あらすじ
中学三年生の北沢良一は同年代の自殺した少年について考えるなど人生に厭世観を持っていた。そんな時、同学年の野球部のエースである羽根木徹也を通じて、
癌で入院中の上原直美を知る。直美は自分のおかれた境遇にもめげずに懸命に生きようとする。直美や徹也に会う事によって良一の人生観が変わっていく。
登場人物
カッコ内は映画版で対象の役を演じたキャスト名。
- 北沢良一(大地泰仁)
- 本小説の主人公。ピアノのレッスンに通う日課を持つ。自殺について考えている。
- 羽根木徹也(谷口秀哉)
- 主人公の同学年で人気者。野球部ではエースで四番。
- 上原直美(岡本綾)
- 徹也の幼なじみ。名門女子校に籍を置くが、現在は入院中。徹也に連れられてお見舞いに来た主人公に恋心を抱く。
- 東山(森本匠)
- 主人公のクラスメートで野球部員。俊足好守好打、さらに勉強でも秀才と非の打ち所が無い。
- 船橋(日高慎也)
- 主人公のクラスメートで野球部員でキャッチャー。通称・番長。
- 宮田先生
- 主人公の学校の音楽教師。主人公が中学二年の時の担任でもある。
- 直美の母(鹿沼えり)
- 上原直美の母。ドラマ版での名前は上原美子。
- 上原清直(岸部一徳)
- 上原直美の父。
- 良一の母(竹下景子)
- 主人公の母。ピアノの講師をしている。主人公とピアノに対する考え方が違う。ドラマ版での名前は北沢正子。
- 北沢孝輔
- 主人公の弟。主人公の一つ年下。私立中学に通っている。成績優秀。マーラーが好き。
- 良一の父(古尾谷雅人)
- 主人公の父。出版社を経営しゴーストライターの仕事をしている。滅多に家に帰ってこない。主人公が幼い頃は仲が良かった。ドラマ版での名前は北沢良輔。
が、こととの関係は、特に明らかになっていない。
書誌情報
- 単行本
- (河出書房新社、1990年) ISBN 4-309-00600-0
- 文庫本
- (集英社文庫、1991年) ISBN 4-08-749757-7
- (河出文庫、1994年) ISBN 4-309-40413-8
映画版 スタッフ
- 監督/脚本 - 鹿島勤
- 題字 - 三田誠広
- 音楽 - 梅林茂
- プロデューサー - 山本勉
- 製作 - トライアーツ
- 配給 - シネカノン
映画版 ロケ地について
映画では
山口県岩国市を舞台にしているが、市民病院や駅の位置など実際とは違う。地名・学校は実名が出ているものもある。しかし、セリフは全て標準語である。
出典:「フリー百科辞典ウィキペディア」(2009-01-01)