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　「優作は地元のヒーローだ」。ツアー史上初めて現職の選手会長で賞金王に輝いた宮里優作選手の地元・東村平良では３日、約２０人が公民館で祝杯を挙げた。

　宮里選手は１０月のツアーワールド・カップで、ツアー史上初となる４日間ボギーなしを達成。池原太区長（４１）は「今年の優作は安定していたから、賞金王になると思っていた」と話す。「引退した妹の藍ちゃんの分まで頑張ってプレーしているように見えた」と感激した様子だった。

　宮里選手と少年野球で一緒だった比嘉高志さん（４２）は「村を盛り上げるのはやっぱり宮里きょうだい。初優勝した場所で賞金王に輝くのはすごい」。石原義雄さん（６３）も「来年もこの勢いで男子ゴルフ界を引っ張ってほしい」と期待した。

　ＮＡＨＡマラソン会場でも喜びの声が広がった。藍さんの大ファンという浦添市の泉川寛斉さん（５７）は、朝刊で「賞金王へ猛烈チャージ」との記事を読み、「俺も頑張ろう。絶対に完走する」と決意。制限時間ぎりぎりで完走した。「完走もうれしいが、優作選手の賞金王もうれしい」と声を弾ませた。

　ゴルフが趣味の根間千恵さん（５３）＝那覇市＝は「やったー」と喜んだ。「宮里きょうだいが活躍してくれてうれしい。マラソンの疲れも吹き飛んだ」と語った。