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ならまち

奈良町(ならまち)とは奈良県奈良市の現市街地南に広がる伝統建築群地域である。江戸明治昭和前期の町屋が立ち並ぶ。

概要

元々は奈良の都・平城京の外京として多くの社寺が置かれたことに始まる。長岡京遷都後は衰退の時期もあったが、東大寺春日大社門前町としてしだいに活況を見せる。江戸時代に入り、現在世界遺産に登録されている元興寺境内に様々な産業(蚊帳布団醤油等)が発展し、江戸期を代表する商工業都市として町が形成された。奈良奉行による17世紀末の調査では、人口3万5,000人を数えている。
第二次世界大戦の空襲を免れたことにより戦後は奈良市旧市街地として栄え、1990年4月、奈良市より奈良市都市景観条例に基づき「奈良町都市景観形成地区」(面積約48.1ha)の指定を受ける。
20世紀後半には地域住民による町屋保存活動が活発化し、1984年には社団法人奈良まちづくりセンターを設立。町屋の原型を保ちつつ現代風に改装された飲食店や雑貨店、公共文化施設、社寺が町内各地に点在するようになり、奈良の新たな観光スポットとして各方面から注目を集め、細かく入り組んだ路地を歩きながら歴史的風情を楽しむ観光客で賑わっている。市民主体のまちづくりシンクタンク社団法人の設立は全国でも初めてのことで、各地のまちづくり運動の先鞭をつけた画期的な事例である。
なお、「奈良町」という行政地名はなく、地区の通称である。
江戸時代からこの地域の住民は早起きだといわれることがある。その理由は当時、家の前で神使とされているシカが死んでいる所を役人に見つかると罪となり、重罪または3の罰金となった。それ故、朝早く起きて役人が見回りに来る前にシカが家の前で死んでいないか確認するようになったという。また、その事柄から「早起きは三文の徳」ということわざが生まれたといわれている。

魅力的要素

奈良町の魅力は何世代にもわたる住民の生活習慣や文化的伝統が土地柄に染み込み、路地に息づく庶民的な暮らしが現在に継承されている。そのため心の奥底に響く味わい深い界隈が多数点在し、その精神が刻み込まれた古いものから感じる落ち着きを好むファン達の根強い人気を集めている。

主な施設

中将姫ゆかりの寺

周辺情報

交通アクセス

JR西日本奈良駅から東へ徒歩15〜20分
近鉄奈良駅から南へ徒歩10〜15分。
又は各奈良駅より市内循環バス「田中町」か「北京終町」下車北へ。

関連項目

外部リンク


出典:「フリー百科辞典ウィキペディア」(2009-01-01)
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