ふつだみ｜沖縄心霊スポット

興信所に務める岡崎さんはある仕事を任された。依頼人はIさんという方。
Iさんの姉の店というスナックで打ち合わせをする事になった。 どういう依頼かというと。
新月の夜に、“あるもの”をIさんの実家から持って行き、 とある場所に埋めるだけだという。
ものの中身の質問はなし、ただし誰かに見られたら困るので、 一人は見張り役を置き、実行は岡崎さん。
Iさんは、「他言無用でお願いします」と言った。

～続き～

岡崎さんが、どれぐらいの大きさなんですか？と聞くと。 30センチぐらいのもので軽い、と答える。
爆薬とか麻薬とか、取引みたいな事じゃないですよね？とまた聞くと。 そういうものではない、ただ埋めればイイ。とだけ答えた。

当日、Iさんの実家で風呂敷に包まれた棒みたいなものを渡された。
触った感じはどうみても人間の骨。 それを見張り役の社長に言うと、「そうかもな」と答えた。
なにか知ってるんですか？と聞いても。 「たぶん“ふつだみ”だ。終わったら話す」 と、社長は教えてくれなかった。

そして目的地である、南部の川の近くの墓がある場所に車を停めた。 社長が埋める場所まで案内してくれたのだが、 墓と墓の間、しかもよく見ると小さい墓がある。
岡崎さんは怖くなってきたが、とりあえず埋めることにした。 作業が終わって振り向くと、社長が居ない。どこにも居ない。
慌てて車に戻るとエンジンが掛かっており、中には社長が居た。
社長は岡崎さんを見つけると物凄いびっくりした顔で、 「なにしてるんだ岡崎！早く乗れ！」と叫んだ。
慌てて車に乗り込み、どうしたんですかと聞こうとしたら、 いきなり車を発進させた。

※このお話しの全容は掲載出来ないため、ここまでとなります。誠に申し訳ございません。
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