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　ＪＡおきなわ（大城勉理事長）は１２日、浦添市の県中央卸売市場で、熟した生食用の「フルーツシークヮーサー」の旬入りを宣言した。ＪＡおきなわ北部地区シークヮーサー生産部会の具志堅勝部会長が「県内外へシークヮーサーの生果の魅力を発信し、消費拡大に努めたい」とＰＲ。同日の初競りは１キロ当たり６００円で取引され、前期平均価格の約２・２倍のご祝儀相場となった。

　フルーツシークヮーサーは１２月中旬から翌年２月中旬までが収穫シーズンで、熟した黄金色と甘酸っぱい風味が特徴。ＪＡおきなわは、出荷量増加のため、認知度向上に取り組んでいる。今期の出荷量は、前期実績より３１トン多い５５トンを見込んでいる。

　会場にはＪＡおきなわや仲買人など市場関係者ら約４０人が集まった。試食会では採れたてのみずみずしいフルーツシークヮーサーが振る舞われ、仲買人からは「甘くておいしい」との声が挙がった。