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2013-07-15

在日米国海兵隊報道部

沖縄角力大会でアメリカ人が力試し

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沖縄角力大会でアメリカ人が力試し
【沖縄県名護市辺野古】お互いの帯をつかみ合い、落ち着き払って集中する。勝負は一瞬で決まるので、砂が宙に舞・・・

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【沖縄県名護市辺野古】 お互いの帯をつかみ合い、落ち着き払って集中する。勝負は一瞬で決まるので、砂が宙に舞うと同時に観衆の声援が飛び交う。

勝者が地面から身を起こし、手を貸して対戦相手を起き上がらせる。お互いに試合後の礼をし、土俵のそばに戻って次の対戦を待つ間、観衆は引き続き声援を送る。

これが沖縄流の相撲、角力(シマ)の典型であり、大きな力士が登場する日本の伝統的な大相撲とは違い、沖縄角力では体重別に対戦します。

在沖米海兵隊施設キャンプ・シュワブの隊員とその家族は、6月22日に辺野古の海岸に設置された特設会場で行われた辺野古沖縄角力大会に参加しました。

辺野古青年会が主催するこの角力大会は、これまでの50年間毎年開催されて来ました。

伊波文雄キャンプ・シュワブ基地渉外官は、「沖縄角力は、レスリングと沖縄の組手を混ぜ合わせたようなものです。沖縄角力は柔道着に赤か白の帯を締めて戦います。以前は海辺で練習をしていましたが、現在では、多くの大会が土俵で行われます」と説明しています。

帯を掴んでいる手を離したり、打撃を使わずに対戦相手の背中を土俵につけた方が勝となります。

徳田真一辺野古青年会長は、「経験のある選手は、力強さと相手のバランスを崩すことを重点に取り組みます」と語っています。

海兵隊員とその家族は、角力大会の子供角力、友好角力、挑戦角力、勝ち抜き戦の全てのカテゴリーに招かれました。

海兵隊員の息子で10歳のプレストン・フィンダース君は、「楽しかったけど大変でした」と話し、自身が出場した部門で4位に入賞しました。

11歳以上の部門に進むと、技が力を上回り始め、大会史上初めてアメリカ児童が1位と2位を勝ち取りました。

海兵隊員の息子で13歳のライリー・インズ君が優勝し、プレストン君の兄で14歳のタイラー・フィンダース君が2位に輝きました。

インズ君は、「対戦相手の中にはすごくうまい人もいたので、勝ってほんとうに嬉しいです」と述べています。

挑戦角力では、観客の誰もが誰とでも角力を取ることが可能で、相手が承諾すると、遊びで一勝負することができます。

2試合で2勝した弾薬技術兵のダニエル・アウルド一等兵は、「角力大会に出場し、異文化体験ができたのは非常に良かったです。楽しかったので、今後もより多くのイベントに参加できればと思っています」と話しています。

弾薬技術兵のガブリエル・フェニモア一等兵は、「キャンプ・シュワブに所属する海兵隊員7名と軍属1名を含む22名が勝ち抜き戦に出場しました。アメリカ人参加者は誰も勝ち残ることが出来ませんでしたが、全員が角力大会から何かを得ることができました」と説明。

さらに、「地元の人たちの伝統に関わることができて良かったです。地元の人たちにとっては非常に大切なことで、彼らは沖縄角力を真剣に受け止めています。素晴らしいスポーツマンシップで、彼らの習慣を紹介してもらえるうってつけの方法ですね」と語っています。

角力大会が終わると、徳田会長は観衆に辺野古住民とキャンプ・シュワブの海兵隊員やその家族との間に良好関係を築くことの大切さを伝えました。

徳田会長は、「角力大会を開催するに当たり、特にキャンプ・シュワブの海兵隊員の参加を大変喜ばしく思っています。私たちが主催するイベントに来てくれるのは、いつでも嬉しいです。私たちがいつでも歓迎しているということを知ってもらえるといいですね」と話しました。


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