出場を果たしている。98年のフランス大会予選のときに「無敵艦隊」と呼ばれ、以後そのように呼ばれる事もしばしばある。しかし今までの最高成績は4位であり、決勝に進出したことはない。一方欧州選手権では二度優勝の経験を有している。また、リーガ・エスパニョーラでのFCバルセロナレアル・マドリードのカードはエル・クラシコと呼ばれ、スペイン国内では視聴率50%を記録、全世界で約三億人が生放送で視聴するとも言われる。
加えて、近年はモータースポーツも人気を博しておりサッカーに次ぐ盛況ぶりである。ロードレース世界選手権(MotoGP)の視聴率は40%を超えることもしばしば。世界ラリー選手権ではカルロス・サインツがスペイン人初のワールドチャンピオンに輝いた。フォーミュラ1(F1)ではフェルナンド・アロンソが当時F1史上最年少世界王者に輝き、スペインのスポーツ選手人気ランキングでサッカー選手のラウル・ゴンサレスレアル・マドリード)を押さえ1位になるなど、その人気は過熱している。
自転車ロードレースも伝統的に盛んで、ツール・ド・フランス史上初の総合5連覇を達成したミゲル・インデュラインをはじめ、フェデリコ・バーモンテスルイス・オカーニャペドロ・デルガドオスカル・ペレイロアルベルト・コンタドールカルロス・サストレといった歴代ツール・ド・フランス総合優勝者を筆頭に(2006年、2007年、2008年と3年連続でスペイン人による総合優勝)、名選手を数多く輩出している。また、例年8月末から9月中旬まで開催されるブエルタ・ア・エスパーニャツール・ド・フランスジロ・デ・イタリアとともに、グランツール(三大ツール)と呼ばれる自転車競技の最高峰的存在である。
またテニスの水準も高く、近年注目のラファエル・ナダルをはじめファン・カルロス・フェレーロカルロス・モヤといった世界1位になったことのある選手等数多くの名選手を輩出し、男子の国別対抗戦であるデビスカップでも毎年好成績を収めている。
さらに、バスケットボールスペイン代表が2006年に世界選手権を制覇し注目を集めている。NBAで活躍する選手も2001-2002ルーキー・オブ・ザ・イヤーを受賞したパウ・ガソルホセ・カルデロンセルヒオ・ロドリゲスらがいる。
近年ではシンクロナイズドスイミングにおいて独特の表現力で世界的に注目を集めている。

食習慣

スペインでは日本と異なる時間帯に食事を摂り、一日に5回食事をすることで有名。
  1. デサユノ(Desayuno):朝食。起きがけに摂る食事。パンなどを食べる。
  2. メリエンダ・メディア・マニャーナ(Merienda media Mañana):朝の軽食。午前11時頃、サンドイッチ、タパス(おつまみ)などを食べる。
  3. アルムエルソ(Almuerzo):昼食。一日のメインの食事で、午後2時頃、フルコースを食べる。
  4. メリエンダ(Merienda):夕方の軽食。午後6時頃、タパス、おやつなどを食べる。
  5. セナ(Cena):夕食。午後9時頃、スープ、サラダなどを食べる。

アルコール類

スペイン料理

世界遺産

スペイン国内には、ユネスコ世界遺産一覧に登録された文化遺産が34件、自然遺産が2件、複合遺産が1件ある。さらにフランスとにまたがって1件の複合遺産が登録されている。詳細は、スペインの世界遺産を参照。

祝祭日

スペイン全国共通の祭日を以下に示す。

関連項目

外部リンク

*

出典:「フリー百科辞典ウィキペディア」(2009-01-01)
Text is available under GNU Free Documentation License.


Copyright© 2012 Goyah.net Inc. All Rights Reserved.