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似顔絵看板、街の顔に 浦添・屋富祖通り会

似顔絵看板、街の顔に 浦添・屋富祖通り会
 【浦添】商店街を元気にしようと、屋富祖通り会(真栄田健作会長)の14店舗の入り口に、店主の似顔絵看板(縦約25センチ×横約20センチ)が設置された。似顔絵を描いたのは美術好きの仲西中2、3年生計9人。「屋富祖通り顔プロジェクト」と題し、浦添市の助成金約17万円で実現した。

 顔プロジェクトは、通り会の崎濱美和さん(66)が発案。娘の由衣さんが約2年前、理髪店「マサの店」を営む夫の秀正さんの似顔絵看板を店先に立てて評判になったことから、屋富祖通り全体の集客につながるのではないかと企画した。

 関わった仲西中の上地彩夏さん(14)は、原点となった秀正さんの看板を見て「うわっ、超似てる! 具志堅用高みたい」。プロジェクト仲間とともに4月30日、完成した看板を見て回った。

 絵画生徒募集中の「アトリエ絆」には松田利男さん(72)の似顔絵。松田さんは、担当した宇良春花さん(15)と対面し「定年してからずっと絵を描いてるんだけど、描いてもらうっていうのはうれしいね」とほほ笑んだ。

 「新生堂時計めがね店」店主の西剛志さん(53)は、軒先を見やって「似てると思いますねえ」。唇が濃いピンク色に描かれているが、口紅を塗る習慣はない。「だって、先生が色濃ゆくでって言ったから」とこぼす新里日菜さん(15)の横で西さんもほほ笑んだ。

 賀数まりさん(14)は、八百屋「やおいち」に大根を持ってウインクするおかみさんの看板を掲げた。ニットキャップをかぶった「上原鮮魚店」の息子さん、「宮城商店」の柔和なおばあちゃん−。各店舗の看板に人柄がにじみ出る。

 今後、通り会は新たな会員を募って似顔絵看板を増やしていく予定だ。
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