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台風8号:県営団地の外壁が崩れる 宮古島、生活ストップ

地域・社会 2018-07-11 05:55:00

台風8号:県営団地の外壁が崩れる 宮古島、生活ストップ
 非常に強い台風8号が直撃した沖縄県の宮古島地方は、宮古空港や平良港を使用する空・海の便が全て欠航、小中高校は臨時休校、スーパーやコンビニも臨時休業し、住民生活がストップした。

 宮古島市が市内9カ所に設置した避難所には午後11時現在、4847世帯6463人が避難した。風力発電機や電柱が折れるなどの甚大な被害が出た2003年の台風14号に匹敵する最大瞬間風速70メートルと予想されたことから、避難者は「大きな被害にならないで」と不安な夜を過ごした。

 市平良下里の県営平良南団地では建物の外壁が崩れ、道路に散乱した。団地に住む男性(32)は「激しい風雨の中でダーンという音が連続した。去年も壁が崩落したので直したばかりだったのに」と被害が拡大しないことを願った。

 平良庁舎には避難所で最も多い23世帯25人が避難した。昨年11月に神奈川県から移住した伊藤隆也さん(28)=市平良東仲宗根=は「こんなに風がすごいとは思っていなかった。家にいると心細いので多くの人がいるここなら安心」と胸をなで下ろした。

 城辺庁舎に避難した砂川照子さん(85)=市城辺比嘉=は「いくら戸締まりしても雨戸が飛ぶかもしれない。前(2003年)の台風のようになったら大変だ」と不安を口にした。

 別の女性(82)=市城辺西里添=は「15年前は電柱も全部倒れて、停電が続き大変だった。台風がなければ平和な島なのに」と話した。

 多良間村では5世帯8人が避難した。
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