マングースは、ネコ目(食肉目) マングース科に属する動物の総称である。体長は23〜65cm、長い胴体と長い尾、短い脚が特徴で、体色は灰色または褐色である。アジア、アフリカ、西南ヨーロッパ、マダガスカル島などに生息している。「ネコイタチ」の異称がある。かつてはジャコウネコ科に分類されていた。
食性は多様で、昆虫から爬虫類などの小動物、ウサギ程度の大きさまでの哺乳類、鳥類やその卵、果実などを食べる。ヘビ毒に免疫をもっているわけではないのだが、猛毒をもつヘビに対しても果敢に攻撃を仕掛け、捕食してしまう種もいる。ネズミやヘビを駆除することを目的として世界各地に移入されているが、むしろニワトリなどが食害を受けたり、固有種である小動物の生息が脅かされるなどの問題が生じている。このためアメリカ合衆国では、マングースの輸入を禁じている。
マングースは数十匹単位の群れを構成する。
この群れは非常に高度な組織化がなされており、一部のイヌに見られる「猟の間の子守役」「子供の教師役(通常雄がなり、マンツーマンで対応する)」など役割分担も存在する。
また非常に知能も高く、卵を石にぶつけて割るなどの行動も観察されている。
日本に於いてはエジプトマングース属のジャワマングースがハブ対策として沖縄島、奄美大島に放獣され定住している。しかし野生の状態では好んでハブと戦うことはなかったうえ、絶滅危惧種を捕食する等、生態系に悪影響を与えていると危惧され、駆除が進められている。
分類
マングース科には18属39種が含まれる。多くの種が夜行性で地上で生活しているが、樹上や沼沢地に生息する種もいる。
Atilax属
Atilax paludinosus ヌママングース
Bdeogale属
Bdeogale crassicauda フサオマングース
Bdeogale jacksoni ジャクソンマングース
Bdeogale nigripes クロアシマングース
Crossarchus属
Crossarchus alexandri アレキサンダークシマンセ
Crossarchus ansorgei アンゴラクシマンセ
Crossarchus obscurus クシマンセ
Crossarchus platycephalus ベニンクシマンセ
Cynictis属
Cynictis penicillata キイロマングース
Dologale属
Dologale dybowskii プゥサルグマングース
Galerella属
Galerella flavescens Black Slender Mongoose
Galerella pulverulenta Cape Grey Mongoose
Galerella sanguinea Slender Mongoose
Galerella swalius Namaqua Slender Mongoose
Helogale属
Helogale hirtula ヒガシコビトマングース
Helogale parvula コビトマングース
エジプトマングース属 Herpestes
Herpestes brachyurus チビオマングース
Herpestes edwardsii ハイイロマングース
Herpestes fuscus インドトビイロマングース
Herpestes ichneumon エジプトマングース
Herpestes javanicus or
Herpestes auropunctatus ジャワマングース Small Asian mongoose
Herpestes naso ハナナガマングース
Herpestes palustris Bengal Mongoose
Herpestes semitorquatus クビワマングース
Herpestes smithii アカマングース
Herpestes urva カニクイマングース
Herpestes vitticollis クロスジマングース
Ichneumia属
Ichneumia albicauda シロオマングース
Liberiictus属
Liberiictis kuhni リベリアマングース
Mungos属
Mungos gambianus ガンビアマングース
Mungos mungo シママングース
Mungotictis属
Mungotictis decemlineata ホソスジマングース
Paracynictis属
Paracynictis selousi セラスマングース
Rhynchogale属
Rhynchogale melleri メラーマングース
スリカータ属 Suricata
Suricata suricatta ミーアキャット(スリカータ)
関連項目
ネコ目
まんくうす
出典:「フリー百科辞典ウィキペディア」(2009-01-01)
Text is available under GNU Free Documentation License.
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