普天満宮

普天満宮

普天満宮の基本情報

所在地
宜野湾市 普天間 1-27-10
電話番号
098-892-3344
推奨時間
10:00~17:00
料金
URL
HPを見る
駐車場
あり(三が日は駐車不可 臨時駐車場あり)
備考
別称 「普天満権現」 琉球八社の一つ

御由緒

御由緒

 創建については往昔、普天満宮の洞窟(普天満宮洞穴)に 琉球古神道を祀ったことに始まり、尚金福王から尚泰久王の時代 (一四五〇~六〇年)に熊野権現を合祀したと伝えられている。 現存する古い記録には『普天満権現碑』(一五九〇年)があり、 『琉球神道記』(一六〇五年)や『琉球国由来記』(一七一三年)、 『琉球国旧記』(一七三一年)にも普天満宮関係が記載されている。 尚、普天満宮は熊野那智(飛瀧)に見立てて信仰されていたようである。

 縁起伝承には首里桃原に出現した女神が普天満の洞窟に籠られたという伝承。 その後、洞窟より仙人が現れ「我は熊野権現なり」と御神威を示さしたという伝承があり、 又、中城間切安谷屋村(現北中城村)の百姓夫婦や美里間切東恩納村の「当ノ屋(屋号)」 に黄金(神徳)を授け苦難を救ったという伝承があり、「当ノ屋」ではそのお礼参りが続いている。 旧暦九月は普天満参詣と言って、かつては中山王はじめノロ、一般の人々が各地より参集し拝礼の誠を捧げた。

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 戦時中(昭和二〇年)には、当時の社掌が御神体を奉持して糸満へ避難した。 戦後は、具志川村(現うるま市)に仮宮を造り、その後、普天間の境内地が 米軍より解放され、昭和二四年に元の本殿へ還座した。
 昭和四十三年、洞穴の手前に本殿が竣工。 昭和四十七年には、本土復帰に伴い宗教法人格を取得すると同時に、神社本庁と秘包括関係を結ぶ。 同年、祖霊社・儀式殿・神楽殿兼参集殿の造営が竣工した。
 旧社殿の老朽化と白蟻の被害に伴い、 平成十七年、本殿・拝殿・儀式殿・参集殿を竣工。

御神徳・御祭神

[御神徳]
御神威は古今を通して高く、又沖縄県中部最大の聖地として参詣者も多い。
普天満宮は、縁起に示されるように、航海安全、豊漁、五穀豊穣の神様として、 又身近には、交通安全、縁結び、安産、初宮参り、近年は建築関係諸祈願、 商売繁盛、学業成就祈願など、結び(諸願成就)の神様として信仰されている。

御神徳・御祭神
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[御祭神]
<熊野権現>
・伊弉冉尊(いざなみのみこと)
・速玉男命(はやたまをのみこと)
・事解男命(ことさかをのみこと)
・天照大御神(あまてらすおほみかみ)
・家都御子神(けつみこのかみ)
<琉球古神道神>
・日の神
・竜宮神(ニライカナイ神)
・普天満女神(グジー神)
・天神
・地神
・海神

普天満洞穴(市指定文化財「名勝」)

 洞穴は、琉球石灰岩層で形成された全長二八〇メートル、洞口が二か所、大きな広場が三か所あり、入口付近の洞壁には連続して三つの細長い溝のようなものが見られる。
これが「洞穴ノッチ」といい、過去の水流の痕跡を示している。
洞穴の形成規模等からして、地域の地形地史を知るうえでも大変貴重なものである。

 洞穴は、琉球石灰岩層で形成された全長二八〇メートル、洞口が二か所、大きな広場が三か所あり、入口付近の洞壁には連続して三つの細長い溝のようなものが見られる。<br />
これが「洞穴ノッチ」といい、過去の水流の痕跡を示している。<br />
洞穴の形成規模等からして、地域の地形地史を知るうえでも大変貴重なものである。<br />

 洞窟内及び、東洞口付近は遺跡となっており、沖縄貝塚時代前期後半以後 (約三千年前)の遺物が多数発掘されている。
 又、約二万年前の琉球鹿、琉球昔キョン、イノシシなどの化石も発見され、 さらには土器も発見されていた。
「普天満洞穴」は平成三年八月一日付けで、宜野湾市文化財「名勝」に指定される。

普天満宮仙人・普天満女神の由来

 昔、中城間切安谷屋村に夫婦が住んでいた。貧乏ではあったが、 仲良く真面目に暮らしていた。
 ある年の事、作物が取れず年貢も納めることが出来なかった。 そこで、妻は首里の殿内奉公に行くことになった。自身の髢を売り、供えの品を買い、毎夜普天満へお祈りをすること三、四年欠かさず通っていた。
 ある九月の夜、いつものように普天満へ行くと、一人の老人に会った。
老人は「大切な品を持っているが用を足して来る間、ちょっと預かってはくれないか。」 と話かけてきた。だが、老人はいくら待っても戻らず、しかたなく首里へ戻った。 その後も品を返そうと老人に会った場所へ行くが一度も姿を現さなかった。
 妻は、老人に会わせてくれるよう祈り始めると、ある晩に夢へその老人が現れこう言った。 「吾は熊野権現なり、汝等は善にしてその品を授けるものなり。」
毎晩、同じ夢を見るので品の包みを開けてみると、「黄金」が入っていた。 夫婦は驚き、神の恵みに深く感謝し、恩返しに石の厨子を造り石造三体(権現)を安置した。 その家は富貴となり、秘していたがいつか知れ渡り、以来人々から広く信仰されるようになった。

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 昔、首里の桃原という所に、美しい乙女が住んでいた。
いつも家にこもりきりで機織りにせいをだし、外出もせず他人には決してその美しい顔を見せなかった。
そして、気品に満ちた容姿が評判になり、首里はもとより、島の津々浦々まで噂となっていた。だが、不思議なことに乙女を見た人はいなかった。
 数日前、父と兄を乗せた船が出港していた。ある夕方、夢で荒波にもまれた父と兄が、目の前で溺れそうになっている情景を見た。乙女は驚き、父と兄を必死で助けようとしたが、片手で兄を抱き、父の方へ手を伸ばした瞬間、部屋に入ってきた母にわが名を呼ばれてハっと我に返った乙女は、父を掴んでいた手を思わず話してしまった。幾日か過ぎ、遭難の悲報とともに兄は奇跡的に生還したが、父はとうとう還ってこなかった。
 妹が嫁ぎ、その夫が乙女を一目見たいと頼んだ。しかたなく、「姉様の部屋に行って挨拶をしますから、そのときに何気なく覗きなさい。決して中には入ってはいけませんよ。」と答えた。
 乙女はいつものように機織りの支度をしていたが、妹の声に振り向いた乙女は、障子の陰から妹の夫が覗いているのを見つけた。その途端に乙女は逃げるように家を飛出だした。
 末吉の森を抜け、山を越え、飛ぶように普天満の丘に向う乙女に、風は舞い樹々はざわめき、乙女の踏んだ草はひら草(オオバコ)になってなびき伏した。
 乙女は次第に清らかな神々しい姿に変わり、普天間の鍾乳洞に吸いこまれるように入って行った。そして、もう再び乙女の姿を見た人はなく、現身の姿を消した乙女は、普天満宮の永遠の女神となられたのである。

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