生涯
人物・作品
出自に関して、「私はどこに行っても歓迎されない。“
オーストリアにおける
ボヘミア人”(下記の生涯参照)、“
ドイツにおけるオーストリア人”、そして“世界における
ユダヤ人”だから」と述べたと伝えられる。
交響曲は大規模なものが多く、
声楽パートを伴うものが多いのが特徴である。第1番には、歌曲集『さすらう若人の歌』と『嘆きの歌』、第2番は歌曲集『少年の魔法の角笛』と『嘆きの歌』の素材が使用されている。第3番は『若き日の歌』から、第4番は歌詞が『少年の魔法の角笛』から音楽の素材は第3番から来ている。また、『嘆きの歌』は交響的であるが交響曲の記載がなく、『大地の歌』は大規模な管弦楽伴奏歌曲であるが、作曲者により交響曲と題されていても、出版されたスコアにはその記載がない。
歌曲も、管弦楽伴奏を伴うものが多いことが特徴となっているが、この作曲家においては交響曲と歌曲の境が余りはっきりしないのも特徴の一つである。ちなみに現代作曲家の
ルチアーノ・ベリオはピアノ伴奏のままの『若き日の歌』のオーケストレーション化を試みている。
多くの作品においては調性的統一よりも、曲の経過と共に調性を変化させて最終的に遠隔調へ至らせる手法(発展的調性または徘徊性調性:5番・7番・9番など)が見られる。また、晩年になるにつれ次第に
多調・
無調的要素が大きくなっていった。作品の演奏が頻繁に行われるようになったのは、「新ロマン主義」が流行した1970年代からであり、幸か不幸か前衛の停滞が彼の名声に大きく貢献した。
主要作品
交響曲・管弦楽曲
声楽曲
室内楽曲
-
ピアノ四重奏曲断章 イ短調
- ヴァイオリン・ソナタ(散逸)
- ピアノ五重奏曲第1番(散逸)
- ピアノ四重奏曲(第2番)(散逸)
- 夜想曲(散逸)
その他の作品
- 交響詩 葬礼(本来、交響曲第2番の第1楽章の草稿)
- スケルツォ(未完成)
- 花の章(本来、交響曲第1番の第2楽章の原型)
- 葬送行進曲の序奏付きのポルカ(最初の作品で、6歳の時に作曲。しかし散逸)
- ピアノ小品集(散逸)
- 劇付随音楽 ゼッキンゲンのラッパ吹き(散逸)
- へーラーの歌曲への前奏曲(作曲者により破棄)
歌劇
- いずれも完成されてはいない。
- 歌劇 アルゴー号の勇士たち(未完成、散逸)
- 歌劇 リーベツァール(未完成、散逸)
- 歌劇 シュヴァーベン公エルンスト(破棄)
編曲作品
- ウェーバー:歌劇「3人のピント」補筆
- ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調作品125「合唱付き」
- ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第11番「セリオーゾ」弦楽合奏版
- シューベルト:交響曲ハ長調D.944
- シューベルト:弦楽四重奏曲第14番「死と乙女」弦楽合奏版
- シューマン:交響曲全曲
- J. S. バッハ:管弦楽組曲
グスタフ・マーラーを扱った作品
外部リンク
出典:「フリー百科辞典ウィキペディア」(2009-01-01)