
おでん東大入り口
|
おでん東大
私が取り上げるのは普通、ガイドブックなどには載っていないのを常とするのだが、今回は第一回目ということもあり、まあ有名どころで栄町の「おでん東大」を取り上げてみたい。栄町は那覇市のモノレール・安里駅の東側に位置する、市場や飲食店街があるところといえば説明は要らないでしょう。
栄町の名称は戦後、一旗上げたくて移り住んだ人たちが名付けたという。かつては料亭なども数件有り、今よりも規模の大きい飲食店街であった。そこの中心地というのが通称・栄町ロータリーとよばれる十字路で、そのロータリーのすぐ側に「おでん東大」はある。
私はかれこれ25年以上も前から東大のおでんのファンで、20代前半よくあのあたりを闊歩して飲み歩いていた。
その頃はもう少し奥まったところにあって、今の店よりも規模は小さかった。カウンターの中におばあさんが三人いて、おでんや酒を一生懸命お客の注いでいた。その計算の仕方が変わっていて、何かを注文するたびにマッチ棒手前に置いて、勘定するときにマッチ棒を数えて、いくらですとしていた。
安くでたくさん飲めてたくさん食べれるとこは今でも変わらない。おばあさん三人ともヤンバルは大宜味の出身ということで、お客の大半が何だか革新系の人たちのようであった。自民党を褒めるような話をすると、マッチ棒が2倍にも3倍にも増えたりしたものだった。恐ろしき哉!革新三婆。であった。
三婆のなかでも背の高いオーナーが昔、東京の東大の赤門の向かいでカフェの女給をしていて、沖縄に帰りおでん屋を始めて「東大」と命名したとあの頃聞いた記憶がある。
現在は三代目で、昔からある「ミミガー」の味は今も変わらぬ美味しさ提供してくれる。そのミミガーと一緒に出てくるマメ(腎臓)は私の25年以上の好物である。そして圧巻は何と言っても「焼きてびち」である。そのメニューはかつては無かったと思うが、一度食べたら止められない一品だ!
|