沖縄の野菜

沖縄島とうがらし・コーレグースは「丸金コーレー」
沖縄の野菜(島ヤーセー)
沖縄の市場に並ぶ野菜は、ビタミンを豊富に含んだ緑黄色野菜が多いのが大きな特徴で、それらはガンの発生を抑制し、体の調子を整え、成人病をも予防するといわれている優れものたちばかりです。
それでは、サンサンと降り注ぐ南国の太陽を浴びて育った元気な元気な野菜たちを紹介しましょう。

沖縄の元気な野菜たち

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野菜の種類

ごーやー(にがうり) 最近、沖縄の野菜で何と言ってもイチバン知られているのがこのゴーヤーでしょう。アデニンやシトルリンなどの成分は体の整腸作用を発揮し、ビタミンCなどの供給源として体を冷やす効果や食欲増進効果があることから夏バテ防止にうってつけの夏野菜の王様なのです。
また、加熱してもあまり壊れないビタミンCを持つことで、栄養学的にみてもやはり優秀野菜といっても過言ではないようです。
なーべーらー(へちま) ゴーヤーと並んでこれも夏野菜の定番で、本土のヘチマのように大きくはなく、開花してから2〜3週間でできる若い細い実を野菜として使用します。ナスのみそ煮に近い味わいがあり、水分が多くゆるやかな粘りがあるのでンブシー(炒め煮)やみそ煮などでいただく事が定番となっています。
紅いも 17世紀の初め野国総官が福建省から最初に苗を持ち帰ったのがきっかけでその後、薩摩を通じて全国に広まりました。それまで(太平洋戦争以前)の庶民の食事は米も口にすることさえ出来ないほどとても粗末なもので、イモが入って来てからはそれが主食となり庶民を飢えから救ったとされます。なかでもこの紅いもはサツマイモに比べ食物繊維とカリウムが多く、いろいろな菓子類の他に麺類やドリンク類などにも使用されています。また、赤い色素はポリフェノールで抗酸化作用に優れ、老化、心臓病、脳卒中などを予防します。
ターウム(田いも) 水田で栽培される里芋の一種で、南方から伝わったかなり古い作物です。繁殖力が旺盛であることから、子孫繁栄の縁起ものとして祝膳料理や行事料理によくから揚げ、でんがく、甘辛煮で登場し、若い葉柄や茎(ずいき)はムジの汁で美味しく料理されます。
ラッチョウ(しまらっきょう) 本土のらっきょうよりネギやエシャロットに近く、独特の香りと辛みと旨み、それにシャキシャキした食感がクセになるくらいとても魅力的な食材です。さらに、血液の流れをサラサラにし、抗菌作用や解毒作用もあるといわれるこれもまた優秀野菜のひとつです。沖縄の自然の塩で漬けて良し、かるく炒めても良し、天ぷらで揚げてももちろん美味しい野菜です。
パパヤー(青パパイヤ) 沖縄でいうパパヤーは青色でほとんどが野菜として使用され、今でも民家の庭先でよく見かけることが出来ます。昔から産前産後の女性には乳の出が良くなると言われパパヤー入りの肉汁を勧めたものです。また、パパインという酵素が含まれ、たんぱく質、糖分、脂肪を分解し、さらに抗菌作用や糖尿病の予防に良いとされ最近ではこの健康野菜が注目されております。
ウンチェー(空心菜) 台湾や中国では空心菜とも言われ、茎の直径が1cm前後の空洞になっていますがこれがとてもイイ歯応えをかもし出すのです。カルシウム、鉄分、ビタミンA、B1、B2、Cが豊富に含まれ、夏場のほうれん草のない時期の代役を見事に果たしてくれます。ちょっと多目の油で魚・肉類といっしょに炒めるのがイチバン良いでしょう。
フーチバー(よもぎ) 沖縄産のフーチバーは、ヤファラジューシー(雑炊)やクファジューシー(炊き込みご飯)などの食用としてはもちろん、独特の香りが高いことからヤギ汁などの臭み消しに香草としても使用され、また昔から腹痛、解熱、高血圧などに絞り汁を服用させたり、切り傷に葉っぱを揉んで当てたり薬用としても活躍して来ました。タンパク質や食物繊維、カルシウム、カリウム、鉄分、ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンCが豊富な沖縄の健康野菜のリーダー的存在です。
ンジャナ(苦菜) 琉球王朝時代のころから海岸近くの岩場に自生しているンジャナを食用としてきた先人は、さらに滋養食や薬用として煎じ汁、肉汁、魚汁に用いたりもして来ました。名前の通り苦い菜っ葉ですがカロチン、カルシウム、ビタミンA、Cを多く含み、細かく刻んで豆腐とピーナッツバターで和えたりまた、苦みを抑えたい時はサラダにしてドレッシングオイルを用いると苦みが和らぎます。
ンスナバー(ふだんそう) 南ヨーロッパ原産で長さ70〜80cmほどにもなる大きな葉と茎はアクが強いので茹でてから、サバの水煮缶詰といっしょにンブシー(炒め煮)など にします。カルシウム、鉄分、ビタミンAやBが豊富で、茎を炒めるとセロリに似た食感がま楽しめます。
クヮンソウ 比較的にクセのない野菜でどんな調理法にも合います。白い部分がやわらかくて美味しく、おひたしにしても良いでしょう。また最近、不眠症に効く薬草の一種として発表され、これを食べることで、熟睡時間が通常の1・5倍になることを上江洲栄子琉大教授(健康栄養学)がマウスを使った実験で確認した。経験的に伝えられた「眠れない時はクヮンソウ」という庶民の知恵を初めて科学的に証明した。
ハンダマ(スイゼンジナ) 葉の裏面が赤紫色をしているのが特徴で、茹でるとぬめりが出てきます。
チョーメーグサ(さくな) ビタミンCやカロチンが豊富で、サラダや付け合わせにすると良いでしょう。

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