概要
アジアの定義をめぐる各種意見
「アジア」という言葉は元々ヨーロッパの東を意味する言葉であり、その範囲は近代ヨーロッパ諸国の勢力拡大に伴い徐々に広まってきた。そのため一般的には、地理的・人種的に厳密に分けられた呼称としては確立しておらず、使う立場によってその範囲はしばしば異なっている。国際機関においても、
IOCと
FIFAではアジアの範囲が異なっているように、厳密な定義として確立していない。
科学的な再定義の代表例
- ヒマラヤ山脈の東北側の東南アジア・東アジアを「東ユーラシア」として定義し、ヒマラヤ山脈の南西側のインド・アラブ地域を「西ユーラシア(ヨーロッパを含む)」として定義する学説。
- : プレートテクトニクスによれば、ヒマラヤ山脈を境界としてインドプレートとユーラシアプレートに分かれており、また人種的にも東南アジア・東アジアの諸民族はモンゴロイドであるのに対し、インド・アラブ地域の諸民族はコーカソイドであるため、科学的妥当性が高いといわれている。
- 上記の「西ユーラシア」を更に細分化し、インド亜大陸・アラブ地域をヨーロッパと切り離し「南ユーラシア」とし、「東ユーラシア(東南&東アジア)」・「南ユーラシア(インド・アラブ)」・「西ユーラシア(ヨーロッパ)」の三つに分ける考え方。
- : 文化的に、インド・アラブ地域とヨーロッパとの差は大きいため、その意味で妥当性が高いといわれている。
一般的に指すアジアの定義
アラブ諸国では東南アジア及び東アジア(トルコ人・アラブ人・インド人は、人種的には
コーカソイド《白人》である)。
日本では、しばしば
中近東が忘れ去られ、極端な場合には東南アジアも除いた
東アジアのみをさすこともある。
アジアの定義を巡っては、従来は
人種的・
民族的な観点を重視する立場から、アジアを近東・中東・南アジア・東南アジア・東アジアのように、より細分化する立場が強調されてきた。しかし、最近では経済的メリットおよび政治的安定性を重視する観点からアジアをより広く定義し(経済的には自由貿易の範囲が拡大し且つ人口が多い方がメリットがあり、政治的には「同じアジア人」というような連帯意識・仲間意識が有る方がその地域の政治が安定する)、中近東・インド亜大陸の諸国は当然のこととして、オセアニア諸国・ポリネシア諸国も含めアジアと定義する場合が増えてきた。
アジアの構成国・地域とその区分
以下は国連による区分である。これ以外にも区分方法は存在するが、便宜上これを用いる。
東アジア
東南アジア
南アジア
中央アジア
西アジア
政治
アジアではヨーロッパの
ヨーロッパ連合やアフリカの
アフリカ連合のようにほとんどの国が加盟している国際組織は存在しない。しかし、複数の国際組織が存在している。以下に主なものを示す。
地理
アジアは例えば
ケッペンの気候区分を用いれば、ほとんどの気候型が含まれるほど多様な地理条件が内包している。
経済
交通
住民
人種としては黄色人種と白色人種が多い。白色人種は西部に多く、黄色人種は東部に多いなどの特徴がある。民族としては様々な民族がアジアを構成している。
言語
様々な言語が使用されているが、主な言語は以下のようである。
宗教
アジアにおける宗教は主なものは以下の通りである。
<!-- == 文化 ==
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脚注
*
出典:「フリー百科辞典ウィキペディア」(2009-01-01)